配信予定・最新刊

作品一覧

  • 海の底に雨は降らない
    NEW

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,776円 (税込)
    逆境のなかでは、人生を物語ることが救いになる? 介護していた母への自殺幇助容疑で捕まった光莉。 奪われた青春を取り戻す、彼女の再生の物語。 悲劇的に描かれがちなヤングケアラーの作品に反旗を翻した 『救われてんじゃねえよ』でデビューした著者、初の長編! 幼少期から十年間、学校にもほとんど通わず、北九州市の自宅で難病の母親をほぼ一人で介護してきた光莉。彼女は母の首吊り自殺を幇助した疑いで逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けてしまう。拘置所を出たあとは、叔母に引き取られて上京。二十歳の彼女は介護施設で働きながら中学の勉強をやり直すなど、青春を取り戻そうともがくなか、作家の日比谷と出会う。そして、自身の体験を小説にするよう勧められるのだが……。
  • ぼくには笑いがわからない

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,870円 (税込)
    ナイチンゲールダンス ヤスさんから熱いコメントが到着! 「大学お笑いの解像度が高すぎる。 全員いた。 やっぱこれくらい拗らせとかなきゃ。」 朴念仁で惚れっぽい、でもめっぽう頭はいい京都の大学生・耕助は、 想いをよせる芸大生・百合子に自分が書いた論文を渡して気を惹こうとするが、 好きなタイプは「おもしろい人」「わたしのこと、笑わせてくれる人」と言われて撃沈。 おもしろいとはなにか、ぼくにはまったくわからないのだ―――。 百合子は学生漫才注目株のコンビ・ミーレンズが好きだと知り、 耕助は幼馴染の将吉とコンビを組んでM-1を目指すことにする。 まずは芸能養成所に入ろうとするが、苦学生で学費の支払い能力がないとみなされ落ちてしまう。 悩んで入った餃子屋で、副店長が売れない芸人だと知り弟子入りするが――。
  • ほくほくおいも党

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,683円 (税込)
    お父さんに家族との対話を要求します! 高校三年生の千秋は、父と兄との三人暮らし。左翼政党員の父は、勝てない選挙に出続けて六年。兄は父の出馬をきっかけにいじめられ、引きこもりになった。母は同じころ家を出た。政治と政党に没頭し話の噛み合わない父だが、千秋は対話をしたいと願う。 すれ違う三人の家族を中心に、左翼政党員を親にもち風変わりな名前の自助サークルに集う「活動家二世」たち、震災のボランティアをきっかけに政治活動に出合う青年、高校の生徒会長選挙のドキュメンタリーを撮ることで新たな視点を得る高校生──それぞれの姿を家族の物語とともに描く全六話。 わたし選挙権の話なんてしてないじゃん。話聞いてよ──「千秋と選挙」 母の言葉とわたしの言葉はちがうのに、わたしは母の言葉を借りてしまう──「佐和子とうそつき」 どっちもそのひとで、どっちも親子の本当じゃん──「和樹とファインダー」 ボランティアって素晴らしいと思ってん──「康太郎と雨」 親父は結局、子どものことなんて考えてないんです──「健二とインターネット」 話すことを諦めたら、わたしはお父さんを憎んで、憎んで憎んで、死んでほしいと思っちゃうかもしれない──「千秋と投票日」
  • 救われてんじゃねえよ

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,540円 (税込)
    主人公の沙智は、難病の母を介護しながら高校に通う17歳。母の排泄介助をしていると言ったら、担任の先生におおげさなくらい同情された。「わたしは不幸自慢スカウターで言えば結構戦闘力高めなんだと思う」。そんな彼女を生かしたのは、くだらない奇跡だった。選考委員が大絶賛した「R-18文学賞」大賞受賞作。
  • 救われてんじゃねえよ 無料お試し版
    無料あり

    小説・文芸

    5.0
    1巻0円 (税込)
    警報級大型新人到来! 元ヤングケアラーの現役大学院生。満身創痍のデビュー作。無料お試し版。 主人公の沙智は、難病の母を介護しながら高校に通う17歳。母の排泄介助をしていると言ったら、担任の先生におおげさなくらい同情された。「わたしは不幸自慢スカウターでいえば結構戦闘力高めなんだと思う」。誰かの力を借りないと笑うこともできない彼女を生かしたのは、くだらない偶然。しかしそれは、かけがえのない奇跡だった――。 介護に沈んだ少女が、親から自分自身を取り戻していく物語。表題作の「救われてんじゃねえよ」全篇を無料で公開。

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ユーザーレビュー

  • 海の底に雨は降らない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「人生を語ることは、救いになるのだろうか。」

    読み終えたあと、そんな問いが心に残った一冊。

    主人公・光莉は、幼い頃から難病の母を介護し続けたヤングケアラー。
    青春を犠牲にし、母のためだけに生きてきた彼女は、母の自殺幇助容疑で逮捕されてしまう。

    これは、壮絶な介護の物語であり、罪を背負った一人の女性が、自分の人生を取り戻していく再生の物語。

    修学旅行にも行けない。
    就職も諦める。
    そんな介護が「日常」だった光莉の姿に、胸が締めつけられた。

    『この事件は、誰が悪かったのだろう?』

    介護から逃げず、最後まで母と向き合い続けた光莉だからこそ、その問いに簡単な答えは見つからない。

    それでも

    0
    2026年07月25日
  • ほくほくおいも党

    Posted by ブクログ

    宗教二世、は予測変換出てるが、活動家二世は出てこない。でも、世の中に確実に潜在してるよな、と感じた。二世議員をイコールとして見るのは違うとは思うけど、彼らはきっと「成功例」なんだろうな、と思う。
    選挙権を持つのが18歳になったけど、実際はまだまだ親の保護のもとで生活してる歳だし、下手したら大学出るまでは親のお金で生きていく人もいるし、そうなると、親への忖度とか迎合とかは避けられなくて、甘んじて二世として生きる人もいるのだろう。
    思想って、難しいよなぁ、と改めて感じた。

    0
    2026年07月25日
  • 救われてんじゃねえよ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    他人にとって不幸に見えても当事者にとってはそんなことないのかもしれない。日常だから何も感じないのかもしれない。諦めか。
    そんなリアルが描かれていた気がした。

    アダルトチルドレン+性的虐待(子どもが見てるところでセックス)
    →アダルトチルドレンというよりヤングケアラーか

    パーキンソン病で嗅覚障害もあって自らの異臭にも気が付かないとことかリアル


    どう手を差し伸べるべきか、考えさせられる。
    わかったような気になって欲しくはないけど、見ていて欲しいのか。
    親から愛された子は、親を愛さなければいけないのか。それは大人の幻想?

    0
    2026年07月20日
  • 救われてんじゃねえよ

    Posted by ブクログ

    終始胸が痛い。終盤の主人公の心の動きが、色々な文章の表現で書かれていて、良い。
    こういう家庭のことを想像できないような、お花畑な世界観の大人にはなりたくない。

    0
    2026年04月25日
  • ほくほくおいも党

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほくほくおいも という響きが全く似つかわしくないテーマだった。初めて読んだテーマで良かった。

    出て行った母親の言葉があまりにも辛辣で。兄のようになってしまっても仕方がない中で、千秋は最終的に父親の愛を、自分から見つけ出して家族を繋げようとした。何て健気なんだ。
    千秋からの目線だけでなく、同じ学校の生徒会選挙を巡った話や、50代の活動家2世、父とボランティア活動で知り合った学生、兄の健二、様々な人物からの目線で進んでいく構造が面白い。
    〈和樹とファインダー〉が1番好き。そりゃあゴリ先だって、『僕生き』の方がいいっていうに決まっている。

    0
    2026年04月18日

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