三谷博の作品一覧
「三谷博」の「維新史再考 公議・王政から集権・脱身分化へ」「NHKさかのぼり日本史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「三谷博」の「維新史再考 公議・王政から集権・脱身分化へ」「NHKさかのぼり日本史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
今年は維新ものを多く読んだので、その総まとめとして手に取った一冊。
著者の意図である維新に対する通説とは異なる見方はしっかりと提示できており、その裏付けも膨大な資料から極めて丁寧に行われている。歴史を学問することを見事に体現されている一冊である。
各章の冒頭で示される図表が秀逸で、特に幕末期の論点の変遷や勢力図の移り変わり(258ページ)について、分かりやすくまとめられており、これまでの理解を一層深めるきっかけとなった。
個別にも多くの示唆を得たものの、やはり、公議概念に関する各々の記述が、突出して整理されている。「広く会議を興し、万機公論に決すべし」という文書が示されるまでの様々な知的葛
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 「双頭・連邦」の国家~明治維新の前提①
第2章 近世東アジア秩序と日本~明治維新の前提②
第3章 鎖国維持から開国へ
第4章 体制崩壊のはじまり~安政五年政変
第5章 秩序崩壊へ~強兵・公議・尊攘のポリフォニー
第6章 「公武合体」と内戦
第7章 「王政・公議」政体への転換
第8章 改革急進
第9章 暴力と言論
第10章 比較史上の明治維新
<内容>
明治維新、特に開国から王政復古までをかなり詳細に述べる。今までの前提と少し違っているが、大方は教科書などとの違いは無い。井伊直弼の暗殺が歴史を大きく歴史を動かしたことに違いは無いが、 志士たちに歴史を俯瞰す
Posted by ブクログ
幕末から明治維新、近代の政治・経済の土台を築き上げた一連の奔流を、当時の社会身分制度や権力の在り方を紐解き、国内外の誰が何を考え行動したかを辿ることで分かりやすく説明している。
昔学校で学んだものの、十分に意味や背景を理解しないまま置いてあった単語に沢山出会えた。当時の時代背景や社会制度などを踏まえて読み進めることで、ただ聞き覚えのあるだけだった単語が、より解像度を増して再認識できるようになった。
特に鎖国・開国が、長年にわたる様々な人間の思惑により微妙に意味ややり方を変えながら一進一退を繰り返す、ある種のグラデーションがある時期だったということが興味深く目に映った。
同時に、内憂外患(島国根