感情タグBEST3
Posted by ブクログ
実体験を主人公に仮託した自伝小説
反ファシズム活動の罪で
南イタリアの僻村へ移送された
人権を奪われた者の
研ぎ澄まされた感性の開放が静かで美しい
近くて遠い海との間合いが
対人関係の心理を定義しているのか
詩情溢れる物語の構成も
主人公の沈痛な心情に迫っていた
Posted by ブクログ
1970年前後、パヴェーゼは学生の間に人気があった。
ある先輩は、「僕たちもパヴェーゼやポール・ニザンを読むようになるのか」と、嘆くように語ったものだ。
訳者・河島英昭は、イタリア文学の名翻訳者で、「ウンガレッティ全詩集」、「クァジーモド全詩集」(いずれも筑摩書房・刊、未読)等の翻訳もある。
関係詞につながる長文、詩的な表現もそのまま、翻訳されている。