鈴木エイトの作品一覧
「鈴木エイト」の「陰謀論バカ 排外主義者に洗脳される一億総「情弱」時代」「アンビバレント 山上徹也が私だけに明かした謎の核心」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
安倍元首相襲撃事件の犯人にして、統一教会の被害者である山上達也氏。
鈴木エイト氏は彼を追い続け、拘置所に出向いて何度も取材した。
他のマスコミが断られても、山上氏はエイト氏の取材を受け入れ、
多くのことを語った。
この本にはその内容と、一審で検察の求刑通り無期懲役の判決を下した裁判のやりとりを
すべて収録している。
私はTBSラジオセッションなどでエイト氏の取材報告を何度も聴いているので、
事件の全容は知っているつもりだったが、
そこから漏れてくる山上被告の発言の意味が分からないところがあった。
この本では最後にその意味を明らかにしてくれた。
その発言は
安倍元総理が亡くならなければならなかったのは、殺されなければならなかったのは、
間違いだったと思っております。
ぱっと読めば殺したのは間違い、と反省しているようだが、
エイト氏はそうではなかったことに気づく。
安倍元総理が殺されなければならないようなことをしてしまったのは間違いだった
安倍元総理は、殺されなければならないようなことをしてしまった
それは統一教会の挨拶ビデオ。
これが認められれば、統一教会(名前は変わっているが)が赦されてしまう。
それはあり得ない。
もともと支持している安倍さんだが、それは許せない。
母を狂わせ、兄を死に追いやった協会は許せない。
しかしメディアは誰も助けてくれない。エイト氏のカルト新聞でさえ。
であれば自分でやるしかない!
となったと。
きわめて自然な考え。これまでの報道を解釈すればそういうことになる。
しかし検察は、裁判所は、安倍昭恵氏はそれを認めない。
何の罪もない安倍元首相、と言い切ってしまう。
メディアの多くもそう報道している。
山上氏は無期懲役の判決を不服として控訴した。
果たしてこの思いが裁判官に伝わるかどうか。
アベノミクスを正しいと言い張る自民党高市政権が官僚にらみを利かせる現状、
難しいと言わざるを得ない。
しかし、こうした本が読まれることで、真実を知る人が増えれば、と思う。
はじめに
序章 はじめて対面した山上徹也
第一章 初公判
第二章 検察側と弁護側の攻防
第三章 第一回被告人質問
第四章 二回目の被告人質問
第五章 三回目の被告人質問
第六章 安倍昭恵入廷
第七章 最後の被告人質問
第八章 求刑
第九章 山上徹也との対話
終章 統一教会系議員たちの復権
おわりに
Posted by ブクログ
山上被告の供述
安倍元総理が亡くならなければならなかったのは、殺害されなければならなかったのは、間違いだったと思っています。
彼にとって安倍元総理は、亡くならなければならなかった、殺害されなければならなかったのであり、安倍元総理が統一教会と関係を持ったことを、間違いだった、と彼は法廷で述べたのではないか。
安倍氏に対しての愛憎、その思いに愛反するものがあり、そのアンビバレントな愛反する感情こそ、事件を起こした同期に直結するものだ。
第一審の無期懲役の判決を受け、上告審の判決がどうなるのか、興味を持っている。
基本的には、山上被告が真犯人ではなく、その背後に蠢く、様々な国家権力、目に見えない力、一般に陰謀論と呼ばれている説に共感する思いに変化は無い。
Posted by ブクログ
エイトさん。今や統一教会取材の第一人者。
メディアに登場した当初はその風貌もあって胡散臭いイメージがあったけれど。
そんな彼は今や取材元のNGリストに名を連ねるほど、重要な存在になった。
そんな彼の取材方針、方法を綴ったのがこの新書。
彼の話はよく見聞きしているので知っている話が多かったが、
子宮頸がんワクチンに対する取材については知らなかった。
このワクチン、副反応がメディアに取り上げられ、受診率が減ってしまい、
それがかえって多くの女性の命を奪うことになった、という。
ワクチンは難しい。
確かに副反応で重篤な症状になる人は出る。その確率は相当低いわけだが、
当人にとってはゼロか1。それをメディアが大きく取り上げてしまうと、
対象者はひるみ、うたず、かえってそれでり患してしまう、その確率のほうが高い。
統計というのは難しいものだ。
そのあたりをエイトさんはしっかり書いていた。
統一教会にまつわる選挙取材でも、関係者とのコミュニケーションを大事にする。
エイトさんの姿勢に賛同するものである。
第一章 独自の取材手法
第二章 選挙取材と影響力
第三章 カルトと政界の関係を追及
第四章 もうひとつの命題
第五章 メディア出演とトラブルへの対処
第六章 会見取材
第七章 ジャーナリズムとは
Posted by ブクログ
私はモルモン2世だが、他の宗教2世についても問題の本質は同じという事を再度実感した。宗教2世問題は人権問題であり、子供の信教の自由を阻害していると考えないといけない。この認知が社会にもっと広く伝わってほしいと感じた。
宗教2世の当事者と研究者が数おおく、宗教2世問題について論じているので、2世側の偏った論ではなく社会全体として「宗教2世問題とは何か」という事をしっかり定義している。
宗教2世については知っているが、「宗教2世問題」についてはまだ理解されていない部分が多い。
宗教2世について「何が」問題となっているのか、研究者の論文と当事者の体験談と合わさることで、この問題がくっきりと明らかになるはずだ。