作品一覧

ユーザーレビュー

  • 高瀬舟

    購入済み

    短編ながら、森鴎外の最高傑作

    江戸時代、<島流し>の刑に処せられた、弟殺しの罪人を、小舟で、京都より、大阪まで送る、役人(同心)と罪人との接触を描く。短い短編ではあるが、そのテーマは深く、<安楽死><幸福の尺度>を突いている。一度ならず、数回、読んでこそ、鴎外の意するところが分かるだろう。

    #深い #切ない #泣ける

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    2026年04月15日
  • 雁(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    158P

    森鴎外の雁って150頁ぐらいでそんなに短いはずなのに、なんか短くは感じないよね。高瀬舟も超短編だけど、短いけど内容が異常に詰まってるから短いとは感じないんだよね。芥川龍之介も短編しか出さないけど濃密だから、そっちのタイプだと思う。

    「 僕は人附合いの余り好くない性であったから、学校の構内で好く逢う人にでも、用事がなくては話をしない。同じ下宿屋にいる学生なんぞには、帽を脱いで礼をするようなことも少かった。それが岡田と少し心安くなったのは、古本屋が媒をしたのである。僕の散歩に歩く道筋は、岡田のように極まってはいなかったが、脚が達者で縦横に本郷から下谷[* 45]、神田[* 46]を掛

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    2026年04月13日
  • 雁(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    高利貸しの妾となったお玉は自由のない囲われた生活の中で時折見かける大学生岡田に魅かれる。いつも一礼して通り過ぎていく岡田に思いを募らせるが…。所詮生きる世界の違う男女の虚しい結末。想いだけでは超えられない人間の真理を無情に描き出す名作。

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    2026年03月10日
  • 青年

    Posted by ブクログ

    積極的な人生とは利他的である、という学び。純一の内面的成長を通じて、自分も正しい意味で生活をしているのかを考えた一冊。仏語(英語)が多く、注釈との行ったり来たりは私の語彙力の無さが故。

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    2026年01月16日
  • 雁(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もう20年以上前、読書の楽しさを教えてくれた本。
    文体が、鴎外の他の作品と比べて読みやすかった。

    親を助けるために成金の愛人となった『お玉』と、スポーツも勉強も優秀で、将来を約束された男子学生『岡田』。対照的な二人の登場人物の繊細な心の通い合いを描いています。

    鴎外のすごさって、女性の心理描写にあると思っています。
    当時20歳そこそこの私が、「お玉の気持ち、めちゃくちゃわかる!」「そうそう、こんな時はこう思っちゃうよね~」と、共感しまくりながら読み進めました。
    医者としても文化人としても超一流の鴎外。普通に考えると、女性の細やかな心の動きなんて想像もつかないんじゃない?と思ってしまいますが

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    2025年08月30日

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