作品一覧

  • 啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語
    4.5
    1巻2,640円 (税込)
    西洋なんて存在しなかった?──近代知の起源とされる「啓蒙思想」は,ヨーロッパ貴族のサロンではなく,じつはマダガスカルの海賊と女性たちの社会実験によって創造されたのではないか.海賊王国の知湧き心躍る「本当の」歴史をたどり直し,自由,国家,民主主義をめぐる無数の常識をくつがえす.グレーバー生前最後の著作.

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  • 万物の黎明~人類史を根本からくつがえす~
    4.5
    『負債論』『ブルシット・ジョブ』のグレーバーの遺作、ついに邦訳。「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラー。考古学、人類学の画期的な研究成果に基づく新・真・世界史! 人類の歴史は、これまで語られてきたものと異なり、遊び心と希望に満ちた可能性に溢れていた。
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論
    4.0
    1巻4,070円 (税込)
    やりがいを感じないまま働く.ムダで無意味な仕事が増えていく.人の役に立つ仕事だけど給料が低い――それはすべてブルシット・ジョブ(ルビ:クソどうでもいい仕事)のせいだった! 職場にひそむ精神的暴力や封建制・労働信仰を分析し,ブルシット・ジョブ蔓延のメカニズムを解明.仕事の「価値」を再考し,週一五時間労働の道筋をつける.『負債論』の著者による解放の書.

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  • 未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来
    3.4
    1巻850円 (税込)
    経済学者シュンペーターは「資本主義の欠点は自ら批判されたいと願っている点だ」と述べた。批判すらも飲み込み自己変容を遂げていく「未完」の資本主義。とりわけ近年は、テクノロジーの劇的発展により、経済の形が変わり、様々な矛盾が噴出している。本書は、「テクノロジーは資本主義をどう変えるか」「我々は資本主義をどう『修正』するべきか」について、国際ジャーナリスト・大野和基氏が、世界の「知の巨人」7人に訊ねた論考集である。経済学、歴史学、人類学……多彩な視座から未来を見通し、「未完」のその先の姿を考える、知的興奮に満ちた1冊。

ユーザーレビュー

  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

    Posted by ブクログ

    「あなたは、お金の心配がなくなったとしても、今の仕事を続けたいと思えるだろうか?」ー答えは「No」だ。
    今の仕事をやりがいがあり、社会的価値がある仕事に変革するのもマネジメントである私の責任だ。

    0
    2025年09月08日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

    Posted by ブクログ

    自分の仕事がブルシットジョブで向こう20年を耐えるのはムリだから転職する、という人生の節目で、じゃあブルシットジョブという言葉を作った人の本を読んでみようと手に取った。
    語感だけで使ってた単語だが、著者の定義を見てその通りで驚いた。被雇用者本人でさえ存在を正当化しがたいほど完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態で、とはいえその雇用条件の一環として本人はそうではないと取り繕わなければならないように感じている、と。そしてこれはシットジョブとは違うんである。
    ブルシットジョブの種類や、市場が生み出した仕事になぜそんな非効率なものがあるのか、なぜブルシットジョブが増えているのかという問

    0
    2025年09月01日
  • 啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大昔のポプラ社の海賊の本を思い出しながら読んだ。あれは実はすごい本だった気がする。ベニョフスキー航海記が出てきたのでうへ〜と思った。なんかとまれ楽しかった。

    0
    2025年08月23日
  • 万物の黎明~人類史を根本からくつがえす~

    Posted by ブクログ

    第1章
     ホモ・サピエンスは唯一の現生人類ではなく、ネアンデルタール人やデニソワ人をはじめとする複数の人類種が共存し、交雑していた事実を示している。
    これにより、人類の起源は単純な直線的進化ではなく、多様で複雑なネットワーク型進化モデルで説明されるべきである。
     さらに、アフリカを起源とする「単一起源説」も修正が必要である。最新の化石発見と古代DNA解析により、人類はアフリカ以外の地域でも独自の進化を遂げ、遺伝的交流を重ねてきたことが明確に証明された。

     古代DNAの解析技術の進展は、人類の移動経路と交配の詳細なパターンを解明し、過去に存在した多様な人類集団が互いに影響を与え合っていたことを

    0
    2025年08月11日
  • ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

    Posted by ブクログ

    この本は語られること多くして、実際にはあまり読まれていないのではないか。
    実際読んでみると、グレーバーはここで、現代の資本主義の根源的な問題を抉り出しており、その最も本質的な批判になり得ていると思う。
    この書物の結論のひとつは、この社会においては、労働が他者の助けとなり他者に便益を提供するものであればあるほど、そしてつくり出される社会的価値が高ければ高いほど、それに与えられる報酬はより少なくなるということ。そして逆に報酬の高い労働とりわけFIREセクター(金融、保険、不動産)におけるそれは、社会的に徹底的に無意味であると本人に感じられるようなものであるということだ。
    すなわちいわゆる「負け組」

    0
    2025年08月03日

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