南の子供たち

南の子供たち

1,386円 (税込)

6pt

3.8

「ミシシッピへ行きなさい。あの白いマントヒヒを連れて」突然の母の言葉に、私立探偵のリディアは言葉を失った。パートナーのビルとわたしが、なぜアメリカ南部に?……それは殺人の容疑をかけられた青年の無実を証明してほしいという、親戚からの依頼だった。ビルを伴い、自分たち家族が住んだかもしれない町を訪れたリディアは、そこで渦中の容疑者が脱走したことを知る。知られざる中国系アメリカ人の歴史をひもときつつ、事件の解決に奔走するふたり。現代ハードボイルドの最高峰〈リディア・チン&ビル・スミス〉シリーズ、最新作の登場!/解説=大矢博子

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南の子供たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    全作品でいて、今回も楽しめた。

    『北京からきた男』でも出てきたけれどここにも大陸鉄道建設時代の中国人労働者の話が興味深い。

    移民と家族の話。

    南部方言の訳し方と青い砂糖衣のクッキーという表現がちょっと気になったけど、翻訳の仕事はしたことがあるので、深く考えてのことなのだろうと思い直した。
    一作

    0
    2025年07月25日

    Posted by ブクログ

    大変ご無沙汰、帰ってきたリディアとビル。今回はホームグラウンドのニューヨークを離れて、完全アウェーのミシシッピーが舞台。私も彼女と同様、南部に中国人のコミュニティーがあったとは知らなかった。歴史的な事柄として、ペーパーサン(書類上の親子関係)となってアメリカに渡り、苦労した移民がいたことは知っていて

    0
    2022年09月08日

    Posted by ブクログ

    CL 2022.7.7-2022.7.10
    Paper Son
    8年ぶりのリディア&ビル。
    昔好きだったシリーズは安心して読める。

    南部での黒人のみならず有色人種への差別。
    過去の話ではない。現在も厳然と残っている。
    アメリカに限ったことでもない。

    事件の真相やラストの出来事で、気持ちよ

    0
    2022年07月10日

    Posted by ブクログ

    シリーズ8年ぶりの最新作。
    好きなシリーズでもう新刊はあきらめていたのでうれしい。
    こちらは8年年をとったが、リディア、ビル、そしてリディアのお母さんもそのままで違和感なく世界に入っていけた。
    話自体もミステリー要素がありつつ、社会的な問題も絡めていて相変わらず面白かった。
    また定期的に刊行されてい

    0
    2022年06月27日

    Posted by ブクログ

    久しぶりすぎてこれまでの内容をほぼ覚えていなかったが問題なし。
    リディアとビル、そしてリディアのお母さんがどういう人か、最初の会話シーンだけで大体わかる。
    南部というと黒人差別のイメージはあったけど、法律が変わり世代交代しても根深く残っているのか…。そして同じ国なのに北部(ヤンキー)は南部のことをほ

    0
    2023年05月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前半、アメリカ南部の人種、移民問題の話が続くのだが、これがとても興味深い。
    一応ミステリなので真犯人探しをするけど、話が大きく動くのは後半で、予想外の結末にはならなかった。

    0
    2022年07月07日

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