小池壮彦の作品一覧
「小池壮彦」の「怪奇の断片 怪奇探偵・小池壮彦ルポルタージュ傑作選」「【完全版】日本の幽霊事件 封印された裏歴史【電子特別版】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
「小池壮彦」の「怪奇の断片 怪奇探偵・小池壮彦ルポルタージュ傑作選」「【完全版】日本の幽霊事件 封印された裏歴史【電子特別版】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
まさかのノンフィクションでした。
怪異の話の流れから、その裏話、事実、真実が報告される一方で、怪異そのものの解決には至っていない事件。
虐待された子の怨念みたいなのって、令和で嘯く奴がいたら大炎上するだろう。
凄惨な事件が必ずしも噂になるわけではなく、女子高生コンクリート事件のような日本が震撼した事件が幽霊話にならない理由として、個人的には「ネタにできない話」だからだと思ったりもする。
オチが弱すぎるエピソードはどんなに盛っても面白くなかったり、ギリ笑えない下ネタやモラハラが面白くないのと同じで、幽霊話も「ギリネタにできる話」しか、出回らないんだと思う。口裂け女やてけてけなんかはオチの弱い話に尾ひれがつきまくった最たるもので、四谷怪談なんかはすでに原型を留めていないほどだ。
怪談話にしやすい話は「非業の死」だろう。男女のもつれ、我が子を残して死ぬ母、冤罪、戦争など、ワンチャン同情を狙える話などはネタにしやすいのではないだろうか。
実際、この本に収録されている幽霊事件の大半は「非業の死」がモデルになっていた。
大衆がしたい噂話は大衆が好む話という、怪談話とはかけ離れた結論になってしまった。
Posted by ブクログ
タイトルに“物件案内”とあるが心霊スポット的な物件を紹介するのではなく、取材した話や著者自身の体験などを、関係する建物(ホテル、住居、学校等)毎に章立てした構成の実話怪談集。'00年刊行の版に書き下ろしを含めた“特別付録”40㌻が追加されている。
四半世紀前の内容そのままだからか、最近の実話怪談に比べ何かネタ(体験談)そのもののザラついたようなダイレクトさを感じるものが多い。それは異様な話に対して過度に肩入れも突き放しもせず、ニュートラルな立ち位置に徹する著者の姿勢からも来ているのかもしれない。そのドライさ故に「え、この人ちょっと倫理観バグってないか……」と感じる箇所も偶にある、が。
旧版で編集を担当した三津田信三氏(当時は編集者)の解説も興味深い。
最もぞわっと来たのは個々の怪談よりも文庫版あとがきの冒頭、
―本書で語られる物件情報の提供者はことごとく失踪した。
の一文かもしれない。
Posted by ブクログ
ここ最近、東京都心では日照時間が3時間未満の日が20日以上続いたとかで、なんでも統計を取ってから最長らしい。
ていうか、3時間未満とかいうけど、3時間照ってくれたら歓喜乱舞しちゃうよね、というくらい毎日雨だ。
その雨、最近大流行りの豪雨はもちろんあるのだが、意外に多いのがやたら量の多い霧雨。
それが朝から夜までのべつまくなしに降っているなんて日、記憶にあるだけでも3日はあったように思う。
でも、そんな音のない霧雨が降る夜は怪談が合うわけで、このウンザリする季節の楽しみだったりする。
というわけで、選んだのがこれw
以前読んだ、この著者の『日本の幽霊事件』がゾクゾクと面白かったので、もう大期待だったんだけど、うーん…、ちょっとその期待の斜め45度にいっちゃったかなぁ~という感じだったw
けっして、面白くないというわけでもなく、ゾクゾクしないわけでもなない。
ただ、なんというか、この著者もずいぶん枯れたなぁ~、みたいな?w
以前の、この手の怪談的な出来事(つまり、幽霊事件か)にずんずん首を突っ込んだルポというよりは、古文書を紐解いてあーでもない、こーでもないと思索をめぐらすみたいな、良くも悪くもそれ相応の年齢の人の書く内容に変わったように感じた。
ただ、この手の本を手にとるのは、自分が梅雨のしとしと雨の夜は怪談が合うみたいに読むように、ゾクゾク感を味わいたくて読む人の方が多いと思うのだ。
それを思うと、この本はそのニーズとは微妙に合わないような?
ただ、この著者の本を何冊か読んでいる人ならわかると思うが、この著者独特の(他の実話怪談の本のように)直接的に怖さを表現しちゃうのとは別種のゾクゾク感、それは依然としてあると思う。
この著者、そこは全然ブレていない。
ブレてはいないのだが、つまり変わった点があって、それが、この著者もずいぶん枯れたなぁ…ということなんだと思うw
それが端的に表れているように感じたのが、お玉ヶ池の章と面影橋の章で、わかりやすいようにちょっと乱暴に言うと、ブラタモリになっちゃっているのだ。
もちろん、この著者の本だから、そこにはお玉ヶ池や面影橋にまつわる怪談や怪事件も紹介されている。
でも、ここではそれはメインのテーマではなく、あくまでお玉ヶ池や面影橋の歴史や由来であったエピソードの一つとして書かれる形となっているのだ。
極端な話、ここに地元のグルメ情報が入っていたら、この著者の本を読みたい人は非難轟々だけど、SNSに載せるネタを探している人からしたらとってもおいしい本になって。本の売り上げは、むしろ上がったんじゃない?なんて思った(爆)
それはもちろん冗談だが、でも、それくらいかつての「怪奇探偵」の頃と比べると変わっているように感じた。
でも、(繰り返すようだが)だからと言って、ゾクゾクしないわけではない。
その場所の歴史(地史)や由来を語る中、さらっと短く語られる怪談、これがその“さらっと短い”がゆえにまさに「怪談」で。いわゆる実話怪談のような、呪いや祟り、もしくは容姿の異様さで怖がらせるのとは全然違う、読んでいて、変にゾクゾクっとくるところがあるのだ。
ブラタモリに近かったりと、この本は今までとは微妙に毛色が違うところがあるのだが、著者の本の特有のお楽しみはちゃんとあるように感じた。
そんなわけで、「おススメ!」と言いたいところ、なのだが。
正直言って、いわゆる実話怪談の本で描かれる、あの怖さを怖いと思う人は、(この本ではなく)そっちを買った方が絶対楽しめると思う。
何よりこの本、結構高いしw
以下は、この本で一番、なるほどなぁ~と感心しちゃった(印象に残った)箇所。
“ダム湖を造った以上は、自殺スポットや心霊スポットになるのは必然のことである。どこの観光地でも経験していることだ”(205ページ)
Posted by ブクログ
友人から面白いから読めと教えられた高橋吾郎本。
ミリオン出版の同著者「日本の正体」「真説ニッポンの正体」を再編したもの。
冒頭にある「わからない者はわからなくてよい、最初から読まなければよい」
この本は読者を確かに選ぶ。
対談形式の為、他書を読まないと全貌が見えてこない部分も多々あるが、この手のジャンルでは新たな話もあり面白く読めるが、対談が故に具体的な記述よりも抽象、比喩が多く、イメージで語られる話が多い。理解不明な人は理解不能だろう。
ただ、具体的記述については、バックボーン、金の流れ、人脈を記載しているため非常に興味深い話は多々ある。
1日あれば読める本