イバン・レピラの作品一覧 「イバン・レピラ」の「深い穴に落ちてしまった」「深い穴に落ちてしまった」ほか、ユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 価格高い順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 深い穴に落ちてしまった 3.7 小説 / 海外文学 1巻1,527円 (税込) 北には山脈が横たわり、海ほどもある湖をぐるりと囲んでいる森。そのまん中に穴がひとつ、口をあけている。ある日、大きな兄と小さな弟がその穴に落ちてしまった。深さおよそ7メートルの穴からどうしても出られず、何か月も木の根や虫を食べて極限状況を生きのびようとする。外界から遮断された世界で、弟は現実と怪奇と幻想が渾然一体となっためくるめく映像を見はじめる……。どうして兄弟の名前と年齢が明かされないのか。なぜ章番号が素数のみなのか。文章に織り交ぜられた不思議な暗号が示すものとは。著者によって綿密に構成され、さまざまな寓意に彩られた物語は、読後、驚愕とともに力強い感動をもたらす。暗黒時代を生きる大人のための寓話。 試し読み フォロー 深い穴に落ちてしまった 3.5 SF・ファンタジー / ファンタジー(海外) 1巻770円 (税込) 深い森のまん中にある、深い深い穴の底。兄弟は空を見上げ、脱出の方法を思案している。土壁に階段をつくる。弟を肩にかつぎ上げる。どれほど見込みがなくとも、ふたりは生きなければならない。虫や木の根を食べ、泥水を飲む日々が綴られるなか、やがて物語は不可思議な幻覚と、めくるめく謎で満たされていく――。なぜ章番号は素数だけなのか。幻覚に隠された暗号とはなにか。そもそも兄弟はなぜ穴に落ちたのか。ふたりが辿りつく結末は、驚愕とともに力強い感動をもたらす。現代版『星の王子さま』であり、“深い穴”で生きるあなたに捧げる寓話。/解説=西崎憲 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> イバン・レピラの詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> 深い穴に落ちてしまった 小説 / 海外文学 3.7 (18) カート 試し読み Posted by ブクログ 兄弟愛を感じさせられるシーンでは胸が熱くなりました。一つ一つの描写がとてもリアルで弟が狂っていく様子がすばらしかったです。 自分の読解力が未熟で解けなかった謎もあるのでいつかまた挑戦したいです。 0 2018年11月24日 深い穴に落ちてしまった SF・ファンタジー / ファンタジー(海外) 3.5 (6) カート 試し読み Posted by ブクログ 東京創元社さんの校正課員さんが選んだズシンと響く本文200ページ以内セットに入っていた1冊 落ちてしまったというか落とされてしまったというか... とりあえず読んでみるかとページを開いてみたら想像以上に描写がきつく驚いてしまった。 考えさせられる一冊なのは確かなのだが、ここから何を読み取ろうかと言われるとまた話し辛い。とはいえ、知ることができて良かった一冊であることは確かだ。 0 2024年07月08日 深い穴に落ちてしまった SF・ファンタジー / ファンタジー(海外) 3.5 (6) カート 試し読み Posted by ブクログ 短編で面白く2時間程度で読めた かなり生々しく気持ち悪い描写が続くが、表紙のおかげで兄弟のことを角のある寓話的生き物として捉えられたのでよかった きもちわるさから出る幻想的な美しい文章もあってうっとりした このひもじさと発狂はなかなか他にない 穴=きびしい現実、兄弟=人間のもつ性質として、現実から出るための蜂起の暗喩と読むこともできるが、そこは正直あまりわからず(なんで2人だけ?みたいな)、穴の中で描かれる景色に圧倒された 0 2024年07月07日 深い穴に落ちてしまった 小説 / 海外文学 3.7 (18) カート 試し読み Posted by ブクログ 兄と弟が深い穴に落ちてしまった。そこからどうしても外へ出られない。これは比喩なのか、ダークファンタジーなのか。重苦しい雰囲気のまま、二人だけで物語は進行する。不気味な余韻が残る大人の童話である。 0 2023年07月19日 深い穴に落ちてしまった SF・ファンタジー / ファンタジー(海外) 3.5 (6) カート 試し読み Posted by ブクログ 森の奥深くにある、深い穴に落ちてしまった兄弟。脱出方法を考えるも見つからない。食料は虫たち、飲料は泥水という環境の中でどうやって生き延びていくのか。絶望的な日々と、幻覚、幻想のようなものが広がったりと、狭い穴の中でさまざまな感情に出会う。どうやって脱出するのか、二人が選んだ道は。その先には何があるのか。ラストの余韻が読み終わった後も残り続ける。 0 2023年06月12日