桜林直子の作品一覧
「桜林直子」の「あなたはなぜ雑談が苦手なのか(新潮新書)」「過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
自分がなぜ雑談が苦手なのか、本書に書いてある通りでとても勉強になった。
時々、人から相談されたり、愚痴を聞いてと言われる。いつも何か良いアドバイスや気の利いたことを返してあげるべきなのか。。と思っていたが、そんな必要はなく、ただその人の言葉に耳を傾けて、関心を持てばいいのだなと納得した。ついつい、それって・・と言ってしまいたくなる自分を戒めるために手元に置いて、時々読み返そうと思う。
感情の泉と思考の水車の話はとても面白くて、やっぱり自分は随分と自分の感情に蓋をしてきたのだなと思う。少し前に読んだ松浦理英子の本「ヒカリ文庫」で感情を使わないで生きているという主人公の本を読んで辛くて寂しい気持ちになったことを思い出した。
p64
感情の泉と思考の水車
自分の話ができなくて、自分の感情や思考が自分でもわからなくなってしまう。わからないから、より話せなくなる。そんな悪循環がうまれている。
感情は、必要なときに都合よく出そうと思っても急に出てくるものではない。本来は泉のように自然と湧き出てくるもので、それはちょろちょろ出たり、ときに噴水のように出たりもする。
思考は、誰かから聞いた言葉に付箋を貼って集めるものではない。自ら考え始めると水車のように回りながらすこしずつ深まっていくものだ。
そして、自分の感情と思考は循環する。蓋をして、感情と思考が出てこないようにしていると、いざ出そうとしても突然湧くことはないし、巡らない。大事にせずに放置していると泉は涸れ、水車は止まってしまうのだ。
聞き役として誰かの役に立つことよりも、自分の感情や思考を知っている方がどう考えても大事だ。相手がどう思うかを重視しすぎて、自分がどう思うかわからなくなっても、誰のせいにもできない。泉を潤し、水車を回すのは、自分にしかできないのだから。
自分と仲良くする
自分の感情や思考に「価値がないから出てきてはいけない」と許可を出さず、蓋をして抑えてしまうのは、自分に対してとても意地悪で、かなり仲が悪い状態だと言える。
泉を湧かせるには、「出てきてもいいよ」という許可が必要で、それは自分と仲良くないとできない。
今まであまり好きではなかった自分と、急には仲良くなれなくても、どんな人なのか知ろうとする努力はできるのではないか。嫌いだからといって自分自身と離れることは残念ながらできないのだから、諦めて、一度しっかり関わってみるのはどうだろうか。
自分と仲良くするとはどういうことかというと、友達と仲良くなるのと同じだと思う。
他人とは、仲良くなる前に、その人を尊重し、よく知ることからはじまる。