作品一覧

  • 一銭五厘の旗

    一銭五厘の旗

    ビジネス・実用

    4.8
    1巻2,530円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この本の題の「一銭五厘の旗」とは庶民の旗、ぼろ布をつぎはぎした旗なのである。この本の全部に、その「一銭五厘の旗」を振りかざした著者の正義感があふれている。正義感ということばは正確ではないかもしれない。しかし、それに代わる適当な言葉が見つからない。よこしまなもの、横暴なもの、私腹をこやすもの、けじめのつかないもの、そういう庶民の安らかな暮らしをかき乱すものすべてに対する著者の怒りとでもいったらいいだろうか。(刊行当時の「毎日新聞」書評より) 『暮しの手帖』の基礎を築いた初代編集長・花森安治の思いが詰まった自選集、今なお輝きを放ちます。1972年(第23回)読売文学賞随筆・紀行賞受賞作。
  • 花森安治選集 第1巻 美しく着ることは、美しく暮すこと
    完結

    花森安治選集

    ビジネス・実用

    4.0
    全3巻3,960円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦後直後の激動の昭和において、『暮しの手帖』の初代編集長・花森安治が、ペンの力で庶民の暮しをより良くしようと提言してきた散文、随筆、評論、コラムから厳選収録した選集全3巻を刊行します。 1巻では、花森が敗戦後すぐに服飾評論家として世に出たころの「衣」を中心とした稀有な著述で構成。 服飾デザインとは何か、身だしなみや着こなし、色彩感覚の大切さ、装いの基本を読者に伝えるとともに、ユーモラスな調子と時に毒をも持って説いた「ほんとうの美しさ」とは何か。 花森安治の「衣」を通じた美学がつまった一冊です。
  • 風俗時評

    風俗時評

    小説・文芸

    3.5
    1巻682円 (税込)
    風俗やファッションをテーマに、滑稽な人間模様を洒脱に語る。 特権意識や見栄っ張りを嫌った花森イズムが、時空を超えて迫る!
  • 逆立ちの世の中

    逆立ちの世の中

    小説・文芸

    5.0
    1巻858円 (税込)
    世間に異議申し立てをし続けた日々をユーモラスに描き、 家族のことや悪戯三昧の学生時代を回顧。 伝説の反骨編集者の原点となるエッセイを初文庫化!
  • 灯をともす言葉

    灯をともす言葉

    小説・文芸

    4.0
    1巻869円 (税込)
    「美」について、「世の中」について、「暮し」について、「戦争」について――雑誌「暮しの手帖」創刊者が、物事の本質をつらぬく。時代を超えて、今こそ読み継がれるべき言葉たち。

ユーザーレビュー

  • 一銭五厘の旗

    Posted by ブクログ

    1971年刊。函入り、B5判338ページ。
    1958年から70年まで「暮しの手帖」に連載された「ある日本人の暮し」から29篇をセレクト。テーマは各種各様。ルポルタージュ、批評、評伝、エッセイ、一種のアジテーションもあり、スタイルもさまざま。花森の構成力と文章力には、ただただ驚くしかない。そしてそれに添えられたインプレッシブなモノクロ写真。
    「世界はあなたのためにはない」「見よぼくら一銭五厘の旗」「千葉のおばさん」「医は算術ではない」……何度も読み返してしまう。半世紀を経ても、そのメッセージは古びていない。
    装幀も、函の意匠も、すべて花森による(文庫化は無理だ)。花森安治のエッセンスが詰まった名品。

    0
    2026年09月13日
  • 逆立ちの世の中

    Posted by ブクログ

    もとは1954年刊のエッセイ集。戯れ文調の15篇。
    軽薄を装いながら、当時の日本の世相に斬り込んでゆく。「暮しの手帖」の花森安治に慣れた人には、多少の違和感があるかもしれない。
    「国会へ行きましょう」「女だけの政治」「サルまねのすすめ」「高価なものと美しいものと」「教祖芸術」「無茶苦茶の茶」「無茶人のおせっかい」「芸術祭おやめなさい」……、etc。「暮し」を欠いた政治や芸術や文化に対する抵抗と批判。スタンスは「暮しの手帖」の花森となんら変わらない。
    (p.s. 当世(1954年頃)の流行りのことばとして「ギョギョ」が出てくる。あれはさかなクンのオリジナルではなかったのだ。)

    0
    2026年09月03日
  • 灯をともす言葉

    Posted by ブクログ

    #灯をともす言葉
    #花森安治
    #河出文庫
    #読書記録

    暮らしの手帖の創刊者が語る言葉。
    反戦本です。
    とても良いと思いました。
    やはり戦争を知っている方々が語る言葉に耳を傾け
    同じ過ちを繰り返さない方にしないと。
    大事にすべきは経済成長ではなく
    庶民の日々の暮らし。
    ささいな喜びや美しさを
    心に留めて丁寧に暮らしたい。

    0
    2026年07月17日
  • 一銭五厘の旗

    Posted by ブクログ

    「それって昭和だよね」とか「めっちゃ、昭和じゃん!」とかいって「昭和」をつかう。
    ちょっと聞いてほしい。(ちょっとではなく、長くなりました、ごめんなさい)
    「昭和」というまえに、今の令和の源流である「昭和」のまんなかで、明治生まれの花森さんが何を語っているのか、読んで感じてほしい、と思う。
    昭和生まれの還暦すぎのおじさんだけど、ぼくには、なつかしさではなく、「今」を感じる文章だった。

    著者の花森安治さんは、19011年(明治44年)生まれ、『暮らしの手帖』の創業者だ。
    この本は、昭和35年から昭和45年に、花森さんが『暮らしの手帖』に執筆したものから自身で選んだ29篇の文章でできている。
    たぶん、名文だとおもう。
    自分には真に名文かは判別できない。
    だから、自分基準の名文だ。
    最初の『塩鮭の歌』を読んだ。
    驚いた。
    ひらがなが多用されて、ほんとうに読みやすい。
    簡潔かつ美しい文章で、自然、歴史、ひとが語られ、当時の社会の課題について花森さんの考えが語られている。
    読んでみて、花森さんはジャーナリストだとわかった。
    この漢字を少なくした文章は、花森さんがどうしても伝えたいと思う読者に、届いてくれと、願って書いた文章だったのだ。
    そして、花森さんが心の底から憤りを感じたとき、その文章は、研ぎ澄まされて、詩のような文になる。
    それが『戦場』と『一銭五厘の旗』だ。

    『暮らしの手帖』は商品テストが有名だ。
    いろいろなメーカーの、暮らしに欠かせない商品をテストする。
    商品テストをする理由におどろいた。
    消費者が、洗濯機、冷蔵庫など作るわけにはいかないし、作れない。
    メーカーに作ってもらうほかない。
    そこで、メーカーに奮起を促すため、行ったのが商品テストなのだ。
    『魔改造』とかいって喜んでいる場合ではないのである。
    花森さんたちは、ほんとうに真剣に、必死の思いで商品テストをしていたのだ。
    その様子は写真とともに『商品テスト入門』に書かれている。
    すごい熱気だ。
    公平、正確を大切にしている。
    どんなふうにテストをしたらよいのかわからないから、そこから始めている。
    たいへんそうだけど、楽しそう!
    すごい熱量と知性をもったひとたちが集結していたに違いない。
    写真のひとたちは、参加したことを自慢していたんじゃないかと思う。
    テレビで『プロジェクトX』とか見ても「もっと凄かったよ」と、お子さんやお孫さんに話す姿が思いうかぶ。

    花森さんは明治、大正、昭和と続いた暮らしの流れが戦争でとぎれたという。
    昭和の暮らしを立て直し、理想を実現しようとしたのが花森さんだ。
    「毎日の暮らしをどうすればもっと地についた美しいものにできるか」という理想だ。
     そのために無くしたり、変えたほうがよいことについて語っている。
    たとえば『結婚式この奇妙なもの』、耳が痛いはなしです。
    もうひとつ『大安佛滅』、おっしゃるとおりです。
    一方、残すべきものについても語っている。
    たとえば、『もののけじめ』だ。
    最近、魂の浄化や魂を磨くには「昭和なルーティン」がよいと聞いた。(非科学ですよ)
    まさにそれにピッタリな文章がこれだ。
    確かに実践したら魂がピカピカだろう。(妄想ですから)
    ほんとうに多彩だ。
    令和に生きるひとたちに、ぜひすすめたい。

    最後に、この本をすすめてくれた、郷土愛あふれる読書家で、チェコ語堪能な高校の友人にお礼を言いたい。ありがとう。
    感想書いた。約束果たしたよ。

    ※昭和46年発行のものを読みました

    0
    2024年06月22日
  • 灯をともす言葉

    Posted by ブクログ

    「暮しの手帖」の創刊者、花森安治氏の言葉の数々。美について、国について、暮らしについて、政治、装い、戦争・・・。戦後間も無く描かれた文章のようですが、今にも通ずるものがあり、今だからこそ読むべきものなのかもしれない。何度も読み返したくなる一冊です。

    0
    2022年04月17日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET