朱喜哲の作品一覧
「朱喜哲」の「増補 ネガティヴ・ケイパビリティで生きる ――答えを急がず立ち止まる力」「バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
とても面白かった。
トランプ現象の予言をしたということで再評価されたリチャードローティというアメリカの哲学者の考えを紐解いてくれる1冊。
柔らかい語り口で丁寧に説明されるので、難しいところもありつつ、とても面白く読んだ。
本質や普遍性に裏付けされた何かを求めるのではなく連帯を、という話では、人権が人間の普遍的な価値、としてしまうと、相手を人間と見做さない場合には人権がある存在として認めない、という現象につながりえるので、残酷な行為が行われることの予防線にはならない、というような指摘で、確かになぁ、と思った。人権は大事な人類の発明、概念だけれど、人権侵害だ!というときに、なんだかあまり有効
Posted by ブクログ
いろいろな言論が飛び交う時代に、
改めて「ことばづかい」について、
アメリカの哲学者リチャード・ローティの著作、
『偶然性・アイロニー・連帯』を軸に考察する。
「界隈化」とか「コクーン化」などと形容されて、
何かと分断が話題にはなるけれど、
もともと人類が一枚岩だったことなんていちどもない。
その現実は現実として受け止めて、
その状態にどのように継続性をもたせるか。
《終極の語彙》という考え方がいちばん印象に残った。
ことばや現象を固定してしまうことなく、
常に流動的に現実に即して受け止めること。
「わかる」「知っている」という楽な状態に安易に縋りつかないことが重要。
Posted by ブクログ
死後十年近くを経た2016年になって「トランプ現象を予言していた」と再評価されることとなったアメリカの哲学者リチャード・ローティの思想の全体像について、主著の『偶然性・アイロニー・連帯』を中心に置いて解説し、分断や分極化が進む現代においてローティを読むことの意義を説く。NHK番組の「100分de名著」のテキストがもとになっているということで、例え話等もふんだんに盛り込まれ、平易な文章でとてもわかりやすい内容となっている。
リチャード・ローティについては、20年ほど前に大学の哲学の授業で触れたことがあり、もともと興味があったが、本書で改めてその哲学のアウトラインを理解することができた。自分や社会
Posted by ブクログ
**本を読んだ理由**
- [[三宅香帆]]が推薦していたから
**この本を一言で**
- 普遍的な真理を共有できない人々が、バラバラなまま共に生きる方法を考える本
**本の要点3つ**
- 自分の価値観や言葉も歴史や文化によって偶然につくられたものであり、絶対的ではない。自分の正しさを改訂可能に保ち、小さな共感から連帯をつくる。
- 普遍的真理、哲学、宗教を公共的判断の絶対的根拠にすると、異なる背景を持つ人との会話を止める可能性がある。
- 言葉は現実を記述するだけではなく、人間の認識や行動を変え、現実そのものをつくる。
**自分への持ち帰り3つ**
- 家族であっても「心から理解し合
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ良かった。真理や本質といったものはなく、文化も個人も偶然の産物に過ぎない、という主張はすごくしっくりくるし、好みでもある。それを認識することでこそ手を取り合う事ができる、というのも素敵。そう思うと、個々人がフラットというか、一つの尺度で優劣がつけられる存在ではないという感覚が自然と湧いてくる。
この本を通して価値観が再記述されたと思うし、その過程は楽しかった。今後も自分の価値観を改訂に開き、再記述し続けるためにも、どんどん本(特に哲学書)を読んでいきたいと感じた。
丁寧で謙虚な語り口も好み。長過ぎないのも読みやすかった。5章はちょっと難しかった。
メタ(?)なところで行くと、今後自