作品一覧

  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった
    完結

    小説・文芸

    4.0
    全1巻1,760円 (税込)
    いつも、二番目。 私を一番に思ってくれる人は、誰もいない。 それでも私は——ひとりぼっちじゃ、なかった。 恋人に「プロポーズするなら元カノがいい」と告げられ、婚約寸前でフラれた桃子。 田舎の父からも、 「天国の母さんに、桃子が幸せになった姿を見せてやりたい」と言われてしまう。 「私には、愛し愛されるパートナーができない。 他の人はじょうずに進める人生ゲームのマスが、自分には進めない。 私は、なにかが足りてない人間なんじゃないか——」 桃子が働いているのは、三軒茶屋の小さな喫茶店、「雨宿り」。 ここでは、毎週金曜夜十時、“元カレごはん埋葬委員会”が開かれる。 失恋相手との思い出のごはんが作れなくなった人たちが、 その恋を「埋葬」するために集まる場所だ。 モラハラを受けているのに、相手に好かれるように振る舞ってしまうかれん、 推しが結婚してつらくても平気なふりをする美穂、 二股をされても「彼以上に成長させてくれる人に会える気がしない」と悩む夏希、 「初デートで牡蠣を食べようと誘われたら、脈なしってことですよね?」と思い出を語る黒田…… 相談者たちの失恋の話を聞き、 思い出の料理をつくって共に食べるうち、桃子は気づいていく。 誰かに選ばれないからといって、足りていない人間なわけではない、と。 元カレごはん埋葬委員会。 迷った心が帰る場所は、ここにある。 “ままならない気持ち”の名手、川代紗生の新作・書き下ろしが登場! 共感とおいしさのつまった、なんども読みたくなる1冊です。 【目次】 第1話 プロポーズ未遂の洋風茶碗蒸し 第2話 ググれよ男のさっぱり煮 第3話 推しに捧げたカルボナーラ 第4話 二股男の不合格オムライス 第5話 "脈なし"を悟った牡蠣フライ 第6話 ママがいない日の塩胡椒チャーハン 第7話 愛されなくても愛せるからあげ
  • 元カレごはん埋葬委員会

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    金曜夜、二十二時。場所は喫茶「雨宿り」。 食べると元彼の顔が浮かぶけど、お蔵入りさせたくないあのレシピ。 また、作れるようにいたします。 「女を振る場所によりによってラブホをえらばなくたって いいでしょうが、ばかー!」 29歳、4年付き合った彼氏にフラれた、 クソ重くてめんどくさい女、桃子。 国宝級のイケメンだけど、 実は忘れられない彼女がいる店長、雨宮伊織。 親との関係に複雑な思いを抱えながら 近所の寺、星山寺で修行する僧侶、黒田穂積。 金曜夜、二十二時。場所は喫茶「雨宿り」。 元彼の好きだったあのレシピ、 成仏させて、 また作れるようにいたします!! 泣いて、泣いて、みんなと話して、 泣き止んだら、 あのご飯を作って、一緒に食べよう。
  • 私の居場所が見つからない。

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻1,650円 (税込)
    最近、若者の間で「承認欲求」に悩む人が増えているという。 SNS世代ゆえに、他人の目線を常に意識して生きている。 その「生きづらさ」に疲れてしまうのだという。 著者の川代紗生さんは、SNS世代のど真ん中。 書店スタッフとして働きながら、その書店のブログにコンプレックスや承認欲求を吐き出すように(でもユーモアも交えて)書きまくったところ、多くの共感の声が集まり、バズりまくった。 これまでに10万PV以上を記録した記事は10本以上ある。 強い感受性ゆえに、悩み、傷つき、成長していく姿に読者は感動を覚える。 韓国エッセイに通じるテイストがあるが、彼女の筆力ははるかにそれらを超えている。 「川代ノート」の人気記事をベースに、現代の若者が抱える「承認欲求」や「コンプレックス」「生きづらさ」、そして、そこからの脱出を描く自己啓発書。

ユーザーレビュー

  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    面白かった。
    それぞれの話も面白かったし、ラストも安易に結婚相手が見つかったり、吹っ切れて独身貴族を楽しむ道を選ぶんじゃなくて、結婚もしたいけど、今も幸せって形にするのも好きだった。

    #深い #共感する #感動する

    0
    2026年08月26日
  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルがとても綺麗で手に取りました。
    もう何度泣いたか分からない。
    刺さりまくりで大好きな1冊になりました。

    店長と娘さんの会話。
    「忘れてほしい」が切なすぎて泣いて、直後の「忘れないよ」で涙腺大崩壊。

    主人公が結婚を期待する父親にこれまで言えずにいた事を吐露するシーンも。
    世間体を気にしていたのではなく、この子はそばに誰かいてくれないと…という気持ちからだったとわかってからがもうダメでした。
    ひとつひとつのシーンが美しすぎた。
    母親の火葬のあと、縁側で茫然とする父にわずか10歳の子が作ったまる焦げのからあげ。むっとして泣き出す幼き日の主人公。
    そして、火葬の間絶対に主人公の手を離さなか

    0
    2026年08月22日
  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私には好きな人がいる。思いはまだ伝えていない。私の世界はその人で象られていて、法律になってしまっている。本作も、その人の好きな「月」がタイトルに入っていたから購読させて頂きました。
    本作は、読んでいて心に沁み渡り、でもどこか嫌悪感を感じていた。結城桃子さんが色んな人と出会い、色んな感性に出会い、自分を見つめ直すきっかけを得て、それでも次々と新しい問題が表面化していくところに、自分を投影してしまうからだった。でも、最後には、本作を読んで本当に良かった、本作に出会えて、自分が変われると本気で思った。桃子さんは決して、闘う人を傍観しなかった。
    たとえ希望が無くとも、セルクルみたいな幸せの型にハマらな

    0
    2026年08月22日
  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

    Posted by ブクログ

    心のひだに埋もれていた感情を、言葉で表現してくれていて、自分の気持ちも昇華していけた。
    章の終わりに、出てきた料理のレシピが載っていて、レシピを見て作りながら、話の内容を思い出すのも、楽しい時間。

    0
    2026年08月19日
  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

    Posted by ブクログ

    元カノと別れるタイミングで買ったこの本。
    自分は相手にとっての1番になれないことを知って、虚しくて苦しくて悔しくて、何かに縋るように買った。

    主人公もまた彼氏と別れる所から始まり、その彼氏は元カノが良いとのこと。少し自分と重ねた。

    この本ですごく共感したのは、「自分は足りない人間なのかもしれない」ということ。恋愛とか結婚とか、職場や世の中の人が当たり前にしてることが、できていなくてすごく劣等感に苛まれる。

    それでも、自分は自分なのだから、馬鹿でもアホでも頭が悪くて全部受け入れて生きていきたいと思った。

    そして、もちろん努力はするけれども、そんな自分を愛してくれる人がいたら凄く嬉しいだろ

    0
    2026年08月18日

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