直良和美の作品一覧

「直良和美」の「寒波」「鼓動」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 誘拐
    3.9
    1巻1,100円 (税込)
    管内の美術館から子どもがひとり消えた。愛称はドド、バットマンのフィギュアを片時も離さない十歳の少年だ。激高しやすいロマーノと気取り屋アラゴーナのコンビが初動捜査を進めるうち、事件は誘拐らしき様相を呈してくる。いっぽうロヤコーノ警部が担当するのは、スポーツジム経営者夫婦の自宅が空き巣にはいられた一件。室内は荒らされているものの、金品が盗られた様子はない。さらに副署長が独自に調べる一連の自殺案件にも新たな展開が……。ナポリの街で同時進行する事件をP分署の型破りな刑事たちが追う、〈21世紀の87分署〉シリーズ!/解説=川出正樹
  • ファミリー・ビジネス
    3.8
    1巻1,400円 (税込)
    チャイナタウンに多大な影響力を持つギャングのボス、チョイが病没する。彼は遺言で、自らの所有する古い会館を堅気の姪メルに譲っていた。そこは再開発計画でタワーマンションが建つ予定の場所で、この相続が利害関係者のあいだに波風を立てることは必至だ。私立探偵のリディアは相棒ビルと、事態が片づくまでメルの護衛を務めることになるが、チョイの葬儀が終わった次の日、ギャングの幹部が何者かに殺されてしまう……。チャイナタウンを揺るがす一大事に最高のコンビが挑む現代ハードボイルド〈リディア・チン&ビル・スミス〉シリーズ!/解説=若林踏
  • 鼓動
    3.8
    1巻1,200円 (税込)
    P分署近くに捨てられていた赤子の親を探して奔走する捜査班の刑事たち。だが事態は次第に思わぬ展開へ……イタリア発の人気警察小説、〈21世紀の87分署〉シリーズ最新刊!
  • 南の子供たち
    3.8
    1巻1,386円 (税込)
    「ミシシッピへ行きなさい。あの白いマントヒヒを連れて」突然の母の言葉に、私立探偵のリディアは言葉を失った。パートナーのビルとわたしが、なぜアメリカ南部に?……それは殺人の容疑をかけられた青年の無実を証明してほしいという、親戚からの依頼だった。ビルを伴い、自分たち家族が住んだかもしれない町を訪れたリディアは、そこで渦中の容疑者が脱走したことを知る。知られざる中国系アメリカ人の歴史をひもときつつ、事件の解決に奔走するふたり。現代ハードボイルドの最高峰〈リディア・チン&ビル・スミス〉シリーズ、最新作の登場!/解説=大矢博子
  • その罪は描けない
    3.6
    1巻1,400円 (税込)
    「証明してくれよ、おれが犯人だと」銃を持って私立探偵ビル・スミスの家に押しかけてきた男はそう言った。彼の名はサム・テイバー。かつての依頼人で殺人者だ。収監された刑務所で絵の才能を見出されて仮釈放となり、現在は画家として活躍中。記憶も証拠もないが、最近ニューヨークで起きた二件の女性殺害事件は自分の犯行だと主張するサムの話の真偽を調べるため、ビルはサムと交流のある美術業界の関係者を相棒リディアと訪ねる。だがその矢先に、第三の犠牲者が……。必読の現代ハードボイルド〈リディア・チン&ビル・スミス〉シリーズ!/解説=吉野仁
  • 寒波
    3.6
    1巻1,200円 (税込)
    冷えこみの厳しい十一月の朝。P分署にはいった通報が、アパートの一室で起きた二重殺人を知らせる。被害者は部屋で同居していた兄妹。化学者の兄とモデルの妹、仲の良いふたりを誰がなぜ殺したのか。ロヤコーノ警部とディ・ナルド巡査長補は即時捜査を開始する。いっぽう、署を訪れた中学校教師に受け持ちの女子生徒が家族に虐待されているという疑念を打ち明けられ、ロマーノとアラゴーナは確認のため学校に赴くのだが……。ナポリの街で発生する事件を解決するため、型破りな刑事たちは悩み、怒り、走る! 21世紀の〈87分署〉シリーズ第3弾。/解説=三橋曉
  • 集結
    3.5
    1巻1,100円 (税込)
    独自の捜査方針を貫く切れ者ロヤコーノ警部は、ピッツォファルコーネ署への異動を命じられる。そこはナポリでもっとも治安の悪い地区にある分署で、捜査班の大半が汚職で逮捕されたため、早急に人員を補充する必要があった。ロヤコーノのほかに送り込まれたのは、暴力沙汰を起こした男性刑事、署内で発砲した女性刑事、スピード狂の巡査と、いずれも能力はあるが各分署が持て余した者たち。彼らは着任早々、スノードーム蒐集が趣味の女性資産家殺しをはじめ、いくつもの事件に直面する。イタリア発の警察小説、21世紀の〈87分署〉シリーズ始動。/解説=吉野仁

ユーザーレビュー

  • 集結

    Posted by ブクログ

    各分署でクセツヨで持て余されていた者たちが、不祥事を起こして閉鎖間際のピッツォファルコーネ署に集められて……というシリーズ作品の一作目。

    これ好き!大好き!キャラがみんな魅力的で最高!!

    21世紀の87分署らしいが、87分署を未読なのでどちらかというと「はみ出し者警察小説」という文言で特捜部Q的な感じかと読み始めたら、雰囲気が全然違う!これがイタリア小説!(笑)北欧のあの重苦しいのも好きだけど、イタリアのカラッとした感じも好き!愛と情熱、とてもいい!シリーズ追いかける!


    女にモテモテなロヤコーノ警部と親のすねかじりスピード狂のアラゴーナ一等巡査とのコンビも最高だけど、いまんとこ良いとこ

    0
    2025年10月28日
  • 誘拐

    Posted by ブクログ

    イタリア小説、2冊めです。
    面白いです❗️

    詳細は述べまませんが、是非読んでみて下さい。

    イタリア❓って思って読みましたが、楽しめます。
    この後もとても楽しみです。

    翻訳の方にも「ありがとう❗️」って言いたいです。

    0
    2022年07月16日
  • 誘拐

    Posted by ブクログ

    イタリア ナポリ舞台の警察小説。
    誘拐事件 と 空き巣事件 が交錯する。
    筋よりも人間模様が豊か。風物としてイタリアの人の日常 社会の雰囲気を感じる。

    0
    2021年08月16日
  • 南の子供たち

    Posted by ブクログ

    全作品でいて、今回も楽しめた。

    『北京からきた男』でも出てきたけれどここにも大陸鉄道建設時代の中国人労働者の話が興味深い。

    移民と家族の話。

    南部方言の訳し方と青い砂糖衣のクッキーという表現がちょっと気になったけど、翻訳の仕事はしたことがあるので、深く考えてのことなのだろうと思い直した。
    一作目のチャイナ・タウンを原作で読んでいる。

    0
    2025年07月25日
  • ファミリー・ビジネス

    Posted by ブクログ

    CL 2025.3.11-2025.3.13
    チャイナタウンのギャング堂(トン)をめぐるお話。活き活きとした動きのある描写ですごく楽しかった。

    0
    2025年03月13日

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