作品一覧

  • 芥川龍之介短編集 蜘蛛の糸・羅生門など

    芥川龍之介短編集 蜘蛛の糸・羅生門など

    小説・文芸

    4.6
    1巻1,386円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 芥川の代表作が1冊で読める!福田利之氏による描き下ろしイラストで読む、芥川龍之介。・100年読み継がれている芥川龍之介の代表作の短編10話を1冊に収録。・巻末に、芥川龍之介の生涯や、各話の成り立ちを知ることができる解説(写真付き)を掲載。・イラストレーション、装画、雑貨と多方面で大活躍の人気のイラストレーター・福田利之が描く世界。・本文の漢字はすべてふりがな付き。・小・中学生から大人まで、一生のうちに何度でも繰り返し味わえる1冊。さまざまな文学ジャンルを往還して、作品世界を創り上げた芥川龍之介。教科書にも収録されている「蜘蛛の糸」、「羅生門」をはじめ、「蜜柑」「舞踏会」など、芥川龍之介の短編10話を収録した珠玉の名作集。巻末には各話の<解説>と<芥川龍之介の世界>(写真付き)を掲載。漢字はすべてふりがな付き。子どもから大人まで、繰り返し芥川作品を楽しめる1冊です。
  • 太陽を掘り起こせ

    太陽を掘り起こせ

    小説・文芸

    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    ある日、世界から太陽が消えた。芳枝は一人息子の健太郎を失い、暗い家に閉じこもっていた。だが、その扉を叩く見知らぬ男の子があらわれる。その子は太陽を探しに行くのだという――。「あなたは、だれなの?」闇の中で子どもが大人を導いていく。物語の本源に迫る重層的な語りの構造が、闇の底に驚くべき結末を準備する。代表作『あん』が23言語で翻訳され、世界のリテラシーエージェントが注目するドリアン助川の希望の書。
  • ほたるいしマジカルランド

    ほたるいしマジカルランド

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    大阪の北部に位置する蛍石市にある老舗遊園地「ほたるいしマジカルランド」。「うちはテーマパークではなく遊園地」と言い切る名物社長を筆頭に、たくさんの人々が働いている。アトラクションやインフォメーションの担当者、清掃スタッフ、花や植物の管理……。お客様に笑顔になってもらうため、従業員は日々奮闘中。自分たちの悩みを裡に押し隠しながら……。そんなある日社長が入院したという知らせが入り、従業員に動揺が走る。
  • 博士の長靴

    博士の長靴

    小説・文芸

    3.9
    1巻792円 (税込)
    ままならない天気も、家族も、人生も、すべてを慈しみながら、わたしは生きたい。 天気の研究に生涯をささげた藤巻博士。博士一家・四世代の歴史と、彼らとの出会いで変化していく人々の生きざまや家族の在り方を丁寧に描いた傑作連作短編小説。 『ありえないほどうるさいオルゴール店』の瀧羽麻子、新たな代表作。
  • あのこはね

    あのこはね

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 かなしいきもち、うれしいきもち、たのしいきもち…… 突然あらわれるいろんなきもちは、どこからくるの? 「やまの うえから?」 「うみの むこうから?」 「とおい おそらの むこうから?」 やっていいことと、悪いことの間で葛藤しながら、大人に近づいていく子供の成長を描いた絵本です。 子供の目線をとおしてみる世界は、どこか少しファンタジー。 べージをめくるごとに、広がる世界をお楽しみください。
  • ドリームサーカスとひみつの夜

    ドリームサーカスとひみつの夜

    小説・文芸

    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    小学3年生の光太は、ぼくは「学芸会で主役になれない」と思っています。 自分に自信が持てなかったけれど、夜の公園で「ドリームサーカス」に出会い、 あこがれのサーカスに大挑戦します! 「自分のほんとうの心の声を、聞き逃さないで!」 サーカスを通じて、大事な言葉を手に入れた光太は、もう新しい自分にかわっていました。 自信と勇気をくれる、美しいファンタジー童話。 作/かんのゆうこ 東京都生まれ。東京女学館短期大学文科卒業。児童書に、「はりねずみのルーチカ」シリーズ、「りりかさんのぬいぐるみ診療所」シリーズ(ともに絵・北見葉胡)、 「ソラタとヒナタ」シリーズ(絵・くまあやこ)、『はこちゃん』(絵・江頭路子)、プラネタリウム番組にもなった 「星うさぎと月のふね」(絵・田中鮎子)(以上、講談社)などがある。令和6年度、小学校教科書『ひろがることば小学国語二上』(教育出版)に、絵本『はるねこ』(絵・松成真理子/講談社)が掲載される。 絵/福田利之 大阪生まれ。大阪芸術大学グラフィックデザイン科卒業。株式会社SPOONにて佐藤邦雄に師事した後、フリーのイラストレーターとして活動をはじめる。2018年には武蔵野市立吉祥寺美術館で展覧会を開催するほか、個展を多数開催。エディトリアル、広告、CDジャケット、絵本、雑貨制作のほか、テキスタイルブランド「POSIPOSY」のデザインも手がける。

ユーザーレビュー

  • ほたるいしマジカルランド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遊園地「ほたるいしマジカルランド」で働く人たちの物語。
    正社員、アルバイト、外部委託会社のスタッフ…。遊園地にはたくさんの人たちがいて、そのそれぞれに悩み事や、葛藤や、不安があります。
    一人ひとりにスポットライトを当てた連作短編集だけど、あるストーリーでは脇役だった人も次のストーリーでは主人公になるし、逆に主人公だった人は脇役になるので、それぞれの内面と他人から見た印象が語られるので、「ああ、そんなことを考えていたからあんな態度だったのか」という気づきもありました。そして、一週間、一日ずつの時系列で物語が進むので、登場人物の心の変化や成長も見ることができ、じんわりと温かい気持ちになりました。

    0
    2026年09月14日
  • ほたるいしマジカルランド

    Posted by ブクログ

    私の好きな、ホッコリするお話でした。
    みんなの続きが知りたいなぁ。
    最後に、みんなの5年後とかの短編も付けて欲しかったなぁ。
    短編形式なのも、読みやすかったです。

    0
    2026年08月05日
  • 博士の長靴

    Posted by ブクログ

    読後感が、雨上がりのさわやかな空気のよう。ホコリやチリが洗い清められて網戸をそよ風が抜けて行くみたいな、大昔におじいちゃんおばあちゃんの家で畳に寝っ転がっていた時間を思い出しました。
    今の夏は暑過ぎるので閉め切った部屋でクーラーの風を浴びて過ごしたり、あまりにも過剰なゲリラ豪雨に見舞われたりと風情もへったくれも無いのがかなしい。データ上はそんなに変わってないんだよ、みたいな意見も見かけるけど心情的には確実に蒸し暑くなっている気がするのだからしょうがない。

    『うさぎパン』(9784344416215)以来2作目の瀧羽麻子先生の作品、本作もとっても良かった。

    まず装丁が素敵。雨粒が宝石みたいに見えてた感性はもう私の中には1ミリも残っちゃいないし傘持ってくの面倒くさいなあとか雨ガッパは荷物になるし干すのがまた面倒くさいなあとかそんな事ばっかりが頭をよぎるけれども、日々の中でじっと空を眺めるだけの時間とか絶対必要だと思うんですよね。確かに子どもは「あの雲がまぐろのお寿司に見える」とか話しかけてくれるので、子どもらが自然にそうやって色々な事を感じたりする稀有な時間に大人が習い事だったり小言ばっかり詰め込んで奪ってしまってはならないと思うので、私も接し方を考えなきゃなと思いました。
    傘の形の小さなしおりもかわいい。黄色い傘と赤い傘で現在と過去を繋いでいるのかな。

    さて物語はといえば、二十四節気の節目を大切に過ごす習慣がある〈藤巻家〉一族の1958年から2022年までの様子を描いた連作小説。藤巻の人が主人公の話もあるし、お隣さんや浮気相手など他者視点から藤巻さんちを捉える章もある。
    設定からして丁寧な暮らしを送る人々によるひたすら折り目正しき日々を読むのかなと思っていたら、思いの外に人間味あふれる人物達が登場してきて奥深い。

    色々な好人物が登場するのだが、私が惹かれたのは〈藤巻和也〉。タイトルの『博士』である〈藤巻昭彦〉を父に持ちながらも勉強には然程身が入らないのだが絵を描くことが好きで、作中では彼が中3から62歳になるまでの物語が書かれている。結局画家として大成はせず、39歳の時には上述したように妻子がありながら浮気をしてしまう身持ちの悪さ。なんだけど、人間としての魅力は備えており何だか憎めない。
    「あのひとは、おれのことなんか興味がない」
    「親父があんなに楽しそうにしてるの、はじめて見たよ。いつも家ではたいくつなんだろうね。おれたちじゃ話し相手になれないもんね」(ともにp76)
    と語るように、学者である父と自らを較べて引け目を感じている様子がありつつ、「一九九八年、藤巻和也作、「夏至の朝」」(p154)という彼の絵画作品の描写からは決して父を毛嫌いしているだけではなくて父の背中や仕事をしっかりと認めているのだという素直さが伝わってくる。巻末の《藤巻博士一家とともに楽しむ二十四節気》の夏至の項には「早起きして日の出を見る。」(p261)とあるので、和也も早起きして日の出を見る昭彦に付き合っていたのだなぁ、というところが窺い知れる。
    62歳になった和也が駅で孫を出迎えるシーンでは「真っ赤なダウンジャケットを着て、ポケットに手をつっこんでいる。」(p216)とあり、なんだか粋を感じるのと、彼も父に似てやっぱり個性的な面があるなと感ぜられて、さり気ないけど良い場面。

    子どもが小さい時にどれだけ食卓を一緒に囲めるか。
    並んで傘をさしながら散歩をするような時間を過ごせるか。
    季節の巡りを祝いながら共に過ごせる時を喜べるか。
    そんな事へ思いを馳せた読書でした。素晴らしい家族小説だったなと思います。


    1刷
    2026.8.5

    0
    2026年08月05日
  • 芥川龍之介短編集 蜘蛛の糸・羅生門など

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何気にちゃんと読むのは初めてかもしれない、芥川龍之介。短編作家だったんですね。
    100年読み継がれる、は言い過ぎじゃない。さすがの一言。
    芥川賞作品を読みまくる前に、芥川を読もう。


    ・蜘蛛の糸
    地獄にいるカンダタは、罪人だが蜘蛛を殺さなかった。その慈悲として、お釈迦様は蜘蛛の糸をたらす。
    千載一遇のチャンス、掴むか逃すかは自分次第。

    ・トロッコ
    良平はトロッコに乗って山を下ってくる土工に憧れ、トロッコを押したいと思う。ある日それが叶うも…。
    1人だけの帰り道の心細さ。外から見た憧れと、実際に経験することの差が短い中に見事に描かれていた。

    ・鼻
    ある高僧は、顎まで垂れ下がった大きな鼻を嫌っていたが、態度には出さないようにしていた。ある日弟子が、鼻を小さくする方法を聞いてきたので試すと、小さくなったが…。
    自分にとっての欠点も、そのままのほうがいいこともある、という学び。落ち葉で黄金色に輝く庭を見ながらの高僧の晴れやかな気持ちが伝わってきた。
    大がかりな美容整形をしたい人に読んでもらいたい。

    ・蜜柑
    二等車両に乗ってきた、みすぼらしい娘。隣に来て窓を開け、煤が入ってきて咳き込む。
    このあたりまでの描写では主人公同様に娘に不快感を覚えたが、蜜柑のシーンは感動した。心情と情景がはっきりと浮かぶ。
    この話、かなり好きだった。

    ・羅生門
    暇を与えられた下人は、羅生門で雨宿りしながら、飢え死にか盗人になるかを考えていた。死人がたくさん放置された楼の中を見ると、老婆が女の死体から髪の毛を抜いていた。
    老婆を見て、盗人になるなどありえないと思う。老婆の話を聞いて、飢え死になどありえないと思う。そして老婆から着物を奪って去る。
    この怒涛の流れに胸を覆われる。すごい作品。

    ・仙人
    仙人になりたい権助は、医者夫婦の家で20年間無報酬で奉公する。いざ20年経つと、医者の妻は松の木に登り、両手を離すよう命じる。
    これはちょっとよくわからなかった。嘘から出た誠なのか、純粋に信じたことによる修行効果なのか。

    ・舞踏会
    鹿鳴館の舞踏会で、明子はフランスの海軍将校と出会い、エスコートを受ける。
    何もかもが美しい。

    ・白
    シロという名の犬が主人公。ある日、白は犬殺しに狙われた黒を見殺しにして逃げる。すると真っ白だった体は真っ黒になっていて、飼い主たちに追い立てられてしまう。
    勇敢な行動を繰り返したのち、最後には白い犬に戻って、飼い主に歓迎されて、めでたしめでたし。

    ・魔術
    インド人の友人から魔術を習いたい。魔術は欲を捨てないとできないと言われる。
    ファンタジー感あふれる。あのカルタで欲が出たからダメってのは、かなり厳しい条件だなと思った。

    ・杜子春
    金持ちの息子の杜子春は、財産を使い果たして困っていた。するとある老人が、夕日に映った影の頭にあたる地面を掘ると金塊が出てくると告げる。大金持ちとなった杜子春は贅沢三昧で毎晩宴をし、また貧乏に。
    仙人の修行は『魔術』に似ていた。結局どう転んでも仙人にはなれないのかねぇ。

    0
    2026年07月30日
  • ほたるいしマジカルランド

    Posted by ブクログ

    連作短編集が好きな方なので、楽しく読めた。

    篠塚八重子さんの話はじんわり泣けた。
    野上さんとお二人のペースで寄り添いながらながく続く関係であるといいな。
    佐竹は不器用そうだけど、いいやつだ。
    三沢はきらい笑
    抱えるものがあるにせよ、好きになれないタイプだね笑
    市子さんもただの突飛なマジカルおばさんじゃなくて、きちんと背景があって強くて優しくてよかった。
    佑もいい子だった。
    みんなそれぞれに幸せになってほしいなぁと思う。

    0
    2026年07月07日

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