作品一覧

  • あんぱん ジャムパン クリームパン――女三人モヤモヤ日記
    3.6
    1巻1,430円 (税込)
    神戸在住のライター・青山ゆみこ、 東京で働く校正者・牟田都子、 琵琶湖のほとりで暮らす翻訳家・村井理子。 いろいろありながらも平和に生きてきた3人を(そして世界中を)疫病の影が覆い、生活は一変。 さあ、たいへん。めっちゃ辛い。 ——そうだ、交換日記をやろう。きっとみんな、同じ気持ちを抱えているだろうから。 仕事、急に増えた家事、家族やペットのこと、必死で探したほっとする時間。 人生を揺るがす出来事を前に、戸惑い、恐れ、苦しむ。 でも、おいしいものを食べて、みんなで話せば何とかやっていけるかも。 日々のモヤモヤを3人でつづるエッセイ集。 不安だらけだけど、おしゃべりしてひと息入れよ? 電子版では写真をカラーで掲載しています。 【目次】 ・人物紹介 ・まえがき 1 1 小さくなった世界 2 猫だけが変わらない 3 ひとりぼっち 4 絶望しても生きている 5 こわくてたまらない 6 記憶の鍋のフタ 2 おこもり生活を支えた美味しいもの ・暑苦しいほどの焼きそば愛 ・エンゲル係数が止まらない ・15年ぶりのパンケーキ 3 7 良いニュースは小声で語られる 8 途方に暮れる 9 三人から始めよう 10 できれば機嫌よくいきたい 11 みんなどうしてるんだろう 12 紙一重 4 13 わたしの初めての猫 14 最後かもしれない 15 当たり前を取り戻す 5 なくて困った! ・災い転じて!? ・なくて困った事務用品 ・図書館が閉まった 6 緊急事態宣言が解除されて 16 モヤモヤとともに 17 小さきものの呟き 18 コロナ、その後 ・あとがき1 ・あとがき2
  • 文にあたる
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    《本を愛するすべての人へ》 人気校正者が、書物への止まらない想い、言葉との向き合い方、仕事に取り組む意識について——思いのたけを綴った初めての本。 -------------------------------------- 〈本を読む仕事〉という天職に出会って10年と少し。 無類の本読みでもある校正者・牟田都子は、今日も校正ゲラをくり返し読み込み、書店や図書館をぐるぐる巡り、丹念に資料と向き合う。 1冊の本ができあがるまでに大きな役割を担う校正・校閲の仕事とは?  知られざる校正者の本の読み方、つきあい方。 -------------------------------------- 校正者にとっては百冊のうちの一冊でも、読者にとっては人生で唯一の一冊になるかもしれない。誰かにとっては無数の本の中の一冊に過ぎないとしても、べつの誰かにとっては、かけがえのない一冊なのだ。

ユーザーレビュー

  • 文にあたる

    Posted by ブクログ

    校正という仕事が身近に感じられた1冊。本文には書かれていない背景までもとことん追求して、興味を持って調べ尽くすことが仕事になる。労力が膨大過ぎる。なんて大変な仕事なんだろう……。
    私が今まで読んできた本も、数々の校正を経て手元に届いてるんだなぁ。感謝。

    0
    2025年07月12日
  • 文にあたる

    Posted by ブクログ

    最近校正の仕事に興味を持ったので、読んでみた本。話し口調で読みやすく、普段読むのが遅い私でもスイスイ読めた。

    校正とはどのような仕事なのか、実際に働いている方の葛藤や苦労、本に対する思いがとても伝わってきた。実際にあった誤植も紹介されていて面白い。

    生半可な気持ちでは続けられない、体力と精神力が求められる超ハードな仕事だと分かり、少し気後れしてしまったが、この仕事にますます魅力を感じた一冊でもあった。他の校正者の書いた本も読んでみたい。

    0
    2025年04月03日
  • 文にあたる

    Posted by ブクログ

    校閲の方のエッセイ。
    辞書の買い方がわからなった、が一番興味深かった。

    辞書を一冊だけじゃなく二十冊以上引くなんて、なんて気の遠くなるような作業なのだろう。

    本を読んで読んで、読みまくって本好きからすると羨ましい反面、辛いだろうなとも思ってしまう。

    0
    2024年07月12日
  • 文にあたる

    Posted by ブクログ

    心震えました。
    校正者・牟田都子さんのエッセイ。

    文字を、文章を、読むことが好きであればたまらない世界です。

    どのお話も驚きと発見に溢れていて、読み終えてしまうのがもったいなくてひとつひとつ味わうように大切に読みました。

    校正の仕事は単に誤字脱字を直すだけだと思っていたら、記述が正確かどうかこんなに徹底的に調べるとは!
    思い込みで読み流してしまいそうな一つ一つを調べてみるアンテナに驚きです。
    「揚げ物が苦手だと口にした登場人物が居酒屋でポテトフライを注文していたり、間取り図を描いてみると出入り口のない部屋が出現したりする、」
    そんなことも見つけなければいけないなんて、なんて大変な仕事なん

    0
    2024年03月18日
  • 文にあたる

    Posted by ブクログ

    たくさんの引用も含めて
    本を作る大勢のプロフェッショナルたちの仕事ぶりや心意気を伝えてくれる本。

    後世に残る仕事だからこそ、という思いを強く感じた。
    永六輔さんの「職人」などと親和性のある本。

    0
    2023年11月12日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!