北野寿美枝の作品一覧
「北野寿美枝」の「開かれた瞳孔」「アックスマンのジャズ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
競馬シリーズ40作目。
シッド。
まさかまた会えるとは。
結論から言うと、無事再婚できて良かった。
意図せず前妻に恋人を紹介することになった時はどうなることかと思っていたが、
前妻とのわだかまりも消えたし、銃で撃たれた恋人も助かったし。
(前妻の今の結婚生活があまり幸せそうでなかったので、
もしかしてよりを戻す展開なのか⁈と思ってしまったのは申し訳なった)
さて事件の方は、義父に頼まれて訪れた競馬場で、
シッドは馬主に八百長疑惑について調べるように頼まれる。
すると、その直後疑われていた騎手が競馬場内で銃で撃たれて殺された。
騎手の父親に頼まれて、シッドは犯人を捜すが、
今度は調教師が自
Posted by ブクログ
長編小説特有のずっしりした読後感。アメリカで長年警察官だった男が、都会ぐらしや警察の闇に疲れ、アイルランドの辺鄙な田舎へ引っ越す。何十年も放置されていた家屋を修繕し、少しずつ近隣住民に溶け込んでいく。ある日、村民から除け者にされている家の子供からの、妙な依頼を引き受けたことがきっかけで、不穏なことが起こり始める。元警察官の勘と知識で取り組んでいくが、事態は想像よりずっと深刻だった、、、。田舎暮らしで起こる住民との交流(良くも悪くも)、悪気のなさが引き起こす好ましくない事態、独特の倫理観など、どこにでもあるちょっとした違和感が重なる重たいストーリー。ゆっくり時間をかけて読む一冊。
Posted by ブクログ
捜索者
職を捨て、妻子とも別れて、一人でアイルランドの片田舎にある廃墟同然の家に越してきた、元アmリカの警察官カル。
廃墟同然の家をDIYで修繕しつつ、大自然の中で静かに暮らす第二の人生を模索実践していく中で、カルは見張られているような違和感に気づく。気配の正体はみすぼらしい格好をした13歳の子供トレイ。
次第に距離めDIYを手伝うまでになったトレイは、ある日カルに「兄貴を探してほしい」と依頼する。
幸せとは決して言えない境遇に育ったゆえに、少々ヒネてる子供に大工仕事や家事を通じて、人生を教えるパターンは大好きな小説「初秋」リスペクトである(あとがきにも書かれている)。
もちろん…