富士宗孔の作品一覧
「富士宗孔」の「モヤモヤ・ウォーキング」「モヤモヤ・ウォーキング 分冊版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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解決
かつて理事長の娘の遅刻を叱責したところ予想以上にショックを受けた彼女が父親に告げ口したせいで突如職を失った経験があった二本松。
その後突然のクビを乳飲み子を抱えた妻に報告しなければいけなかったこと、その後次の職場が決まるまで肩身が狭かったことが頭をよぎり今回のこともそうなってしまうのではないかと不安になる。
妻にそれとなく聞いたら子供ももう結婚したし節約した分お金はあるけど最後まで勤め上げたほうがいいといわれる。
その後ヒカリ本人から自分の力で遅刻を直したいから徒歩通学のことを親に掛け合ってほしいと言われ、絶対に遅刻しないことを条件に彼女の父親にかけあう二本松。
しかししばらくしてから
複雑な事情
ひとまず遅刻は収まったが放課後になってあおいから理由を聞かれたヒカリはこう話すのだった。
学校から親に度重なる遅刻のことが報告されしかも理由が父親に黙って車の送迎ではなく徒歩での通学という危険極まりない行動をしていたことがバレ激昂されたからからだった。
もう子供じゃないと言ってもそれが親に生意気な口を聞いていると思われ結局押し切られたかららしい。
放課後寄り道してたい焼きが食べられないことを嘆くヒカリ。
それから元気をなくし成績も下がっていくのだった。
それを見た二本松にも危機感が芽生えていた。
昔別の学校で遅刻をした理事長の娘を叱責したところ顔も見たくないと父親に告げ口したせいで
気になるあいつ
仮入部を終えウォーキング部に本入部したヒカリ。
仮入部の時に一本木に言われたこと自分が言ったことをまだ気にしていたので少し気まずそうだったが顧問から聞いたのは彼はウォーキング部ではなく自転車競技部に入ったということだった。
元々ジュニアの選手としてかなりの強さがあったらしく誘われて入ったらしい。
それを聞いてまたしてもモヤモヤするヒカリ。
あおいから見透かされるようにヒカリが一本木にウォーキング部に入ってほしいかったのと聞かれてしまう始末。
そして放課後あおいと校外を歩いていると自転車競技部がタイヤを自転車にくくりつけながら坂道を上っているところに遭遇する。
その中には一本木の姿も
特別扱い
ヒカリの担任教諭である二本松昭夫はあることに悩ませていた。
学園の創立家の娘であるヒカリが最近ホームルームに遅刻してくることが増えてきたからであった。
他の生徒に対しては容赦なく説教する二本松であったが、ヒカリに対しては強く出れず形ばかりの注意をするにとどまっているだけであった。
生徒たちからよからぬ噂が流れ始めている以上どうにかしなければいけない。
しかし彼にはそれができない理由があった。
一方どうしてヒカリは遅刻が増えてきたのかというと今までは車での送迎だったが今は徒歩で通学しているため車窓からじゃ気づきにくかったことに気をとられ道草しているからだった。
あおいの気遣いからのア
続ユニフォーム
他の部活はオリジナルのユニフォームがあるのにウォーキング部は体操着かジャージしか選択肢のないことに気づいたヒカリは父親のコネを使って一流メーカーにウォーキング部のオリジナルユニフォームをデザインしてもらう。
しかし予算がかかりすぎてヒカリはともかくそれ以外の部員じゃとてもじゃないけど親に買ってもらえないような価格になってしまい予約販売をするも誰も買おうとしなかった。
そこで初めて自分と違ってみんながみんなお金を自由に使えるわけではないと気付く。
そのことに気づいたヒカリはやる気を失ってしまうが顧問や部長から自分でデザインして発注すれば費用を抑えられるとアドバイスをもらい実行することにした