村上世彰の作品一覧
「村上世彰」の「生涯投資家」「いま君に伝えたいお金の話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「村上世彰」の「生涯投資家」「いま君に伝えたいお金の話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
少年・青年マンガ
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
少年・青年マンガ
Posted by ブクログ
今年読んだ本で、ダントツ1位に良かった。興奮して読み進めて、最後には感動した。
2000年代前半に投資家村上世彰氏が証券取引法違反の罪で逮捕された。当時いわゆる村上ファンドと呼ばれるファンドのマネージャーだった彼は、日本で初めてのTOBを仕掛けるなどで話題になった。彼が目指していたものは、日本企業にコーポレートガバナンスを浸透させることである。
2006年に起きたライブドア事件では、ライブドアがフジサンケイグループを買収しようとして、堀江貴文氏が逮捕された。株式を上場するということはどういうことなのか、経営者は株主の価値を最大化する経営をしているだろうか。不必要な資金が企業内に放置されたままになっていないか。
村上氏の投資哲学がはっきりと理解できた。ただ儲けたいだけでなく、仕組み自体を改善することにより企業を成長させ、経済全体も活性化させるという野望は実は正義感からくるもので、彼の元官僚というバックグラウンドにも関連している。
執行猶予付き有罪判決後は国外に移住し、現在でもチャリティを含むいろいろな分野に投資・寄付を続けている。
本のタイトルにあるように、彼は生涯投資家である。資本主義を強く信じる私も規模は違えど投資家の端くれであり、一生投資を続けていくことを決意した。
Posted by ブクログ
著名投資家である村上ファンドの村上世彰氏が、高校生に対し実施た投資教育の内容をまとめたもの。村上氏が資金を提供してN高投資部特別顧問として行った10ヶ月に及ぶ投資教育の模様を簡潔にまとめている。学生は高校生44名であるが、その積極的な姿勢に驚かされる。すばらしい教育だと思った。大きな資金を投じ、学生に真剣に向き合う村上氏の姿勢にも感動した。勉強になった。
「投資の本質をきちんと理解した上で、自分の投資している会社が社会にどう役立つのか、あるいは自分の投資行動が社会にどう役立つのか、という社会的な視点を見失わないで投資と続けることが、結果的には投資で資産を増やすことにもつながります」p2
「私は優れた投資家になるためには「怖さ」を知ることが大切だと考えています。ただお金を減らす怖さだけではありません。失敗したとき、自分の描いたシナリオ通りにならないときには、自分自身を否定したくなるような、そんな思いに駆られます。そうした挑戦に伴う怖さを知っていただくことで、一つひとつの投資に真摯に向き合い、たくさんのことを学べるようになります。失敗をしなかった投資家はいません。ぜひたくさん失敗をして、人間としても大きく成長してほしいと願っています」p5
「(父の教え「お金はさみしがりや」)お金は、仲間がいるところにどんどん集まってくるものです。仲間がいなければ、なかなかとどまってくれません。お金が集まる循環とは、「稼いで、貯めて、回して増やして、また回して増やす」というものです。お金を作るための基本は、やはり働いて稼ぐということになります。「稼ぐ」→「貯める」→「回す」」p46
「やはりお金は儲けた方が良いです。お金が手元にあったら、いろんなことができます。寄付もできる。勉強もできる。消費が悪いとは思いませんが、消費をしたらなくなってしまいます」p52
「私が投資判断で一番重視しているのは、企業資産です。会社四季報では、自己資本比率が高くて有利子負債が少ないものに注目します。現金、預金、有価証券、不動産などをたくさん持っていて、一方で銀行借入などの負債が少ない、要するに資本効率の悪い会社です。そして、借金を全部返した後に残る資産が、時価総額を下回っているような企業を投資対象として検討することが多いです」p70
「(ROE)日本企業の平均的なROEは、この10年間で4%から10%近くまで上がってきましたが、欧米の平均的なROEは15%程度ですし、欧米で優良企業と言われるところは30%以上のところも多い」p102
「株式市場の平均PERはだいたい10倍から20倍程度の範囲で推移しており、15倍前後が平均的。ですからPERが7倍とか8倍のように低ければ割安なのではないかと考えられます」p104
「(利益剰余金)内部留保の蓄積された金額は利益剰余金として財務諸表の貸借対照表に掲載されています。この利益剰余金が、理由があって一時留保されているものであればいいのですが、その大半が明確な使途もないままに現預金として眠っているケースが多々あります。あるいは、遊休資産と呼ばれますが、昔から所有している広大な土地が有効活用されないままで保有されているケースもあります」p126
「「投資には常に失敗はつきものだ」ということを前提にすることです。リスクを取ってお金を投じるのが投資ですから、失敗することも当然あります」p134
「景気や相場が良くなって調子よく儲かることが続いてくると「投資なんて怖くない」と怖さを忘れがちになります。しかし、自動車の運転でも、包丁の使用でも、株の取引でも、怖さを忘れてしまったときに本当の失敗が訪れるものです」p135
「投資で成功できる人とできない人の大きな違いは、失敗した時にそれをきちんと認めて迅速に損切り処理できるかどうかです」p139
「落ちてくるナイフはつかむな」p142
「日本経済を停滞させてきた大きな原因というのは、お金の流れが病的なまでに滞っているという問題です。お金というのは社会の血液であり、お金の流れが活発になることによって、人やモノも活発になり経済が活性化します。しかし、このお金の流れが滞っているために経済の動きが停滞し続けているというのがこれまでの日本経済の状況です」p160
「人は好きなことに没頭している時に幸福感を感じますし、好きなことに関して能力を伸ばしている時には、さらに幸福感を感じるものだ、といえると思います。究極的に幸福を感じることができるのは、人のために何かをして役に立てた時、そして喜んでもらえた時だと思います」p177
「生活のために働く場合でも、せっかく働く以上は、学べることは可能な限り学び、工夫できるところはできるだけ工夫するなど、できる限りの取り組みをしてみましょう。そうすることによって、能力が高まり、奥深さも理解できるようになると思います」p181
「日本の中で株式投資をしているのは、人口の10%いないぐらいで、1000万人もいません」p190