河岸宏和の作品一覧
「河岸宏和」の「「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。」「激安食品が30年後の日本を滅ぼす!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
読む前は、いわゆる、消費者を脅しつけるタイプの「買ってはいけないシリーズ」の本かな、と思っていたのだが、骨太だった。面白い。
食べ物に関する価値が、ずいぶんと下がっているのだなぁとしみじみと感じる。あと外食怖いってなる。
ほんとに外食怖くなりそうだなぁ。安くてお得には訳が有り、美味しいものを食べたくなる。
それから、外食産業で使われる仕入品(いわゆる調理が不要なもの)について、酷く考えさせられる。
仕入品を使うことにより、調理スキルが無い人間でも、均一な商品を提供することが可能となる。つまり、調理スキルを必要としない。働いている人間の成長は不要ということ。
昔は厨房で働くと言えば、バイトといえど皿洗いから始まり、下ごしらえ……と何らかの調理スキルを身につけられたものだが、今は本当に何も覚えないようだ。
簡単な調理スキルであれど、身につければ、それは一生ものになるのに、何も要らないということであれば……それってまるで、人まで使い捨てみたいじゃないか?と。
外食産業に限らず、今の世の中は、簡単に誰でも効率的に物事を行える世の中に生きていると思う。マニュアル化社会的な。コンピュータやスマホで代行してもらえる的な。
けれども、それって……実は人の成長を必要としない、よろしくないことなのかも知れないなぁと思った。
若い内の苦労は買ってでもしろと言われ、「楽できるなら楽したい」と思って生きてきたが、苦労した分、身になっているのは確かだなぁと。
外食産業に限らず、実は当たり前の簡単だと思っていること。その裏側まできちんとみつめるとような眼差しについて考えさせられた。
オススメ。
唯一難点を上げると、ものすごい内容が薄く見える装丁と構成が勿体ない。もう少し格調高い感じか新書にしたほうが、手に取られるだろうし、読み手の得るものも変わるんじゃ無かろうか。
それとも、こういうワイドショーの脅かしネタっぽい方が売れるんだろうか。