パトリシア・ハイスミスの作品一覧

「パトリシア・ハイスミス」の「アメリカの友人」「贋作」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 死者と踊るリプリー

    死者と踊るリプリー

    小説・文芸

    4.7
    1巻1,078円 (税込)
    天才的犯罪者トム・リプリーが若き日に殺した男ディッキーの名を名乗る者から電話が来た。これはあの妙なアメリカ人夫妻の仕業か?いま過去が暴かれようとしていた……リプリーの物語、最終編。
  • リプリーをまねた少年

    リプリーをまねた少年

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,320円 (税込)
    犯罪者にして自由人、トム・リプリーのもとにやってきた家出少年フランク。トムを慕う少年は、父親を殺した過去を告白する……二人の奇妙な絆を美しく描き切る、リプリー・シリーズ第四作。
  • キャロル

    キャロル

    小説・文芸

    4.3
    1巻902円 (税込)
    クリスマス、デパートのおもちゃ売り場の店員テレーズは、人妻キャロルと出会い、運命が変わる……サスペンスの女王ハイスミスがおくる、二人の女性の恋の物語。映画化原作ベストセラー。
  • 太陽がいっぱい

    太陽がいっぱい

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,210円 (税込)
    息子ディッキーを米国に呼び戻してほしいという富豪の頼みを受け、トム・リプリーはイタリアに旅立つ。ディッキーに羨望と友情を抱くトムの心に、やがて殺意が生まれる……ハイスミスの代表作。
  • サスペンス小説の書き方

    サスペンス小説の書き方

    小説・文芸

    4.1
    1巻2,200円 (税込)
    パトリシア・ハイスミス曰く、「あらゆる物語には、サスペンスがある。」 鋭利な観察眼と執拗な心理描写、深い洞察と巧みな構成で世界中の読者を魅了するサスペンスの巨匠が、「書くこと」と「仕事にすること」についてのノウハウを明かす。 「私は物語のきっかけになるような日々の出来事からこの本を始めている。作家はそこから進んでいく——まず作家が、次に読者が動き出す。芸術はいつでも、おもしろいことや、数分ないし数時間を費やす価値があると思えることを語って、読者の気を惹けるかどうかの問題なのである。」(本文より) 鋭利な観察眼と執拗な心理描写、深い洞察と巧みな構成で多くの文芸ファンをも魅了するサスペンスの巨匠、パトリシア・ハイスミス。「この本はハウツー式の手引き書ではない。どうすれば成功する本、つまり読みやすい本が書けるかを説明することは不可能である」と本書冒頭で確言する著者が、自らの「小説を書くことと、それを職業にすること」についてのノウハウを明かした、文章読本・執筆論。 本書は、1966年に初版が刊行され、その後なんども版元を変えながら現在まで熱心に読み継がれてきたハイスミスの隠れた名著。長編・短編集を合わせ30タイトルほどある作品のほぼすべてが邦訳されている作家の唯一の小説指南書であり、今回が待望の初邦訳となる。 何が「小説を書くこと」を専門的職業としうるのか、なおかつ何がそれを刺激的で生き生きとしたものにするのか。同時に、絶えず失敗の可能性を秘めたものである「執筆」において、失敗から学べることとはなんなのか。ハイスミスは本書において、サスペンス小説の重要な要素をプロセスに分けて解説し、アイディアの芽、書き始め、プロットの作り方、行き詰まり、初校、改稿など、自身の小説から豊富な実例を示しながら余すところなく説明していく。自身の経験から成功や失敗についても包み隠さず語られ、そのキャリアに基づいた実践的なアドバイスは、失敗や行き詰まりを経験した作家志望者の心を必ず捉えるだろう。ミステリにとどまらず、全てのジャンルの小説家志望者の必読書!
  • 贋作

    贋作

    小説・文芸

    4.0
    1巻990円 (税込)
    トム・リプリーは天才画家の贋物事業に手を染めていたが、その秘密が発覚しかける。トムは画家に変装して事態を乗り越えようとするが……名作『太陽がいっぱい』に続くリプリー・シリーズ第二弾。
  • 見知らぬ乗客

    見知らぬ乗客

    小説・文芸

    3.5
    1巻968円 (税込)
    妻との離婚を渇望するガイは、父親を憎む青年ブルーノに列車の中で出会い、提案される。ぼくはあなたの奥さんを殺し、あなたはぼくの親父を殺すのはどうでしょう?……ハイスミスの第一長編、新訳決定版。
  • アメリカの友人

    アメリカの友人

    小説・文芸

    3.0
    1巻968円 (税込)
    簡単な殺しを引き受けてくれる人物を紹介してほしい。こう頼まれたトム・リプリーは、ある男の存在を思いつく。この男に死期が近いと信じこませたら……いまリプリーのゲームが始まる。名作の改訳新版。
  • 水の墓碑銘

    水の墓碑銘

    小説・文芸

    -
    1巻1,210円 (税込)
    ヴィクの美しく奔放な妻メリンダは次々と愛人と関係を持つ。その一人が殺害されたとき、ヴィクは自分が殺したとデマを流す。そして生じる第二の殺人……傑作長編の改訳版。映画化原作。
  • ふくろうの叫び

    ふくろうの叫び

    小説・文芸

    -
    1巻660円 (税込)
    四人の男女が織りなす愛憎劇。ロバートは結婚生活に破れ、ペンシルヴァニア州の田舎町に越してくる。唯一の楽しみは隣家のジェニファーの暮らしぶりを覗きみることだったが、相手にさとられてしまう。だが彼女は彼を家の中に招き入れ、親しくなる。ジェニファーは一人暮らしをする銀行勤めの二十三歳の女性で、医薬品セールスマンのグレッグと婚約していた。だがロバートに惹かれてゆき、婚約を破棄するまでになる。収まらないグレッグは怒りと嫉妬にかられ、意地でも彼女を奪い返そうとする。それに手を貸すのがロバートの別れた妻ニッキーだ。売れない画家のニッキーは、ロバート同様のおとなしい男と再婚したが、ロバートへの嫌がらせをやめようとはしない。ニッキーはこれでもかと女のいやな部分を見せつける。
  • 太陽がいっぱい

    太陽がいっぱい

    小説・文芸

    -
    1巻880円 (税込)
    米国の貧乏青年トムはひょんなことから、富豪グリーンリーフに息子を連れ戻してほしいと頼まれ、礼金欲しさにイタリアへと旅立った。現地でトムが出会ったのは、金にも女にも恵まれた放蕩息子ディッキーだった。裕福で自由奔放なディッキーに羨望を抱くトムは、自分を下男同様にこき使うディッキーに殺意をも抱くようになる。そしてディッキーの許婚マージをも手に入れようと画策する。自分とディッキーの容貌が酷似しているのに気づいたことが、そのきっかけに……。サスペンスの巨匠ハイスミスの代表作。ルネ・クレマンの映画で有名になったが、原題は「才子リプリー」で、典型的なピカレスク・ロマンだ。
  • 見知らぬ乗客

    見知らぬ乗客

    小説・文芸

    -
    1巻880円 (税込)
    ハイスミスの処女長編。若い建築家ガイは、妻と離婚するため故郷へ向かう列車の中でチャールス・ブルーノーと名乗る青年に出会う。彼は富豪の息子で、異常なまでに父を嫌っていた。それを打ち明けられたガイはふと、妻とのトラブルに悩んでいると話す。彼の妻ミリアムは、他人の子供を身ごもっていたのだ。ガイに同情したチャールスは、驚くべき計画を持ちかける。彼がガイの妻を殺すかわりに、ガイに自分の父を殺してくれと言うのである──異常な状況に置かれた人間たちの心理と行動を綿密に描き出した、心理小説、サスペンス小説の傑作。

ユーザーレビュー

  • 太陽がいっぱい

    Posted by ブクログ

    1960年アラン・ドロンが主演の映画で、観たことないけど、大体知っていて、映画と本とで結末が違うと聞いて興味があった

    トーマス(トム)・リプリー
    グリーリーフ夫妻よりナポリの南のモンジベロ(架空の地名らしい)にいる息子のリチャード(ディッキー)に帰ってくるよう説得してほしいと依頼される
    裕福なディッキーは女友達マージと自由気ままに暮らしていた
    トムはディッキーに惹かれ始めるが、嫉妬や怒りから殺意を抱く⋯


    トムは行き当たりばったりの行動を起こすけど、困難や危険にあうたび思考力はフル回転して、結局どんな場面もすり抜けていく。

    ディッキーになったり、トムになったり、変わり身の切り替えのタイミングが上手い。

    ディッキーになりすまして、身なりや振る舞いを真似し、サイン、手紙の文章の書き方など、まるでディッキーが存在するかのように周りを騙していく。

    物語は、トム側からの語りなんで、まるで自分もトム側に立つような気持ちになり、捜査の危険が迫るたびハラハラ、ヒヤヒヤ。

    緊迫した流れで後半は手に汗握る感じで、難しい言い回しもなく読み安かった。

    面白かった。
    また時間をおいて再読したい、とも思った。
    続きも読みたい。

    0
    2026年11月01日
  • リプリーをまねた少年

    Posted by ブクログ

    リプリーシリーズ5部作中の4作目。
    順番を守らずに気になるものから読んでしまったので、私にとっては最後のリプリー。

    1作目『太陽がいっぱい』では嫌悪感しかなかったリプリーだけど、読み進めるうちにどんどんその人間性が気になり、結局5作全部読んでしまった。

    今回はリプリーのサイコパスな面はほぼ出てこない、少し毛色の違う作品。
    主役は大富豪の家から家出してきた16歳の少年。誰にも言えない秘密を抱えているが、リプリーだけにはその秘密を打ち明ける…。
    思春期の不安定な気持ちに寄り添い、優しくサポートするリプリー。

    友情なのか、恋愛なのか、父性なのか。
    二人の関係は、どの枠にも収まらない特別な結びつきのように思えた。
    本人たちもはっきりとはわからないであろう奇妙で繊細な関係は、ハイスミスならでは。
    今までの作品とは違う余韻の残る読後感で、読み終えてからもしばらく考えてしまった。

    リプリーのフランスでの優雅で丁寧な暮らしや、夫の怪しい行動を気にしつつも旅行を楽しむお嬢様の妻エロイーズ、家政婦マダム・アネットが作る美味しそうな料理。
    そんな日常も含めて、リプリーシリーズの世界観が大好きだった。

    あとがきでは、この作品のモデルになった人物について触れられていたけど、正直私は知りたくなかった。
    ハイスミスはプライベートを明かすことを嫌っていたのに、死後に残された日記をもとに私生活が伝記として明らかにされたという。
    現実を知ることで、ハイスミスが創り出した世界が少し違って見えてしまう。
    私は自分が感じたリプリーを大切にしたい。

    もうこれで新しいリプリーには会えないのか。
    もっとリプリーの世界を読みたかったな。

    0
    2026年10月30日
  • 太陽がいっぱい

    Posted by ブクログ

    他の方の感想にもあるように、終始ハラハラさせられ、読みながら自宅ソファで立ったり座ったりウロウロしてしまった。

    トムのキャラクターも一癖あった。大胆なことをしたかと思えば、ビクビクしてみたり、ふとしたことで涙をこぼしたり、人に親切にしてみたり…。
    捉えどころもつかみどころもないその性格が、私にはかえって怖く感じた。

    この後の続編も数冊待っている。楽しみだ。

    0
    2026年08月29日
  • キャロル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後まで読んでよかった。
    途中まで睡眠を疎かにするほど夢中になって読み進めていたけど、テレーズとキャロルの距離が離れてから読むのが苦痛で仕方がなくて、この本との距離も離れてしまった。
    今は晴れやかな気分で感想を書いている。この本はテレーズがモラトリアムを脱するまでを描いているのかな。そう思えば、テレーズの感受性豊かなところ、惚れっぽいところも納得できた。ただの恋愛小説ではなかった。翻訳が素晴らしく読みやすかったし、何よりどちらかと言うと地味で淡々としたストーリーなのに、読ませる力が凄い。情景が、温度や湿度が、感情が、全身に染み渡ってくるような文章だった。
    言葉にできない感想が沢山ある。言葉にしないままでいたい。こんな本に人生であと何度出会えるだろうか。
    これからあらすじを読むのが楽しみ。

    0
    2026年04月21日
  • 太陽がいっぱい

    Posted by ブクログ



    『太陽がいっぱい』



    初めまして (*・∀・*)ノ ハーィ
    パトリシア・ハイスミス さん♪



    こちらの本は…

    イタリアに行ったまま帰らない 息子 ディッキーを連れ戻してほしいと富豪に頼まれ、トム・リプリーは旅立つ。その地でディッキーは、絵を描きながら女友達マージとともに自由な生活をおくっていた。ディッキーに心惹かれたトムは、そのすべてを手に入れることを求め、殺人を犯す………… って内容です(≖ᴗ≖ )ニヤリ




    1960年には…
    アラン・ドロン主演で映画化になっている名作♪
    そして1999年には マット・デイモン主演
    「リプリー」で映画化されています♥
    映像も素晴らしいのですが…
    本も素晴らしかった・:*+.(( °ω° ))/.:+



    トム・リプリーの頭の回転の速さ
    トム・リプリーの運の強さ
    トム・リプリーの"ずるがしこさ"



    もう…ゾクゾクする心理描写なんです


    物語の中でも……

    彼には物への執着心があった。たくさんの物が欲しいわけではなく、数は少なくても、極上のものを持っているのが好きだった。それらはけっして手放さなかった。物を持つと、自尊心が生まれる。所有とは、虚飾ではなく、質であり、質を大事にする愛情なのだ。



    こういう一文があるのですが……
    痺れちゃうでしょ(*´艸`)フフフッ♡
    読んでいても…共感しちゃうところもあるのね


    1955年の作品とは思えない作品
    そして…この作品はシリーズ化されています!


    〇 太陽がいっぱい
    〇 贋作
    〇 アメリカの友人
    〇 リプリーをまねた少年
    〇 死者と踊るリプリー



    ゆっくりね!
    ゆっくり読んでいこうと思います!



    ただ、しょうがないんだけど…
    ひとつだけ言いたい!
    登場人物ひとりに対して 呼び名?
    3つも4つもあるのね!
    あれには困っちゃうの(  ・᷄-・᷅ )


    誰っ?てなっちゃう(-^艸^-)ヘヘヘ

    ふかわりょうさん の
    【世の中と足並みがそろわない】でも言ってたもん
    今回だって…リチャード がディッキーに
    なっちゃうんだから(*´艸`)フフフッ♡
    なんで?なんで? どうして? でしょ?



    文句言っちゃったけど
    それでも 素敵な名作でした✨️

    0
    2026年02月16日

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