小金輝彦の作品一覧
「小金輝彦」の「巨大テック企業無敵神話の嘘 GAFA+Netflix+Xの勝者と敗者」「告発 フェイスブックを揺るがした巨大スキャンダル」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
【私はどちらかというと、どうやって解決すればいいかがわかるような問題に力を注ぎたい】(文中より引用)
日々その発展が報じられ、多くの期待と不安の眼差しを集めている人工知能(AI)。数十年にわたる歴史的過程において、その歩みに大きく貢献してきた「天才(ジーニアス)」たちの物語を記した一冊です。著者は、「ニューヨーク・タイムズ」のテクノロジー担当記者であるケイド・メッツ。訳者は、ラトガース大学でMBAを取得した小金輝彦。原題は、『Genium Makers: The Mavericks Who Brought AI to Google, Facebook, and the World』。
AI
AI活用と今後の拡がりのために
AIの周りで活躍している(した)人々の話である。と同時に、ひと昔前までは割とのんきにAIの活用が夢のような話をしていたきがするが、もはやそれほど話は簡単でもないし、軽くもないという話。状況はますます複雑さを増し、もしAIがシンギュラリティを超えるようなことがあったとしても、それがどのように超えられたかは不明な可能性があるのと、またAIが間違った使われ方をしても誰にも見やぶれない上に政治的に悪用も可能。さらになんでもAI化できるとAGIを信じる者と、その実現性を疑っている人間の存在が示しているのは、AIに対する考え方の研究者の間での多様性が健全に働いているという事でもあるか。とにかくAIの現在地