酒巻久の作品一覧
「酒巻久」の「朝イチでメールは読むな! 仕事ができる人に変わる41の習慣」「「会社のアカスリ」で利益10倍! 本当は儲かる環境経営」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
「見抜く力」をベースに置きながら、「リーダーとはどうあるべきか」が描かれたビジネス書との印象。
「どんなリーダーが求められるか」や「良いリーダー(または悪いリーダー)がいると組織はどうなるか」の説明がわかりやすい。具体例が挙げられているのも一つの理由だろう。
特に気になった点は以下箇条書き。
・下から目線→謙虚さ、無知の知、が大切
・背中で察知→いつもと違う、小さな変化に気づく
・2週間毎のレポート=論理的思考の訓練
(課題は何か、そのために何をすべきか、成果、次はどうする)
・「よくわからんがやってみろ」⇔「誰もやってないことを面白がってやろう」
→部下には言いたいことを言わせる
・自分ができないことで悩まない
・自分ができることで悩む(エピクテトスの考え(別著:人生の授業))
・幅広い人脈→自分を助ける(優秀な人材を周りに置く)→見抜く力の源泉
・敵が味方か(損か得か)→ビジネスを円滑に進める
・いい部下を育てること=自分の身を守る(周囲が助けてくれる環境)
・温故知新…今思いつくことは先人も考えている→過去成功しなかった要因を分析⇒前提条件が揃うのを待つ
・算多きは勝つ…事前準備は大切
・40代は20代の二倍勉強する→能力は年齢とともに衰える(プレイヤー←マネージャー)
・本を読んだら必ずメモ…吸収の習慣(何を学んだか)
Posted by ブクログ
現在、世界で民間企業主導による宇宙開発事業が進んでいる。
日本においても例外ではなく宇宙事業に民間企業参入しつつある。
そんな中で、キャノン電子が大きな役割を果たしていることを知る人は少ない。
本書はダメ子会社とされたキャノン電子がいかにして再生し、宇宙産業に参画できるまでになったかが克明に書かれている。
酒巻はキャノンから子会社キャノン電子に社長と就任した時、キャノン電子の役員は昼間からスポーツクラブで汗をかき、碁会所に通っていた。
優秀な社員は数時間で仕事を終わらせ、勤務時間に自分の趣味のサイトを運営していた…
まず酒巻は社員に、自覚、自発、自治、の精神を教え自ら考え動ける社員へと意識改革をした。
また徹底的に無駄を削ぎ落とし、高収益を生み出す体質に変化させた。
更には現状維持は即脱落であると、次世代の基幹産業を育てるべく人工衛星、ロケットなどの宇宙事業に参入する。
鬼の酒巻と言われただけに、現状維持でよいとする社員、定年まで失敗せずやりすごせば良い、と考えていた者たちにとっては厳しく恐ろしい場所になってしまったに違いない。
しかし会社が事業を続けて生き残るというのは本当に厳しいものである。
それを知り尽くしているからこそ、成し得た再生であり成功であったと本書を読んで感じた。
酒巻がキャノン電子に行くと話があった時、アップルのスティーブジョブズから、うちに来て一緒に仕事をしようと誘われたエピソードか印象に残る。
キャノンにいたとき液晶タッチパネルを酒巻が手掛けていたのを知っていたからだ。
その後、そのタッチパネルはiPhoneやiPadで生かされることになる。
経営者には先見性が求められる。
現在、和歌山にキャノン電子も関わっているロケット発射場が建設されている。
早くから宇宙事業を見据えていた酒巻の夢が一刻も早く実現するのを期待したい。