作品一覧

  • 白亜紀往事
    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    恐竜と蟻が、現代人類社会と変わらぬ高度な文明を築き、地球を支配していたもう一つの白亜紀。恐竜は柔軟な思考力、蟻は精確な技術力で補完し合い共存していた。だが、二つの文明は深刻な対立に陥り……。種の存亡をかけた戦いを描く、劉慈欣入門に最適な中篇
  • 流浪地球
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    ●ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築し、地球を太陽系から脱出させる計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。「流浪地球」 ●惑星探査に旅立った宇宙飛行士は先駆者と呼ばれた。帰還した先駆者が目にしたのは、死に絶えた地球と文明の消滅だった。「ミクロ紀元」 ●世代宇宙船「呑食者」が、太陽系に迫っている。国連に現れた宇宙船の使者は、人類にこう告げた。「偉大なる呑食帝国は、地球を捕食する。この未来は不可避だ」。「呑食者」 ●歴史上もっとも成功したコンピュータ・ウイルス「呪い」はバージョンを変え、進化を遂げた。酔っ払った作家がパラメータを書き換えた「呪い」は、またたく間に市民の運命を変えてしまう――。「呪い5・0」 ●高層ビルの窓ガラス清掃員と、固体物理学の博士号を持ち、ナノミラーフィルムを独自開発した男。二人はともに「中国太陽プロジェクト」に従事するが。「中国太陽」 ●異星船の接近で突如隆起した海面、その高さ9100メートル。かつての登山家は、単身水の山に挑むことを決意。頂上で、異星船とコミュニケーションを始めるが。「山」
  • 老神介護
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    ●突如現れた宇宙船から、次々地球に降り立った神は、みすぼらしい姿でこう言った。「わしらは神じゃ。この世界を創造した労に報いると思って、食べものを少し分けてくれんかの」。神文明は老年期に入り、宇宙船の生態環境は著しく悪化。神は地球で暮らすことを望んでいた。国連事務総長はこの老神たちを扶養するのは人類の責任だと認め、二十億柱の神は、十五億の家庭に受け入れられることに。しかし、ほどなく両者の蜜月は終わりを告げた――。「老神介護」 ●神文明が去って3年。地球で、もっとも裕福な13人がプロの殺し屋を雇ってまで殺したいのは、もっとも貧しい3人だった。社会的資産液化委員会から人類文明救済を依頼された殺し屋は、兄文明からやってきた男から、別の地球で起こった驚愕の事態を訊かされる。「扶養人類」 ●蟻と恐竜、二つの世界の共存関係は2000年以上続いてきた。恐竜世界の複雑なシステムは、蟻連邦によって支えられていたが、蟻世界は恐竜世界に核兵器廃棄を要求、拒絶されるとすべての蟻はストライキに突入した。「白亜紀往事」 ●僕が休暇を取る条件は、眼を連れていくことだと主任は言った。デイスプレイに映る眼の主は、若い女の子。ステーションにいる彼女の眼を連れて、僕は草原に旅行に出かけた。宇宙で働く人は、もうひと組の眼を地球に残し、地球で本物の休暇を過ごす人を通して仮想体験ができるのだ。「彼女の眼を連れて」 ●74年の人工冬眠から目覚めた時、地球環境は一変していた。資源の枯渇がもたらす経済的衰退を逃れようと、「南極裏庭化構想」が立案され実行された結果、深刻な事態が起こっていたのだ。「地球大砲」

ユーザーレビュー

  • 老神介護

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一冊前に読んだ「流浪地球」も相当最高だったけど、「老神介護」収録作の方が圧倒的に刺さった。特に「扶養人類」は今まで読んだ短編トップ5には確実に入るし、「彼女の眼を連れて」は当たり前のように泣いた。カポーティの「クリスマスの思い出」に匹敵する切なさと美しさだと思う(わかりにくい当社比)

    老神介護
    歳とった神様が人間に老後の世話をしてもらう話。最初は神様っていうスペシャルな存在を迎えるけど、特に役に立たないし養うお金嵩むしだんだん人間から文句言われたり追い出されたりして心痛むけど、これ超高齢化社会の風刺だよね...最後はなんかいい感じに宇宙にお見送りして、人間本当にちゃっかりしてるなと思う。

    0
    2026年06月17日
  • 流浪地球

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最高すぎた。どの短編も読み応えすごい。宇宙に行きっぱなしじゃなくて、その前提があると人類はどんな社会になるか?どんな国際的な決定やルールが敷かれるか?科学はどうなるか?のifの設定が素晴らしいし、そこに登場する農村とかに住む普通の一般人視点が入ってくるかた読者を置いていかない。

    流浪地球
    太陽が膨張しはじめて、地球ごと太陽系から脱出しようとする話。
    自転止めたりスケールがすごい。
    太陽系からの脱出間際に、デマが回って科学者や献身的に人類の存続のために働いた人たちが殺されるのが悲しいけど人間らしくてリアル。

    ミクロ紀元
    大きいものが優れているとは限らない。
    生き抜くための遺伝子操作を繰り返し

    0
    2026年06月13日
  • 老神介護

    Posted by ブクログ

    『三体』の作者による短編小説です。どの作品も楽しく拝読しました。アリと恐竜の物語「白亜紀往事」や「彼女の眼を連れて」から「地球大砲」といった作品が私のお気に入りです。想像を超える世界を描かれており、驚きと共に物語に引き込まれます。良い時を過ごさせてくれたお気に入りの小説になりました。

    0
    2026年05月16日
  • 白亜紀往事

    Posted by ブクログ

    何と言っても着想が良い。白亜紀にでっかい恐竜とちっちゃい蟻それぞれに知性があって共生関係を築いていたら。それだけで様々な想像が膨らむ。共生関係なのでお互いに利がないといけない。恐竜と蟻、それぞれ何が欠けていて、補う為に何を与え合うのか。こんなことは考えたこともないだけにワクワクする。まさか蟻が恐竜の医者になるなんて思いもしない。しかも体内に侵入しちゃうのだからぞっとしてしまう。恐竜は恐竜で文明発達の末にボタンひとつがモニターサイズのキーボードを叩くようになり、一戸建てサイズの車を乗り回すようになるのだから愉快だ。傍から見ているとかけがえのないはずの竜蟻同盟なのに、戦争になってしまうのはどう考え

    0
    2026年04月03日
  • 白亜紀往事

    Posted by ブクログ

    短編集「老神介護」に収録されている同名短編の長編バージョン
    短編で読んだ時も面白かったけど、こちらも面白い
    こちらを読んでから短編の方を読み返したら、よくもまあ面白さはしっかり残しつつこれだけばっさり切詰めたなと感心してしまった

    (図)

    0
    2026年03月29日

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