作品一覧 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 人気順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 月と篝火 3.9 小説 / 海外文学 1巻792円 (税込) イタリアの寒村に生まれ育った私生児の〈ぼく〉は,下男から身を起こし,アメリカを彷徨ったすえ,故郷の丘へ帰ってきた――.戦争の惨禍,ファシズムとレジスタンス,死んでいった人々,生き残った貧しい者たち……そこに繰り広げられる惨劇や痛ましい現実を描きながらも美しい,パヴェーゼ(1908-50)最後の長篇小説にして最高傑作. 試し読み フォロー 祭の夜 3.8 小説 / 海外文学 1巻990円 (税込) 裏切りと復讐,自殺と自由,不条理な争い,暴力,弾圧,階級の差異――.均斉のとれた構造のうちに複雑な内容が秘められた,パヴェーゼ文学の原質をなす《詩・物語》全十篇.当時エイナウディ社で働いていたカルヴィーノが遺稿から編み上げた生前未発表の短篇集で,いずれの作品も詩的想像力に満ち溢れ,完成度がきわめて高い. 試し読み フォロー 流刑 4.3 小説 / 海外文学 1巻726円 (税込) 反ファシズム活動の理由で逮捕されたパヴェーゼ(1908-50)が南イタリアの僻村に流刑されたときの体験を色濃く映した自伝的小説.背後に峨々たる山々が聳え立ち,眼前には渺々たるイオニア海が広がる逃げ道なしの自然の牢獄.その中で築かれた村びとたちとの静かで穏やかな交流の日々を背景に,流刑囚の孤独な暗い心の裡を描き出す. 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> パヴェーゼの詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> 月と篝火 小説 / 海外文学 3.9 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ あるとき書店で見かけて以来、中身をほとんど読みもせず、これを読むまでは死ぬまい、と心に決めた本である。それを読んでしまったのだが、やっぱり、自分の直感に誤りはなかったと思う。内容についてここであらためて語ることは野暮でしかないので、語らない。まあ、これはどんな話にも共通しているけれど。気になったら読めばいいと思うし、気にならなければ読まなくてもよい。ただ、気になったのなら必ず読んだほうがよい。そんな話。 0 2022年10月20日 流刑 小説 / 海外文学 4.3 (3) カート 試し読み Posted by ブクログ 実体験を主人公に仮託した自伝小説 反ファシズム活動の罪で 南イタリアの僻村へ移送された 人権を奪われた者の 研ぎ澄まされた感性の開放が静かで美しい 近くて遠い海との間合いが 対人関係の心理を定義しているのか 詩情溢れる物語の構成も 主人公の沈痛な心情に迫っていた 0 2022年06月24日 祭の夜 小説 / 海外文学 3.8 (6) カート 試し読み Posted by ブクログ 初めてのパヴェーゼ。 素晴らしかった…!! 美しい文章なんだけれど、時々驚くような事が書いてある。 彼の人生はどうやら波乱に満ちていて、その繊細さ故に苦しみも大きく、自殺してしまった。 あとがきを読んで、若干自伝的だと分かった。 他にもパヴェーゼ文学が積んであるので、色々読む覚悟でいます。 0 2021年07月06日 月と篝火 小説 / 海外文学 3.9 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 残酷さも貧しさも全ては美しい過去となり郷愁の中に葬られる。 地続きの今がその先にあるとしても。 篝火はすぐに焚けないけれど、外に出れば今夜も綺麗な月が浮かんでいます。 0 2018年11月13日 月と篝火 小説 / 海外文学 3.9 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 一切が回帰する世界のなかで、物語は象徴に導かれながらすすみ、やがて始まりに到達する。すでに決められた世界から飛躍し、別の物語へと繋がるためには、神話と時代が必要なのだ。 パヴェーゼが目指したのは神々がまだ人間、動物と平等だった時代の共産主義的ユートピアなのだろうか。とすれば、死すべき者は常に不死である神々なのだ。 0 2014年06月30日