亀井宏の作品一覧
「亀井宏」の「ガダルカナル戦記 全4冊合本版」「ミッドウェー戦記 上下合本版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「亀井宏」の「ガダルカナル戦記 全4冊合本版」「ミッドウェー戦記 上下合本版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
関係者の証言でよみがえる海戦当時の生々しい情景。飛龍とイ168号潜水艦の奮闘、活躍で
何とか一矢報いたのはよかったが、勝って当然の戦いで敗れたのは痛かった。最大の敗因が
連勝つづきによる気のゆるみや慢心、敵の過小評価にあったことは当時も認識されていた
らしいが、それにしては判断を誤った山本長官はじめ、海軍首脳部の責任追及が今一つ十分
ではなかったような気がする。
その一方で第二航空戦隊司令官の山口多聞、飛龍艦長の加来止男が飛龍とともに失われた
のは残念だ。艦長がフネと運命を共にするのは責任の取り方の一つかもしれないが、これで
は艦が撃沈される度に有能な人材が失われてしまう。あくま
太平洋戦争の転換点となったミッドウェー海戦の真相に迫るドキュメンタリー。戦後も存命中だった
多くの関係者のインタビューを通じて、圧倒的に有利だったはずの日本海軍がなぜ敗れたのか、おぼ
ろげながらわかるような気がする。いくつかの不運な偶然が重なったのは事実かもしれないが、
真の原因は日本側の驕りや慢心ではないのか?根拠のない自己過信や相手に対する過小評価がとんで
もない結果を招くというのは、戦争に限らずよくあること。試合でもビジネスでも、ここ一番の大勝負
で勝敗が決まるときはあまりにもあっけない。そして負けたほうは悲惨だ。