作品一覧

  • 「バカな」と「なるほど」 経営成功の決め手!
    3.8
    1巻1,400円 (税込)
    『ストーリーとしての競争戦略』著者の楠木建氏が、自著の中で「僕の思考にある日突然、何の前振りもなく絶大な影響を与えた一冊」と絶賛。しかし、1988年発刊ですでに絶版になっていたため、入手するのが難しかった“経営戦略論の名著”を復刊。成功している企業について研究してみると、戦略、組織、人事、工場マネジメント、マーケティングなど経営の仕方が、一見したところ非常識と思えることが少なくない。「そんなバカな」と思わずいいたくなる。ところが、経営者や実務担当者から説明を受けると、理屈が通っており、「なるほど」と納得せざるをえない──そんな、「バカな」と「なるほど」の二つの特徴を同時にもつ28社の成功事例を、本書では紹介している。事例に古さはあるが、本書で述べられている「経営成功のキーファクター」は、今こそ真剣に学び、頭に入れておかなければいけないことばかりである。競合他社との差別化に苦心している経営者・ビジネスパーソンにぜひとも読んでいただきたい一冊。

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  • システムの科学 第3版
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    「人工物の科学はいかに可能であるか」 本書『システムの科学 第3版』はハーバート・A・サイモン(Herbert Alexander Simon)著“The Sciences of the Artificial, Third Edition”(MIT Press 1996)の日本語版であり、付録として、サイモン教授のノーベル賞受賞記念講演「企業組織における合理的意思決定(Rational Decision Making in Business Organizations)」も収録しています。 本書は、人間の作り出した有体物のみならず組織や社会といった人間が作り出したものすべてを含む人工物の科学、人工システムの科学について述べられ、経済学・認知心理学・工学的デザイン論など広範な領域に関する議論を通して人工物の科学、ひいては「文明構築の論理」はいかなるものかを明らかにしていきます。サイモン教授が個々の領域であげられた数々の研究成果がふんだんに盛り込まれた1冊となっており、今なお多くの支持を得ている名著です。 なお、第3版では、2版発行以降にみられた重要な進歩に考慮を加え大幅改訂し、「複雑性」に関する新章を書き下ろし増補したものとなっています。 目次 日本語版(第3版)への序文 日本語版(第2版)への序文 第3版序文 第2版序文 1 自然的世界と人工的世界の理解 2 経済的合理性:適応機構 3 思考の心理学:自然と人工との結合 4 記憶と学習:思考に対する環境としての記憶 5 デザインの科学:人工物の創造 6 社会計画:進化する人工物のデザイン 7 複雑性に関する諸見解 8 複雑性の構造 ―階層的システム― 付:企業組織における合理的意思決定 (ノーベル賞受賞記念講演より) 参考文献 訳者あとがき

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  • 「非」常識の経営
    -
    1巻1,100円 (税込)
    世の中の通年や業界の慣行にとらわれない経営は、世の中の常識とは外れているがゆえに、当初は批判の対象になり、「非常識な」というレッテルを貼られる。しかし、そのうちにそのユニークでイノベーティブな経営は、新しい時代にふさわしいものとして、徐々に世の中に受け入れられていく。「非常識経営」はいわば「時代先取り経営」ともいえる。本書では、野村證券、リクルートなど8社の事例を挙げて、経営戦略の本質、その成功の秘訣を探ったものである。 本書は1987年に刊行され、長らく絶版になっていたが、2010年に出版された楠木建氏のベストセラー経営書『ストーリーとしての競争戦略』の中で紹介されて話題となり、電子書籍として復刻されたものである。

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ユーザーレビュー

  • 「バカな」と「なるほど」 経営成功の決め手!

    Posted by ブクログ

    グレシャムの法則ーー「悪貨は良貨を駆逐する」 
    日常業務は、いつまでにしなければならないという納期がはっきりしている。その時間に間に合わないとペナルティを覚悟しなければならない さらにやるべき仕事の内容は決まっており、あれこれ迷うこと無く直ちに着手できる

    これに対して企業を大きく変えるような計画を立案して実行することは、納期や評価がいずれも明確にきまっていない。

    そのため、ついつい日常業務に席をゆずり、後回しにされやすく「10年遅かった」になるのである

    松下電機の山下前社長はつぎのように語っている。「社長の仕事は、みんなが納得する危機感を探し出して、全員に自覚させることですよ。 それも第

    0
    2017年11月12日
  • システムの科学 第3版

    Posted by ブクログ

    自然における全てのシステムの解釈、人工物における仕組みの話。どちらも凄く深い内容で勉強になる。形而上学に辿り着いていたら、膨大な関数リストになるのだろうか?

    たった一節読むのに数時間かかることもザラなので、長い時間をかけて読むべき本なのか。

    0
    2016年10月27日
  • 「バカな」と「なるほど」 経営成功の決め手!

    Posted by ブクログ

    戦略とは何か?
    という 源流ともいえる 書。
    昭和63年(1988年)に書かれたにもかかわらず、
    そこにある 問題意識は 極めて新鮮。
    会社をマネージする原理は、あまり変化がないのだ。
    情報化、国際化、ハイテク化のなかで、企業はどう対応するのか?

    企画とは 『バカな』(違い;差別化)を明らかにする作業であるが
    それだけでなく、『なるほど』(合理性)がなければならない。
    その二つがあって、着地できる。
    違いだけでは 理解がされない。

    『べき論』は 現状を維持し、保守的な思考である。
    トレンドに基づいた『将来論』が 必要となる。

    なぜ 失敗は 隠蔽されるのか?
    『失敗』が 会社にとってのイノ

    0
    2016年03月22日
  • システムの科学 第3版

    Posted by ブクログ

    自然科学における物理法則や数学定理のように、
    およそ一般的に正しいと言える規約が、
    人工的なモノに対しても存在するのだろうか?

    というのが本書の根源的な問いかけである。

    これまでは、組織や建築デザインなどは、経験則だけが頼りで、
    科学的に分析できない、というのが当たり前であったが、
    今日のコンピュータの進歩によって、モデリングしてシミュレーション
    することにより、科学の対象として扱える可能性が高まってきた。

    デザインにおいては、モジュール化、自己組織化、などが
    キーワードになってくる。

    など、結論だけ書くとありきたりな感じだが、
    本書の洞察は、30年以上前のものとは思えないほど新鮮で、

    0
    2014年11月21日
  • 「バカな」と「なるほど」 経営成功の決め手!

    Posted by ブクログ

    成功していている企業の一見「バカな」と思える非常識な経営判断が、よく考えられていて「なるほど」と思わせる合理的なものであったりする。
    そんな企業のケーススタディを紹介している本です。

    第一部の思考法の章が参考になりました。
    「計画グレシャムの法則」のために企業のイノベーションが阻害されるといいます。”悪貨は良貨を駆逐する”という現象を組織論に応用すると、企業は往々にして日常業務という悪貨を優先しイノベーションをための計画業務は犠牲にされてしまうということ。
    これに打ち勝つには
    ・期限や納期を明確にし
    ・期限などに間に合わなかった時の評価もあらかじめ明確にする
    ・注意の焦点もはっきりさせる

    0
    2024年09月25日

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