朱喜哲の作品一覧
「朱喜哲」の「増補 ネガティヴ・ケイパビリティで生きる ――答えを急がず立ち止まる力」「バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
Posted by ブクログ
饒舌な三人である。by 三宅香帆
抽象度の高い、それでいて個人の生活と密接に接続している話題を縦横無尽に展開させていく語りに魅了される。三人とも芯の通った主張を持っているが、押し付けるのでなく鼎談の中でより拡散させようという気概が感じられるのが亢進症である。
彼らも適宜指摘してるが、この三人のような柔軟な姿勢をどうやってより多くの人に共有し、理解してもらうのかというのが課題である。マジョリティは短絡的なドパガキアダルトたちが占めている世の中で、かなり劣勢な状況なのは間違いない。
個人的な取り組みとしては、「私たちの疲労」というキーワードを参照していきたい。一問一答で論破しあう侃々諤々な対
Posted by ブクログ
とても面白かった。
トランプ現象の予言をしたということで再評価されたリチャードローティというアメリカの哲学者の考えを紐解いてくれる1冊。
柔らかい語り口で丁寧に説明されるので、難しいところもありつつ、とても面白く読んだ。
本質や普遍性に裏付けされた何かを求めるのではなく連帯を、という話では、人権が人間の普遍的な価値、としてしまうと、相手を人間と見做さない場合には人権がある存在として認めない、という現象につながりえるので、残酷な行為が行われることの予防線にはならない、というような指摘で、確かになぁ、と思った。人権は大事な人類の発明、概念だけれど、人権侵害だ!というときに、なんだかあまり有効
Posted by ブクログ
いろいろな言論が飛び交う時代に、
改めて「ことばづかい」について、
アメリカの哲学者リチャード・ローティの著作、
『偶然性・アイロニー・連帯』を軸に考察する。
「界隈化」とか「コクーン化」などと形容されて、
何かと分断が話題にはなるけれど、
もともと人類が一枚岩だったことなんていちどもない。
その現実は現実として受け止めて、
その状態にどのように継続性をもたせるか。
《終極の語彙》という考え方がいちばん印象に残った。
ことばや現象を固定してしまうことなく、
常に流動的に現実に即して受け止めること。
「わかる」「知っている」という楽な状態に安易に縋りつかないことが重要。