作品一覧

  • 協力と裏切りの生命進化史
    4.1
    1巻902円 (税込)
    協力関係があるところには、必ず裏切り者が生まれます。生物における協力関係についても同じです。1個体、1細胞でも裏切り者が現れれば、協力関係に致命的な影響を及ぼします。生物界における裏切り者とは、他の生物からの協力にただ乗りをするものたちのことです。多細胞生物でいえば、がん細胞のように勝手に増殖する身勝手な細胞のことです。協力関係を長期間維持している生物は、実に様々な方法で裏切り者を抑え込んでいます。
  • 増えるものたちの進化生物学
    -
    1巻858円 (税込)
    生命と非生命をわけるもの、それは「増える」ことである。増えて遺伝する能力は生物を進化させ、繁栄をもたらし、やがて私たち人間に自由と生きる喜びを与えるとともに尽きることのない不安や迷いを植え付けることとなった。生の悩みから生命の起源と未来を見つめる知的問答の書。

ユーザーレビュー

  • 協力と裏切りの生命進化史

    Posted by ブクログ

    生物は、協力することで進化した。
    分子同士が協力して細菌に。
    細菌同士が協力して、真核生物へ。
    血縁関係にある個体同士が協力して社会性動物へ。
    人は、さらに血縁関係にない個体同士が協力して
    より大きな社会を作っている。

    下に行くほど複雑な生物であるが、その分個体数は少なくなっていく。
    従って、決して、生物学的な観点からの勝者ではない。単純な生物とは戦いのルールを変えることで、生きられるようになった弱い存在なのかもしれない。

    協力のポイントは、分業。
    個々がスペシャリストになることで、全体としてより複雑なことができるようになる。
    分業するにあたり、裏切り者の存在が邪魔になる。

    裏切り者は、

    0
    2023年12月28日
  • 協力と裏切りの生命進化史

    Posted by ブクログ

    定義通りの「生命」を作っている研究者が著者。でも作った生命と元々存在する生命との間には決定的な違いがあった。
    タイトル通り協力と裏切りがキーになる。めちゃ面白かった。

    0
    2023年02月25日
  • 協力と裏切りの生命進化史

    Posted by ブクログ

    より複雑な生命には協力が必要。分子レベル、細菌レベル、細胞レベル、血族レベル、社会性と多段階での協力とそれによる進化について説明。その中の裏切りがもたらす進化についても述べていた。多様性と協調性のバランスが大事なのだと思った。

    0
    2019年12月26日
  • 協力と裏切りの生命進化史

    Posted by ブクログ

    ヒトは協力関係を発展させて生存競争を勝ち抜いてきたから、脳は協力を好むように成形されている。だが協力しない裏切り者にも進化を促す役割がある。公的年金に加入しない若者の増加は、年金制度の見直しを促すきっかけにもなると著者は評価する。

    0
    2019年11月09日
  • 協力と裏切りの生命進化史

    Posted by ブクログ

    「進化生物学」という領域があることは知らなかった。こんな幅広い知見を総合的に分析するとは凄い。本書を読み、生命と進化の謎がクリアに理解できたように思えた。
    領域を超えたトータルな知見を鳥瞰するかのような本書の内容は、実に知的好奇心を刺激してくれる。
    著者は「わかりやすさを第一に考えた」というように、一般人の小生でも興味深く最後まで読むことができた。
    ただ終盤の社会学関係の考察について「進化的宿命」と言ってしまうことにはいろいろ議論があるだろうとも思えた。
    内容は専門的でありながら、読み易くわかりやすい本である。

    0
    2019年06月09日

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