砂川文次の作品一覧

「砂川文次」の「小隊」「身体を記す」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

配信予定・最新刊

作品一覧

  • 小隊
    続巻入荷

    小隊

    少年・青年マンガ

    3.3
    1~2巻880円 (税込)
    ロシア軍上陸、迎え撃つ自衛隊!! 元自衛官の芥川賞作家による衝撃作を鮮烈コミカライズ!! 宣戦布告のないまま、ロシア軍が北海道に上陸した。自衛隊は住民を避難させ、防御態勢を固める。にらみ合いが続くなか、小隊を率いる安達3尉は、釧路郊外の中隊指揮所から呼び出しをうける。「敵は明朝、行動開始と見積もられる」。迫り来る戦車、装甲車、歩兵戦闘車……。”ホンモノの戦闘”がはじまる! 小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター准教授)推薦!! 「読みながらウクライナの戦禍に思いを馳せた。これは私たちが生きる時代を描いた21世紀の漫画だ」
  • 身体を記す
    NEW

    身体を記す

    小説・文芸

    3.3
    1巻1,800円 (税込)
    15人の作家が己の「身体」と向き合った! 時代を代表する作家・表現者たちが自らの身体にまつわる記憶、経験、洞察を包み隠さず告白した刺激的エッセイアンソロジー。 社会の目にさらされ、他者との間で認知される性。 外見からは想像もつかない動きをする、身体への戸惑い。 肉体に刻まれる、誰かの痕跡。 現代で「男性」性を帯びて生きることと真摯に向き合う書き手たちのリレー・エッセイ。
  • 越境

    越境

    小説・文芸

    5.0
    1巻1,200円 (税込)
    北海道は無法地帯と化した。迫真の軍事小説 舞台はロシア軍の侵攻を受けた北海道。 日本国は、戦場と化した最北の地を見放した――。 国家とは何か。戦争とは何か。生きるとは何か。 『小隊』の著者にして、元自衛官の芥川賞作家が描き尽くす、驚異のミリタリー小説。 侵攻後、北海道はロシア軍や自衛隊の残党、民兵、マフィア、ヤクザなどが群雄割拠する無法地帯と化していた。 陸自「支援飛行隊」のイリキは、釧路近辺で何者かの襲撃に遭い、墜落。 奇跡的に一命をとりとめた彼は、山縣という男に救われ、極寒の地を奥へ奥へと進んでいく。 彼らの進む血なまぐさい道は、帯広、釧路を抜け、旭川へ至り、やがて札幌へ続く。 「人を殺した。人を殺した。おれが、人を殺したのだ。」 戦闘は、人の心をどのような形に歪めるのか。 戦争は、地をどのような姿に変えゆくのか。 全てが崩壊した後に、イリキが目にした光景とは――。 本の雑誌が選ぶ年間ベスト10で1位に輝いた、暗黒の軍事巨編。 (解説・辻田真佐憲) 単行本 2024年7月 文藝春秋刊 文庫版 2026年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 臆病な都市

    臆病な都市

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,705円 (税込)
    新型コロナ感染拡大の前に書かれた、新鋭による問題作。 鳥の不審死から始まった新型感染症流行の噂。 その渦中に首都庁に勤めるKは巻き込まれていく……。 組織の論理と不条理、怖れと善意の暴走を生々しく描く傑作。 組織の内部を描くという点で、物凄い洞察力を持った作家だ。                       ――亀山郁夫 コロナがこうなる前に書かれているというのに凄みを感じる。                       ――安藤礼二 まったく、なんだってあんな根拠のないものにそうすぐ振り回されてしまうのだろう。 それとも本当に、ただ自分のあずかり知らぬところで未知の病気が広まりつつあるのではないか、とも考えてみたが、やはり実感は湧かない。 家々から漏れる灯りがそこここに生活が在ることを教えてくれる。言い知れぬ不安が、影のように自分のあとを追ってきている気がした。 ――本書より
  • 小隊

    小隊

    小説・文芸

    3.5
    1巻800円 (税込)
    ★「ブラックボックス」で芥川賞を受賞した作家の衝撃作&デビュー作が合本に。 ロシア軍が北海道に上陸。自衛隊の3尉・安達は敵を迎え撃つべく小隊を率いて任務につく。避難を拒む住民、届かない敵の情報、淡々と命令をこなす日々――。そんな安達の”戦場”は姿を現したロシア軍によって地獄と化す。「自衛隊の戦争」を迫真のリアルさで描く表題作ほか、元自衛官の芥川賞作家による戦争小説3篇。 【収録作】 「小隊」(第164回芥川賞候補) 「戦場のレビヤタン」(第160回芥川賞候補) 「市街戦」(第121回文學界新人賞受賞) ※この電子書籍は、2019年1月刊行の単行本『戦場のレビヤタン』、2021年2月刊行の『小隊』、「市街戦」を収録した文庫版を底本としています
  • ブラックボックス

    ブラックボックス

    小説・文芸

    3.8
    1巻682円 (税込)
    第166回芥川賞受賞作。 ずっと遠くに行きたかった。 今も行きたいと思っている。 自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。 自衛隊を辞め、いまは自転車メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。 昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。(本書より) 気鋭の実力派作家、新境地の傑作。
  • ブレイクダウン

    ブレイクダウン

    小説・文芸

    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    若き小隊長と怪物級無敵男の最強バディが駆け抜ける、 壮絶アクション×驚愕の国際謀略エンターテインメント! 舞台は2001年、日本最東端の小さな港町・枝室。 想像を絶する巨大な陰謀と最悪な戦争が待っていた──。 「戦争と国家が、このモンスターを生み、育てたのだ。」 杉江松恋氏、驚嘆! 「犯罪小説の読み手として至福の読書体験だった。 駆りたてられるように読み、物語が示す世界の破滅がいかに身近かを思い、しばし茫然とした。」 交通事故で兄を亡くした陸上自衛官の市瀬の官舎に、異相の大男・佐川が訪ねてくる。「あんたの兄弟は事故死じゃない。殺しだ」。不可解な死の謎を追う二人に次々と危険が迫り来る。元自衛官の芥川賞作家が放つ、大砲級のエンタメ超大作!

ユーザーレビュー

  • 越境

    Posted by ブクログ

    砂川文次『越境』文春文庫。

    ロシアからの侵攻を受け、無法地帯と化した北海道を舞台にした一種のミリタリー・シミュレーション小説である。

    『本の雑誌』が選ぶ年間ベスト10の1位に輝いただけのことのある物凄い小説だった。

    この小説の凄いところは北海道がロシア軍からの攻撃を受けて支配されている姿を描くのではなく、さらに一歩進めて、ロシア侵攻後にロシア政府も日本政府もロシア軍、自衛隊を見放し、無政府状態となった北海道がロシア軍のや自衛隊の残党、民兵、ロシア難民や海洋資源の利権を求めて集まったマフィア、ヤクザなどが群雄割拠する無法地帯に変貌した姿を描いていることだ。

    現在、ロシアによるウクライナ侵攻、アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃、中国によるアジア各国への領海侵犯など世界では戦争への脅威が高まっている。戦後80年を経過しても、ロシアによる北方領土の支配やアメリカ軍の日本各地への駐留は続き、この均衡がいつ崩れてもおかしくない状況にある。従い、本作に描かれる北海道のロシア軍侵攻は決して空想の物語ではなく、現実に起こり得る事態であろう。


    陸上自衛隊の支援飛行隊のイリキはヘリコプターで支援物資の輸送中に釧路空港で何者かの攻撃を受け、ダム湖に墜落し、奇跡的に一命を取り留める。山中を彷徨う中、動物の罠に捕らえられ、身動きが取れなくなったイリキは山縣と名乗る元自衛隊の男に救助される。

    ある日、山縣の知人のロシア難民のアンナの保護者である医師の森が書き置きを残して姿をくらましたことから、山縣はイリキとアンナと共に車で森の行方を探す旅に出ることになる。

    行く先々で起きる戦闘の中を掻い潜りながら、3人は森の手掛りを求めて標茶に居る山縣の知り合いのノモトの元へ向かう。

    ノモトの元に辿り着いた3人はノモトの元で森が囚われていることを知り、さらにはノモトから森の息子が核兵器を奪い、テロを企んでいることを聞かされる。ノモトの命令で森の息子の後を追うことになったイリキたちであったが……






    戦争小説以外の小説の中で核兵器が実際に使用されるシーンを描いているのは、トム・クランシーの『恐怖の総和』くらいしか知らないが、本作でのラストの衝撃はそれにも増して劣らない。

    本体価格1,140円
    ★★★★★

    0
    2026年07月17日
  • ブレイクダウン

    Posted by ブクログ

    元陸上自衛隊員で芥川賞作家という異例の経歴の砂川氏。名前は存じ上げていたが、著書は初読。舞台設定が日本だとストーリが如何にも荒唐無稽ではあるが、ベトナム戦争での明らかにできない日米間闇協定というグレーゾーンや、ソ連・ロシアとの関係性に翻弄される北方漁民たちの苦節を確りと描きつつ、これでもかと繰り広げられるアクション・バイオレンスの連続は500頁の大著とは思えない面白さ。他著作も読んでみたいと思った。

    0
    2026年01月02日
  • 小隊

    Posted by ブクログ

    戦争がテーマの文学は難しそうで読みづらいと思い込んでいたがこの作品は違いました。内面がよく描けており面白い。

    0
    2025年11月16日
  • ブレイクダウン

    Posted by ブクログ

    ★5 めっちゃ強烈な犯罪&暴力&冒険小説! 屈強な男が悪党たちを追い詰める復讐劇 #ブレイクダウン

    ■あらすじ
    陸上自衛隊に勤務する市瀬のもとに、同業務隊の市瀬が訪れる。先日、市瀬は兄を交通事故で亡くしており、また同じ場所で佐川にとって大切な人物、倉田も亡くしていたのだ。佐川が言うには、市瀬の兄も倉田も、事故ではなく殺害されたらしい。二人はこの不可解な死を追うことになるのだが…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 めっちゃ強烈な犯罪・暴力・冒険小説、よくもここまで激動な物語を書きましたね!

    まず本の装画をみてくださいよ、屈強の男、入れ墨、銃、マシンガン、旭日章… もう、これだけで怖いっつーの。中身のそれ相応の人たちが出てきます、もちろん暴力的な悪党ばかりで大暴れしまくりです。時代背景は2001年なんで平成だと13年、まだコンプラなどは叫ばれていない清潔ではない日本が舞台になります。

    本作は家族や仲間を殺害された自衛隊の市瀬と佐川が、復讐のため「誰に対しても」「どんなことでもやる」というお話です。こわっ

    まず何でもありストーリーにびっくりなんですよ、どこかで聞いたことある裏社会の犯罪を扱ってるんすよね。北海道の東北部といえば… 個人的には学生時代によんだマンガ『ハロー張りネズミ』のとあるエピソードを思い出しました。

    今の時代にこんな陰謀めいた物語を書いちゃっていいの? と思っちゃうくらいの内容。特に警察が滅茶苦茶に描かれてビビりましたね、どこか違う国の出来事かと思いました。久しくこんな怒髪天なストーリーは読んでいないので、すっかり夢中になっちゃいましたね~

    そして本作で推したいのはキャラクターですね。まず何といっても佐川ですよね、次々敵をなぎ倒す様は圧巻で、もはやスーパーマン。それなのに何モノかさっぱりわからない、もはや怪物とか鬼ですね。

    その佐川に巻き込まれていく市瀬。当初は佐川にドギモを抜いてましたが、覚悟をきめてからの彼はなかなかの渋さ。優しくて強いってのは男性としては憧れちゃうキャラクターです。

    さて物語は復讐のため悪党を追っていくのですが、その途中で佐川の過去エピソードが描かれるのです。なぜこんなにも屈強なのか、なぜ怒っているのか、復讐を遂げたい理由とは?

    もちろんフィクションではあるのですが、どこかで聞いたことあるような話で… 人が簡単に不幸になるスキームがあると思っていて、まさにこれなんですね。腹が立って仕方ないです。

    物語の終盤には悪党のすべてがさらけ出されるのですが、もう開いた口が塞がらない。絶対に許せない悪逆どもの結末をしっかりと見届けました。

    ■ぜっさん推しポイント
    若い頃先輩に言われた言葉「自分自身がしっかりしないと、家族や仲間に迷惑をかけることになる」当時甘えてばかりいた私にとっては、新しい自分に覚醒する一言でしたね。

    本作もまた、人生のヒントを得られる一冊なのです。上手くいかないとき、苦しいとき、もう死が目の前にあるとき… 人は何を頼りに行動していけばいいのでしょうか。

    0
    2025年10月17日
  • ブラックボックス

    Posted by ブクログ

    久しぶりに良い意味で陰鬱で 心がザワザワする作品で良かった。

    自分も 何かしらの軽い発達障害を持っているのではないかと
    なんとなく思っている
    この作者の 「自分の尺度では」頑張っている感じ
     物事が上手くいかない感じ

    読みながら 上手く呼吸出来ない感じ(閉塞感)に
    久しぶりに
    良い意味で暗い気持ちで本を読んだ
    よかった

    0
    2025年03月10日

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