入江杏の作品一覧 「入江杏」の「悲しみとともにどう生きるか」「悲しみを生きる力に 被害者遺族からあなたへ」ほか、ユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 価格安い順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 悲しみとともにどう生きるか 4.0 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学 1巻836円 (税込) 悲しみから目を背けようとする社会は、実は生きることを大切にしていない社会なのではないか。共感と支え合いの中で、「悲しみの物語」は「希望の物語」へと変容していく。「グリーフケア」に希望の灯を見出した入江杏の呼びかけに、ノンフィクション作家・柳田邦男、批評家・若松英輔、小説家・星野智幸、臨床心理学者・東畑開人、小説家・平野啓一郎、宗教学者・島薗進が応え、自身の喪失体験や悲しみとの向き合い方などについて語る。悲しみを生きる力に変えていくための珠玉のメッセージ集。 【まえがき――入江杏 より】(抜粋)「世田谷事件」を覚えておられる方はどれほどいらっしゃるだろうか? 未だ解決を見ていないこの事件で、私の二歳年下の妹、宮澤泰子とそのお連れ合いのみきおさん、姪のにいなちゃんと甥の礼くんを含む妹一家四人を喪った。事件解決を願わない日はない。あの事件は私たち家族の運命を変えた。 妹一家が逝ってしまってから6年経った2006年の年末。私は「悲しみ」について思いを馳せる会を「ミシュカの森」と題して開催するようになった。(中略)犯罪や事件と直接関係のない人たちにも、それぞれに意味のある催しにしたい。そしてその思いが、共感と共生に満ちた社会につながっていけばと願ったからだ。それ以来、毎年、事件のあった12月にゲストをお招きして、集いの場を設けている。この活動を継続することができたのは、たくさんの方々との出逢いと支えのおかげだ。本書はこれまでに「ミシュカの森」にご登壇くださった方々の中から、6人の方の講演や寄稿を収録したものである。 試し読み フォロー 悲しみを生きる力に 被害者遺族からあなたへ - 社会・政治 / 社会問題 1巻968円 (税込) 2000年12月,一家4人が殺害された「世田谷事件」.突然,妹一家を失った著者は,絶望のどん底に突き落とされる.周囲の偏見,心ない報道,愛する家族を助けられなかった自責の思い…….深い悲しみに向き合うなかで,どのように生きる意味をつかんだのか.つらく,悲しい思いを抱えるあなたへ送る希望のメッセージ. 試し読み フォロー わたしからはじまる ~悲しみを物語るということ~ 5.0 小説 / 国内小説 1巻1,584円 (税込) わたしからはじまる魂の再生の物語。 読みながらいっしょに沈んでいく。 壊れそうになる。 最後に、極微の勁(つよ)い光に射ぬかれる。 ――鷲田清一さん(哲学者) 繊細な、こわれものとしての「悲しみ」を、 粗略に扱わない社会のために、 静かに読まれるべき一冊 ――平野啓一郎さん(小説家) 上智大学グリーフケア研究所非常勤講師として、 悲しみにある人々に寄り添う活動を続けている 著者の入江杏さんは、2000年に起きた 「世田谷事件」の被害者遺族です。 隣に住む、愛する妹家族を失った悲しみは、 6年もの間、語られることはありませんでした。 語りにひらかれたきっかけについて、まえがきにこうあります。 心ない報道、周囲からの偏見と差別、沈黙を強いる母への抵抗…… わたしは語りへと突き動かされ、無我夢中で心の断片を拾い集めました。 そのかけらから恥を洗い流してみると、そこには透き通った悲しみが顕れました。 ――まえがきより “被害者遺族はこうあるべき”といった世の中の「大きな物語」に抗い、 「わたしの物語」を取り戻し、魂の再生へと向かう軌跡の書です。 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 入江杏の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> 悲しみとともにどう生きるか 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学 4.0 (11) カート 試し読み Posted by ブクログ 【目次】 まえがき(入江杏) 第一章 「ゆるやかなつながり」が生き直す力を与える(柳田邦男) 第二章 光は、ときに悲しみを伴う(若松英輔) 第三章 沈黙を強いるメカニズムに抗して(星野智幸) 第四章 限りなく透明に近い居場所(東畑開人) 第五章 悲しみとともにどう生きるか(平野啓一郎) 第六章 悲しみをともに分かち合う(島薗進) あとがき(入江杏) 0 2024年10月11日 わたしからはじまる ~悲しみを物語るということ~ 小説 / 国内小説 5.0 (1) カート 試し読み Posted by ブクログ 悲しみとは愛しみでもある。 悲しみは、愛の形のひとつ。 悲しみを恐れず、 悲しみに寄り添うこと。 人の感情は単純ではない。 無理に分解したり、記号を貼り付けたりせずに、 複雑な感情の束として、そのまま受け止める。 0 2022年09月25日 悲しみとともにどう生きるか 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学 4.0 (11) カート 試し読み Posted by ブクログ 個人的に興味深い作者名が並んでいたこともあり、本屋で衝動買いしたもの。ただひたすら真摯に、悲しみと向き合ったからこそ到達し得た心境が、ことばで生きている諸氏によって語り起こされる内容は圧巻で、それぞれに異なった対峙方法にも関わらず、通底する温もりは十分に享受できる。心のどこかに本書の存在を認識しているだけで、ずいぶん楽に感じられる、そんな座右の一冊。 0 2021年01月12日 悲しみを生きる力に 被害者遺族からあなたへ 社会・政治 / 社会問題 4.0 (4) カート 試し読み Posted by ブクログ 世田谷一家殺人事件で妹さんを亡くされたお姉さんの本。印象に残ったのは「弱者はこうあるべきという思い込み」という言葉。被害者や遺族が立ち直ろうと努めても、周囲のこういった思い込みで傷つけられることがあるという。 どちらの立場にも誰でも成りうるわけだから、著者のような立場におかれた方のお話にもっと耳を傾けるべきだと思った。 0 2013年02月15日 悲しみとともにどう生きるか 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学 4.0 (11) カート 試し読み Posted by ブクログ 東畑開人さんのアジールとアサイラムの話、そして若松英輔さんの「死者は、、」という話がすごく良かった。 0 2025年10月11日