作品一覧

  • 駅メロものがたり 人とメロディの中心に鉄道があった
    3.9
    近年、話題となっている駅の発車メロディ(本書では“駅メロ”)を取り上げ、それらの誕生や導入、発展に関する 様々な物語を著者自ら集めたエピソードを基にまとめています。また、最近は町おこし策として駅メロに注目する地 域が多く、そのアイデア書としても読んでいただける内容となっています。
  • 学習院女子と皇室(新潮新書)
    4.3
    1巻880円 (税込)
    設立の目的は皇族を支える華族の子女の教育。スーパーお嬢様揃いの女子たちの挨拶は今なおいつも「ごきげんよう」。そんな学習院の出身者たちから「秋篠宮家はなぜ学習院を避けるのか」という疑問の声が、上がっているという。親子四代に渡って同校出身の著者はこの問いを契機にノブレス・オブリージュの意義を探る試みに挑む。歴史的経緯、独特の慣習、卒業生たちの文集や証言などを網羅して見えてきたのは――。
  • 釣りキチ三平の夢 矢口高雄外伝
    3.8
    1巻1,584円 (税込)
    2020年11月20日、急逝した『釣りキチ三平』の生みの親、矢口高雄氏。 今回、元新聞記者の藤澤志穂子さんが、5年に渡る矢口氏ご本人と関係者への多くのインタビューを通じて見えてきた、マンガ家人生から、マンガの、そして日本の過去・現在・未来を一冊にまとめました。 矢口氏は筆を折り、病を得ながらも、故郷の「横手市増田まんが美術館」を通じて、81歳で亡くなるまで、マンガと故郷に対して深い愛情を注ぎました。 本書では少年時代の手塚マンガとの出会い、安定した銀行員生活を捨ててのマンガ家転身、そして『釣りキチ三平』の大ヒット、東日本大震災、旧作「マタギ」の約40年ぶりの再評価……など矢口氏の人生を振り返ります。
  • 出世と肩書
    2.0
    課長→部長→取締役→常務→専務→社長→会長という出世コースは今は昔。CEO、COO、チェアマン等、横文字の肩書が氾濫し、この人偉いの? 偉くないの? と混乱は増すばかり。「次官」が一番偉い役所の不思議なシステム、政治家にとっての花道的役職、人生最後のランク付け「勲章」、外資系のややこしい「肩書」のカラクリetc……序列社会の構造がみえてくる、社会人必読の現代ニッポン肩書入門。

ユーザーレビュー

  • 駅メロものがたり 人とメロディの中心に鉄道があった

    Posted by ブクログ

    駅メロとは、電車の発着時に、ホームて流れるメロディとのこと。各駅で流れている原曲を、ユーチューブて聞きながら、読み進めましたが、とても楽しく、一気読みしてしまいました。茅ヶ崎駅のサザンの希望の轍は、ユーチューブでの桑田佳祐の唄う様子は鳥肌ものでした。
    駅メロは外国にはなく、日本独自のものだそうですが、
    こんなとこで、日本の文化が育まれているは、微笑ましい限りです。

    0
    2024年08月19日
  • 駅メロものがたり 人とメロディの中心に鉄道があった

    Posted by ブクログ

    地方の駅を中心に「ご当地駅メロディー」に詰まったエピソードや歴史、人々の思いを詳細に取材・レポしている。

    この手の本は、音鉄さん(駅メロ好き)の方が書かれることが多いのだが、この本は街作りや地域活性という面を主軸に描いており、鉄道に関心が無い人にこそ読んで欲しい1冊だ。
    有名なアーティストや作詞・曲家などの地元への思い、町おこしに一役買いたいといった熱意に触れることができ、胸が熱くなった。

    コロナ禍で少しご当地メロディの採用も下火になっていた。ただ、最近、清瀬駅での中森明菜氏の楽曲の採用といった街作りでの活用、池袋駅のビックカメラなど新しい広告としての活用も見られる。駅メロ文化のさらなる発

    0
    2024年07月07日
  • 学習院女子と皇室(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    学習院女子が教えているノブリスオブリージュとは何ぞやという本。あと昭憲皇太后の「金剛石」「水は器」は覚えておきたい。個人的には、最後の寄稿欄で、外部受験で一般家庭から入ってきた人が生まれのいい人たちを見て、努力でどうにもならないことがあるんだと絶望するものの、ら自身の恵まれている面に目を向け、ブリスオブリージュを体得する話が興味深かった。

    1
    2023年09月24日
  • 釣りキチ三平の夢 矢口高雄外伝

    Posted by ブクログ

    最近再評価されるマンガ家。秋田県の山村に生まれ地方銀行員から上京しマンガ家に。故郷への思いとマンガの地位向上や原画の保管に捧げた人生。

    リアルタイムで存在は知っていたマンガ家であるが、最近初めて読み始めた作家。ヤマケイ文庫で再販され売上げも好調なようだ。

    代表作「釣りキチ三平」で知られるように、自然と人との戦いや共存を主に主題とした数々の作品。

    自分は完全に都会育ち、だが両親は田舎からの上京組。田舎暮らしの経験がなくとも矢口高雄作品にはどこかノスタルジックなものを感じる。縄文の時代から日本人の遺伝子に組み込まれた何かが私の中にも存在しているのかもしれない。

    本評伝は何年にもわたり、本人

    0
    2021年07月20日
  • 駅メロものがたり 人とメロディの中心に鉄道があった

    Posted by ブクログ

     駅メロとは、列車の発着時に流れる曲のことである。わが町の新幹線の駅でも流されている。駅で発車ベル等が流されるのは日本だけらしい。
     
     本書によると駅メロは、仙台駅で流されたさとう宗幸の「青葉城恋歌」が始まりとのこと。当時はJRになる前の国鉄の時代で、この曲のヒットのきっかけとなったのが仙台駅の駅メロだった。そして、仙台のご当地ソングとなる。

     駅メロに採用されるのは、歌手や作者が当地の出身といった縁のある曲が採用されている。町おこしとか地域おこしが目的となることが多いから当然だろう。

     本書においては、駅メロの由来や採用を働きかけた人々だけでなく、その曲の歌手や作者にも丁寧に取材してい

    0
    2025年01月09日

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