對馬達雄の作品一覧
「對馬達雄」の「ナチスに抗った教育者 ライヒヴァインが願ったこと」「ヒトラーに抵抗した人々 反ナチ市民の勇気とは何か」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「對馬達雄」の「ナチスに抗った教育者 ライヒヴァインが願ったこと」「ヒトラーに抵抗した人々 反ナチ市民の勇気とは何か」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ヒトラーが絶対的に支配していた第二次世界大戦中のドイツで、ヒトラーに抵抗してユダヤ人を助けたり、反ナチスの行動をしていた人達がいました。
彼らは、国民の大多数がナチス体制を支持していた中でも、自分の良心に従い行動していました。
多くの人達が捕まって死刑になったりしました。
自分が同じ状況に置かれたとき、彼らのように勇気ある行動をすることが出来るだろうか?と自問すると、たぶんできないだろうと思います。
人間は、ヒトラー、ナチスのように残虐非道なこともするし、その反対にこの本に書かれているような尊い行動をすることもします。
人間の不思議さを感じました。
Posted by ブクログ
重苦しくも感動的で、戦中だけでなく戦後の苦渋に満ちた動向も押さえてあり、歴史の重みを感じられる1冊でした。
シュタウフェンベルク、ショル兄妹、バウアー検事長たちのことは知っていましたが、一労働者でしかないのに、一人で孤独にヒトラー暗殺を計画したという、ゲオルク・エルザーのことはまったく知らなかったです(調べたら、やっぱり映画になってました)。
映画『タクシー・ドライバー』のような、半ば異常者なのでは? とも思ったのですが、現在では故郷に全身像が建てられるほど評価されているとのこと。
ドイツ国民全体(大半は己可愛さからヒトラーを支持した)からすれば極小数ですが、それでも勇気を持ってヒトラーに抵抗
Posted by ブクログ
ドイツ近代史について良書。研究としての読み応えと、市民的勇気に心揺さぶられる稀有な読書体験ができた。昨今ヒトラーの人間性を好意的に捉える言説が巷で聞かれるが、この本を読み、どれだけの人がナチスドイツの犠牲になったのか、未来ある大学生が処刑されるような国のトップを肯定的に解釈する恐ろしさがどれほどのものなのか考えて欲しいと感じた。また時代は違えど西洋史を専攻した人間として、キリスト教的価値観倫理観とヨーロッパという点でも興味深かった。
ヒトラーが国民から大きな支持を得ていた中で、見つかればほぼ確実に処刑されることを理解しながら、抵抗した人々の姿を本書から感じ、自分がそのようなことができるだろうか