作品一覧

ユーザーレビュー

  • 青年

    Posted by ブクログ

    積極的な人生とは利他的である、という学び。純一の内面的成長を通じて、自分も正しい意味で生活をしているのかを考えた一冊。仏語(英語)が多く、注釈との行ったり来たりは私の語彙力の無さが故。

    0
    2026年01月16日
  • 雁(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もう20年以上前、読書の楽しさを教えてくれた本。
    文体が、鴎外の他の作品と比べて読みやすかった。

    親を助けるために成金の愛人となった『お玉』と、スポーツも勉強も優秀で、将来を約束された男子学生『岡田』。対照的な二人の登場人物の繊細な心の通い合いを描いています。

    鴎外のすごさって、女性の心理描写にあると思っています。
    当時20歳そこそこの私が、「お玉の気持ち、めちゃくちゃわかる!」「そうそう、こんな時はこう思っちゃうよね~」と、共感しまくりながら読み進めました。
    医者としても文化人としても超一流の鴎外。普通に考えると、女性の細やかな心の動きなんて想像もつかないんじゃない?と思ってしまいますが

    0
    2025年08月30日
  • 山椒大夫・高瀬舟

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高瀬舟の感想を。

    凄く良い。
    安楽死や尊厳死について深く考えられる。
    現在の日本では、安楽死という制度は認められていないが、スイスなどでは、シロップのようなものを飲むことで安楽死ができると聞いた。
    日に日に身近な存在になっていると思う。
    現代の人たちは医療技術の発展が進むにつれて人は死を忘れていっている。どこか遠いものだと思い込んでいる。
    でも身近な所に死は存在し、死に苦しんでいる人もたくさんいる。
    そんなことを感じさせた。

    0
    2025年08月19日
  • 阿部一族・舞姫(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「舞姫」
    1890(明治23)年1月に「国民之友」に発表された森鷗外の最初の小説。短編小説で雅文体(擬古文)で書かれている。ベルリンに留学した青年官吏太田豊太郎の回想という形で書かれている。豊太郎は国家から派遣されてベルリンの大学の自由な空気に触れ、封建的な官僚機構と「家」に縛られた自分の生き方に疑問を持つ。やがて、純粋無垢な踊り子エリスと愛し合うようになると免職される。親身な友人相沢の尽力で日本での社会復帰の機会を得て、出世か愛情かで苦悩するが、豊太郎は帰国を選んだ。それを知ってエリスは発狂する。エリスは妊娠していた。国家や社会・家族など、周囲から期待される役割と近代知識人の自我の目覚めと挫

    0
    2025年08月06日
  • 山椒大夫・高瀬舟

    Posted by ブクログ

    「山椒大夫」や「高瀬舟」など有名な小説群のなかにあって、「二人の友」だけがエッセイ。九州の小倉で知己になった二人について書いている。37歳から39歳、小倉「左遷」時代、単身で生活する鷗外の日常も見える。
    二人の友とは、安国寺さんという僧侶とF君。安国寺さんは鷗外に唯識論を講じ、鷗外は彼にドイツ語を教えた。彼は、松本清張の「或る「小倉日記」伝」にも登場する。
    F君はいわば押しかけ弟子。本名は福間博。ドイツ語がよくできた。鷗外は、余暇に一緒に出かけるだけでなく、彼の就職の世話もした。(蛇足。福間はその後上京して、旧制一高のドイツ語教員になった。芥川龍之介や久米正雄が教わったが、彼らが大学2年生の時

    0
    2025年05月08日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!