増えるものたちの進化生物学

増えるものたちの進化生物学

770円 (税込)

3pt

生命と非生命をわけるもの、それは「増える」ことである。増えて遺伝する能力は生物を進化させ、繁栄をもたらし、やがて私たち人間に自由と生きる喜びを与えるとともに尽きることのない不安や迷いを植え付けることとなった。生の悩みから生命の起源と未来を見つめる知的問答の書。

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増えるものたちの進化生物学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月21日

    増えて遺伝すると、進化する。

    我々は、少産少死である。
    そのためには、生き残ることが大事。
    生き残るためには、みんなで協力することで
    生き残る可能性を高めることが大事。
    ウイルスの進化スピードに負けないためにも
    他の人の遺伝子を使えることが大事。

    そんなわけで、
    我々は、他人から好かれないといけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月01日

    少産少死の戦略。長生きが宿命。ゆっくり増える。出来るだけ死なない。子供、異性に対して愛情を持つようになる。成長にコストを掛ける結果、命が大事になる。

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    Posted by ブクログ 2023年07月02日

    悩める10代の若者たちに思い悩むことが当然と肯定し、力づけてくれつつ、さらに生物の進化の面白さについて解説してくれる1冊で2度美味しい本。もちろん50歳を越えて未だ達観に至らない中年にとっても興味深い良書。

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    Posted by ブクログ 2023年06月16日

    進化生物学者により生物の性質について書かれた本。人類を含め、生物の性質は「増える」ことであり、そのメカニズムについて説明している。その観点から生物は、「多産多死」か「少産少死」に分かれ、人類は後者に属する。少産少死の生物は進化を続け、より死なないようになっているが、それが現代では本来の目的である「増...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月11日

    進化生物学と進化心理学の中間のような内容。とても読みやすく、中学生なら多くの子どもが読めると思う。中学受験の課題文にもなっているそうだ。
    私たちはなぜ生きているのか→「増えて遺伝する物質が地球で生まれたから」。思春期に読んでおくと悩みが減ってとてもいいと思う。

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    Posted by ブクログ 2023年09月10日

    章ごとにまとめると次のように..

    原始地球で生まれた「増えて遺伝するもの」が進化していった果てが人間を含む生物。その本質は①増えること②形質を次世代に伝えること③ただし変異をすること。①②③を繰り返しながら「増える」ことに有利なものが生き残り、変異の蓄積が進化。

    増えるための作戦として「多産多死...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月23日

    増殖するという特性に着目した生物の進化について

    自己を複製する物理現象こそが生物の本質
    増えるために有利な形質が遺伝的に残る
    というのはまぁ理解できる

    増える戦略の多産多死と少産少死の軸
    少産少死だからこそ命が大事になる
    他者も含めて命を奪わないという方向へのシフト
    ヒトの場合、他者との関わりに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月29日

    生命と非生命とを分けるものを「増える」ことというポイントから説明していく。とっても分かりやすい説明。物理現象としての細胞分裂からなぜ生きているのか、何のために生きているのかまでを考察する。
    ヒトの生存戦略は狩猟採集時代を基本に組み立てられているのだそうな。不安定だった食料確保に対応するためのものだ。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月17日

    『サピエンス全史』や『銃・病原菌・鉄』も面白かったけどやっぱりちょっと難しくて、これは読みやすくて面白かった。

    なぜ生きてるのか
    なぜ死にたくないのか
    宗教やスピリチュアルな言葉じゃなく
    生物学の視点で書かれてる。

    狩猟採集社会の時代からたった1万年程度では、私たちの身体や脳のつくりを現代型にす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月18日

    ちくまプリマー新書ってプリマーの字義通り中高生を専門分野に誘うシリーズらしいですが、本書は遥か昔の中学高校の同級生に読んで感想聞かせて欲しいと薦められました。いくつになっても心はヤングアダルトな友人です。進化合成生物学というなんか凄そうな分野の研究者が「なぜ生きているのか」「なぜ死にたくないのか」「...続きを読む

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