プロフィール

  • 作者名:鳥羽亮(トバリョウ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1946年08月31日
  • 出身地:日本 / 埼玉県
  • 職業:作家

埼玉大学教育学部卒。1990年『剣の道殺人事件』で江戸川乱歩賞受賞。『深川群狼伝』シリーズ『三鬼の剣』などの剣豪時代劇作品を多く手がける。本人も剣道の有段者である。

作品一覧

  • 介錯人・野晒唐十郎【合冊版/全16巻】
    -
    1巻10,780円 (税込)
    抜きつけの一閃を逆袈裟に斬りあげ、首筋を絶つ。 そこから血の噴出する音が荒野で啾々と霊鬼の哭くように響く――小宮山流居合の必殺剣「鬼哭の剣」。 狩谷唐十郎はその奥義を会得するも、道場主であった父が素性も知れぬ剣客に惨殺されたことで流儀の名は地に落ちた。 それから十年。藩邸や旗本からの依頼で行き倒れや処刑された罪人の屍をもって銘刀の切れ味を試す「御試御用」を生業としながら、唐十郎は切腹の介錯人としても名を馳せるようになっていた。 しかし、時に介錯した者の縁者から恨みを買い、さらには一門の争いや藩内の騒動に巻き込まれることに……。 孤高の介錯人の戦いを描いた圧巻の剣豪小説、全16巻を収録した合冊版。 【収録作品】 鬼哭の剣 介錯人・野晒唐十郎〈一〉 妖し陽炎の剣 介錯人・野晒唐十郎〈二〉 妖鬼 飛蝶の剣 介錯人・野晒唐十郎〈三〉 雷神の剣 介錯人・野晒唐十郎〈五〉 双蛇の剣 介錯人・野晒唐十郎〈四〉 悲恋斬り 介錯人・野晒唐十郎〈六〉 飛龍の剣 介錯人・野晒唐十郎〈七〉 妖剣 おぼろ返し 介錯人・野晒唐十郎〈八〉 鬼哭 霞飛燕 介錯人・野晒唐十郎〈九〉 怨刀 鬼切丸 介錯人・野晒唐十郎〈十〉 悲の剣 介錯人・野晒唐十郎〈十一〉 死化粧 介錯人・野晒唐十郎〈十二〉 必殺剣虎伏 介錯人・野晒唐十郎〈十三〉 眠り首 介錯人・野晒唐十郎〈十四〉 双鬼 介錯人・野晒唐十郎〈十五〉 京洛斬鬼 介錯人・野晒唐十郎〈番外編〉
  • 闇の用心棒【合冊版/全14巻】
    -
    1巻8,910円 (税込)
    この世に生かしておけねえやつなら、地獄の閻魔に頼め―― 深川は要橋端にぽつんとある一膳めし屋「極楽屋」。主の島蔵は裏の長屋に無宿人や入墨者など世間では受け入れられない者たちをただ同然で住まわせ、仕事を世話していた。 そのため、土地の者からは「地獄屋」、裏の長屋は「地獄宿」と呼ばれ、恐れられている。 さらに、島蔵のもう一つの顔は、金ずくで殺しを請け負う殺し屋の元締めだった。 安田平兵衛はそんな闇の世界で「人斬り平兵衛」の二つ名を持つ凄腕の殺し人だったが、ここ十年は老齢を理由に本所相生町の長屋で刀の研ぎ師をしながら娘のまゆみと静かな生活を送っていた。 しかし、夜鷹殺しを皮切りに地獄屋でも手練れの者が斃され、島蔵は平兵衛を闇の世界へと呼び戻す……。 全身に走る震えを抑え、再び剣を取る凄腕の老剣士を描く、冷酷にして情感溢れる異色の剣豪小説! シリーズ全14巻をまとめた合冊版。 【収録作品】 『闇の用心棒』 『地獄宿』 『剣鬼無情』 『剣狼』 『巨魁』 『鬼、群れる』 『狼の掟』 『地獄の沙汰』 『血闘ヶ辻』 『酔剣』 『右京烈剣』 『悪鬼襲来』 『風雷』 『殺鬼狩り』
  • 剣客春秋 完結十一巻セット【電子版限定】
    値引きあり
    4.5
    1巻3,768円 (税込)
    鳥羽亮の大人気時代小説『剣客春秋』シリーズ11タイトルが電子版限定で、合本になって登場! ※本書は、『剣客春秋』シリーズ一巻~十一巻を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。 神田豊島町の道場主・千坂藤兵衛の娘・里美は、一刀流の達人。ある日、道場の用足しの道すがら、ならず者に絡まれていた歳若い浪人・彦四郎を助けた縁で、淡い恋心を抱く。やがて、彦四郎も道場に日参するようになるが、彼の素性には、驚愕の事実が隠されていた。里美の恋、彦四郎の行く末、悪名高き大盗賊の陰謀。江戸の町に大きな嵐が起こる。(『剣客春秋 里美の恋』より)
  • 火盗改鬼与力【全7冊 合本版】
    4.0
    1巻3,498円 (税込)
    町奉行とは別に置かれた「火付盗賊改方」略称「火盗改」は、その強大な権限と広域の取締りで凶悪犯たちを追い詰めた。与力・雲井竜之介が、5人の密偵を潜らせ事件を追う。大人気書き下ろしシリーズ時代小説! ※本電子書籍は「雲竜 火盗改鬼与力」~「極楽宿の刹鬼 火盗改鬼与力」を1冊にまとめた合本版です。
  • 流想十郎蝴蝶剣 全7冊合本版
    4.3
    1巻3,300円 (税込)
    江戸・本湊町の料亭に用心棒として住み込む流想十郎は、花見の帰り、品川宿近くで武士団に襲われた小藩の姫君一行を助ける。気が進まない中、姫の護衛を引き受けた想十郎は、熾烈な抗争に巻き込まれる…。権力者・水野忠邦を父に持ちながら、その愛情を知らず、また剣術の師との密通の末に、ともに上意討ちで果てた母への情も捨てた孤高の剣士は、無敵の蝴蝶剣を誰がために振るうのか? 「流想十郎蝴蝶剣」シリーズ、全7冊合本版。
  • 覇剣  武蔵と柳生兵庫助
    -
    1巻880円 (税込)
    いかに人を斬るかという“殺人剣”の道を究めようとしていた武蔵。人を活かす“活人剣”こそ新陰流の神髄だと知る柳生兵庫助。ともに剣聖と仰がれた対極の二人が、ついに相まみれる。時代に遅れて来た武蔵が覇を唱えた柳生新陰流に挑む!希代の剣客の激闘をかつてない視点から描いた新・剣豪小説!
  • 剣狼の掟
    -
    1巻836円 (税込)
    山田浅右衛門の弟子である首斬り人の片桐京之助は、おゆきという女の斬首を任されることになった。おゆきは、女中として奉公していた薬種問屋から二十両を盗んだという。だが、彼女は処刑場で、襟に挿してあった簪を京之助に教え、源次という者を殺してほしいと怒りを露わにした──。京之助は、自ら斬首したおゆきの最後の願いを叶えるため、事件の背後を探りはじめる(「怒りの簪」より)。全5編を収録した珠玉の時代小説。
  • 雷神の剣 介錯人・野晒唐十郎〈五〉
    3.0
    1巻770円 (税込)
    夜陰にひびく甲高い金属音と骨を砕く鈍い音。刃を頭上で受けた藩士は刀身ごと斬り落とされた。 剣を断ち折って迫る“雷神の剣”―― 小宮山流居合術の達人・野晒唐十郎は剛剣の使い手といかに対峙するのか!? 唐十郎、危うし!人気シリーズ第五弾。

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  • 柳生三代の鬼謀
    4.0
    1巻737円 (税込)
    大和(やまと)国の土豪柳生宗厳は、廻国修行中の上泉伊勢守に負かされ、己の未熟を悟る。伊勢守に弟子入りした宗厳は、師より無刀取りの会得を託され、艱難辛苦の末に奥義書四巻を受け継いだ。柳生新陰流の祖、石舟斎こと宗厳。徳川将軍家兵法指南役となり、天下に新陰流の名を轟かせた二代目宗矩。廻国修行で己の剣を磨き流派の深化に努めた三代目十兵衛三厳。偉大なる剣客の実像に迫る長篇歴史小説。
  • 悲恋斬り 介錯人・野晒唐十郎〈六〉
    4.0
    1巻733円 (税込)
    武家の娘に兄の敵討ちを依頼された介錯人・野晒唐十郎は、思い詰めたその娘の悲痛な表情に、尋常でない女の執念を感じ取った。 一方、敵相手はお役御免を願い出たが許されず、自害もならず、餓死を望んでいた。はたしてふたりをここまで追い詰めたものは何か……。 武士の悲哀漂う、大人気シリーズ第6弾!

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  • 初陣 新剣客同心親子舟
    3.0
    1~2巻726円 (税込)
    八丁堀同心の長月菊太郎は、今年で二十歳。四年前、直心影流の達人だった父が隠密廻りの役職から身を引いたのを機に、南町奉行所本勤に抜擢され、日々勤めに励んでいた。そんなある日菊太郎のもとに、日本橋本町の呉服屋に押し込みがあり、手代が殺されたと報せが届く。勇んで探索に乗り出す菊太郎。その数日後、南町奉行の遠山より菊太郎と隠居の父・隼人に呼び出しがあった。鬼隼人の異名をとっていた隼人にも探索に加わってほしいというのである。親子で江戸の悪を追う〈新剣客同心親子舟〉シリーズ、堂々の第一作。
  • 新・剣客春秋 吠える剣狼
    -
    1巻721円 (税込)
    神田豊島町にある千坂道場は道場主・彦四郎の飾らぬ人柄と熱心な指導、女剣士だった妻・里美の子供たちへの稽古が評判で人気を博していた。折も折、稽古帰りの門弟が何者かに斬られる事件が続発、そのあおりで門弟が激減してしまう。悩める彦四郎が始めた執念の探索で炙りだされた下手人、呆れるばかりの犯行理由とは? 人気シリーズ、再始動!
  • 荒海を渡る鉄の舟
    3.5
    1巻715円 (税込)
    日本が大変革した明治維新。その分岐点となった江戸城無血開城への道を開く一方で、激動の時代に揺らぐことなく自己研鑽に励み、ついに大悟。剣では無敵の極意を得て一刀正伝無刀流を開き、書では「天下第一」と評され、同時代の誰もがその卓越した人格を敬した、山岡鉄舟。破格の男の生涯を通して、生きることの深淵へ迫る傑作歴史小説。
  • 鬼哭の剣 介錯人・野晒唐十郎〈一〉
    3.3
    1巻715円 (税込)
    唐十郎は市井の試刀家である。藩邸や旗本から依頼されて、身寄りのない行き倒れや自殺者、小塚原で処刑された罪人の屍を貰い受けて、据え物斬りで刀の切れ味を試すのである。ときには切腹の介錯もさせられた。 介錯人として名を馳す唐十郎は、いつしか連続辻斬りに狙われる身となっていた。 辻斬りが持つのは将軍家拝領の名刀である。唐十郎の剣は「鬼哭の剣」と呼ばれる必殺剣。 小宮山流居合の奥伝であり、確実に敵を屠ること必定の秘剣だったが……。

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  • 妖鬼 飛蝶の剣 介錯人・野晒唐十郎〈三〉
    3.5
    1巻715円 (税込)
    刃唸りがし、鳥飼京四郎の体が躍った。 鳥飼の繰り出す左右連続の斬撃は、ひらりと舞う蝶のごとく華麗であった。 唐十郎の袖口は裂け、赤い血の線が走る――これぞ妖剣“飛蝶の剣”。 小宮山流居合の奥義・鬼哭の剣を封じられた野晒唐十郎に秘策はあるのか!?

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  • 妖し陽炎の剣 介錯人・野晒唐十郎〈二〉
    3.5
    1巻715円 (税込)
    月光の反射で幻術を誘う妖刀・京女鬼丸、その恐るべき正体とは!? 大塩平八郎の残党を名乗る盗賊団、その陰で連続する辻斬り……小宮山流居合の達人・野晒唐十郎を戦慄させた陽炎の剣!

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  • 八丁堀「鬼彦組」激闘篇 狼虎の剣
    4.0
    1~12巻713~800円 (税込)
    北町奉行所の吟味方与力である彦坂新十郎が、同心倉田佐之助の妹きくを娶って二年が過ぎ、「鬼彦組」にも新しい仲間が加わった。平穏な日々を送っていた新十郎が、いつものように奉行所に出仕しようとしていたところ、殺しの一報が入った。大川端の新大橋の近くで、若侍が腕を切り落とされて殺害されたというのだ。実は最近、二組の男たちが同様の手口で殺されていた。同じ下手人の仕業なのか、「鬼彦組」に解決の沙汰が下った!
  • 双蛇の剣 介錯人・野晒唐十郎〈四〉
    4.0
    1巻712円 (税込)
    鬼面の男は両手の剣で天空を突いて構えた。鞭の如くしなる双蛇の剣……。 その妖しき男は江戸各所で残虐な振る舞いをしている夜盗・鬼火党の仲間であった。 小宮山流居合の達人・野晒唐十郎を邪剣が襲う! 疾走感溢れる、これぞ痛快時代小説!人気シリーズ第四弾!

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  • 悲笛の剣 介錯人・父子斬日譚〈一〉
    3.0
    1~7巻704~814円 (税込)
    大名旗本から切腹の介錯を請け負って糊口を凌ぐ居合道場の道場主狩谷桑兵衛は、介錯した若党の仲間が再び商家に押し入って盗みと殺しを働いた件で、御目付筋より深索を依頼される。 凄惨な殺しの跡で目にしたのは、一瞬で喉を掻き斬られた傷口だった。 桑兵衛はいずれ秘剣・鬼哭の剣を継ぐ嫡男の唐十郎とともに、物悲しい笛の音が鳴るという剣の遣い手を追う。
  • 剣鬼斬り 新・流想十郎蝴蝶剣
    -
    1巻704円 (税込)
    偶然通りかかった料理屋・松崎屋の窮地を救った流想十郎は、店に住み込みで用心棒を頼まれることになった。だが、店に寄りつく破落戸たちは、さらに仲間を増やし、徒党を組んで襲いかかるのだが──。
  • 新火盗改鬼与力 風魔の賊
    3.0
    1~4巻704~792円 (税込)
    風の強く吹く夜、日本橋の両替屋に賊が入り、三人が殺されたうえ、千両余が奪われた。火付盗賊改方の与力・雲井竜之介は、風魔党と呼ばれる賊を追い、探索を開始した。だが、相手は三人の剣客を擁し、町方にまで手をかけ始めた。なおも、大胆に犯行を重ねる風魔党。竜之介は、一味の捕縛に策を講じるが……。一方、船宿瀬川屋のひとり娘・お菊は、危険を冒す竜之介に、熱い思いを寄せていた。最強の火盗改鬼与力、ここに復活!
  • 新まろほし銀次捕物帳
    4.0
    1~3巻704~748円 (税込)
    両替商滝島屋の主と手代が下谷広小路で何者かに首を掻き切られて殺された。凶器は匕首(あいくち)とみられた。池之端の岡っ引き銀次には遺体の惨状に見覚えがあった。半年ほど前、浅草田原町で殺された料理茶屋橘屋の主の死に様と酷似していたのだ。そして、二つの事件の繋がりを探っていた佐久間町の岡っ引き平造が斬殺された。銀次は下手人を追うが、やがて魔の手が襲い来る。書下し長篇時代剣戟。
  • さむらい 修羅の剣
    -
    1巻693円 (税込)
    佞臣・深田喜兵衛を斬る―そう集められた七人の藩士たち。 だが暗殺成功後、首謀者に裏切られ、闇討ちをかけられる。命からがら逃げ延びたのは畑中宗次郎、篠田弥八郎、宇田川峰吉の若き三人だけだった……。 汚名を着せられ藩から追いつめられる中、徐々に明らかになる黒幕の狙い。 そして藩が虐げていた山の民の助勢を得た時、修羅となった三人の反攻が始まった!
  • 広域指定127号事件
    3.0
    1巻691円 (税込)
    同じ時刻に発生した三件の殺人事件。東京、埼玉、栃木の三ヵ所で車ごと焼き殺された三人の男は何者なのか。何故、同じ時刻に殺されたのか。各県警と合同捜査を開始した警視庁捜査一課強行犯担当第六係長南部平蔵の前にいくつもの謎が立ちはだかる。ルーキー刑事友木を加えあの南平班が事件の真相に迫る。
  • 暁の犬 (1)
    完結
    4.0
    全6巻682~990円 (税込)
    『江戸の検屍官』高瀬理恵、最新作!! 裏稼業・刺客! 暗殺の標的は、父を屠った因縁の兇敵!! ある日、壮絶な太刀筋を残す必殺剣の遣い手に小野寺佐内の父は葬られた。 その四年後、父が営む道場と暗殺稼業を継いだ佐内にもたらされた依頼は――父を葬った刺客の暗殺であった。 敵に対する怯えと恐怖に打ち克ち、佐内は父の仇を討つことがことができるのか。 因縁の敵と対峙する本格時代剣戟、第1巻!!
  • 用心棒血戦記
    3.0
    1~4巻680~715円 (税込)
    武者修行の旅の途中、隠密葵十三郎(あおいじゅうざぶろう)は暗殺されかけていた岩田藩の跡継ぎ松太郎を救った。その腕を見込まれて用心棒に雇われることになった十三郎は、お家騒動の渦中に巻き込まれていく。謀反を起こした家臣らが、城代家老の片岡を人質にして、国許へ帰る松太郎一行を皆殺しにしようと罠をしかけてきた――。田宮流居合の太刀捌きが夜の闇にきらめく、圧巻の剣戟時代小説。
  • 怨刀 鬼切丸 介錯人・野晒唐十郎〈十〉
    3.5
    1巻680円 (税込)
    唐十郎の叔父が惨殺され、将軍への献上刀「鬼切丸」が奪われた。 刀を追う仲間が次々と刺客の手に落ちる中、唐十郎の前に最強の敵が出現。 「こやつに、鬼哭の剣は通じぬ」唸った。剣気には覇気すら感じられないのに、なぜか、切っ先が喉元に穂先のように鋭く迫ってくるのだ!
  • 鬼哭 霞飛燕 介錯人・野晒唐十郎〈九〉
    3.5
    1巻680円 (税込)
    「こ、この傷口は!」唐十郎の体に衝撃が走った。 首筋には鬼哭の剣の斬り口が刻まれていた。ふとある兄妹の顔が浮かんだ。同門である天才剣士と唐十郎との将来を約束しながらも自害した妹である。 十年の苦い思いを秘め、“鬼哭の剣を超える”べく秘剣開眼に命をかける!
  • 妖剣 おぼろ返し 介錯人・野晒唐十郎〈八〉
    3.5
    1巻680円 (税込)
    かっての門弟が郷里から、幼き息子を連れてやってきた。お家騒動に巻き込まれ、一時匿ってほしいという。 そして追手が迫ってきた。その中に居合最強の武者・市子畝三郎の姿があった。 神速の太刀筋、最強の居合が!?小宮山流居合・唐十郎に襲いかかる。 不可視の抜刀術とは……。
  • 飛龍の剣 介錯人・野晒唐十郎〈七〉
    4.0
    1巻680円 (税込)
    信州松田藩のお家騒動の発端となった妖刀「月華」。 小宮山流居合の達人・狩谷(通称・野晒)唐十郎は、その刀を密かに国許へ運ぶように依頼され、中山道へ旅立ったが、次々に謎の剣士たちが彼を襲った……。 乱歩賞作家が贈る大人気シリーズ、躍動の第7弾! これぞ正統派剣豪小説!

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  • 御隠居剣法 駆込み宿 影始末(一)
    4.0
    1~7巻671円 (税込)
    塚原宗八郎、五十半ばの元御家人。醜男だが愛嬌あり。剣の腕はにぶっていない。駆込み宿・安田屋に持ち込まれた揉め事の仲裁をする糊口の日々に事件が起こった。大金を持った男児が「母上が攫われた」とやって来たのだ。誰が、何の目的で? 血腥い武家の内情もからみ、事件は意外な展開を見せていく。腕のたつ仲間たちと真相に迫る、書下ろし新シリーズ!
  • 京洛斬鬼 介錯人・野晒唐十郎〈番外編〉
    3.7
    1巻660円 (税込)
    幕末動乱の京で、鬼が哭く! 義なき志士は許すまじ――孤高なるヒーロー・野晒唐十郎、ここに帰還。 「……こいつが、おれたちの出迎えか」京は三条大橋の袂に打ち捨てられた凄惨な死体。 その脇には『天誅、夷誅隊』と記された板片が。 江戸で暗躍していた尊王攘夷を叫ぶ浪人集団・夷狄誅殺隊を討った狩谷唐十郎。だが、夷誅隊の生き残りがまだ京で暴れていることから、再び殲滅すべく伊賀者・お咲とともに京へと!  幕末、風雲の京洛での新たな戦い!
  • 双鬼 介錯人・野晒唐十郎〈十五〉
    3.7
    1巻660円 (税込)
    「あやつは、おれが斬る!」 鬼の洋造と呼ばれる男と対峙した狩谷唐十郎は、これまで戦った敵以上の剛剣、神速の斬撃、そして凄まじい気迫に圧倒された。 洋造らは攘夷志士の集団で、残虐な押し込みなどで江戸を恐怖に陥れていた。幕府は成敗に乗り出すものの、ことごとく返り討ちに遭っていた。 最強の敵に出会った孤高の介錯人狩谷唐十郎の、最後の戦いが始まる――!
  • 斬鬼狩り~船宿事件帳~
    -
    1巻660円 (税込)
    駿河国江崎藩の隠目付だった海野洋之介は、藩の仕事を離れ、深川今川町の船宿「舟政」の亭主に収まっている。好きな釣りをしながら客に料理を出すなど静かな生活を楽しんでいた。そこに舟政の客である両替屋の稲兵衛が殺されたという知らせが入る。友の敵を討つべく洋之介は動きだす――。隠目付シリーズの主人公が新たな活躍をする著者渾身の新シリーズ開幕。
  • よろず屋平兵衛 江戸日記~三人の用心棒~
    3.0
    1~2巻660円 (税込)
    浅草福井町の稲荷通りにある居酒屋「吉田屋」は、主の佐竹平兵衛が住人の揉め事の相談にのることから「よろず屋」と呼ばれる。ある日、よろず屋に老舗料理屋の娘が駆け込んできた。ならず者たちに店を譲れと脅されているという。解決に乗り出した平兵衛の前に人斬りの異名を持つ男の影が。平兵衛が神道無念流の剣で悪に立ち向かう。著者畢竟の新シリーズ開幕。
  • 一心館の殺人剣
    -
    1巻660円 (税込)
    血なまぐさい風が吹く居合道場、一心館。完全な密室状態の中で、二つの白装束の惨殺死体が発見された。覚悟の自刃とみなされた事件の容疑者に浮び上がったのは、全日本剣道選手権優勝者。……何者かが仕組んだ罠か? 30年余の時空をこえていま甦る、怨念の復讐劇!! 江戸川乱歩賞受賞第一作の剣道長編推理。
  • 獄門首(ごくもんくび)
    4.0
    1~2巻660~770円 (税込)
    流れ稼ぎの夫婦盗賊の子に生まれた余助は、強盗団の大金を横取りしようとした父母が潜伏先で殺されたため、4歳で孤児になった。爾来、寺に引き取られ雛僧になったのを皮切りに、次々に生きる場所と名前を変えていく。未知なる世界で様々な知識を授けられた彼は、やがて、江戸入りした後、豪商や公儀を相手に「大仕事」に取りかかった! 痛快無比の大盗賊伝!
  • 居酒屋宗十郎 剣風録
    3.0
    1巻660円 (税込)
    神田花房町にある居酒屋『福田屋』の離れで寝起きする滝川宗十郎。小身旗本の家を出て福田屋の居候となった宗十郎は、福田屋の仕事を引き受けている。それは、福田屋が表の居酒屋とは別に手掛けている「闇の仕事人」だった。柳生新陰流と一刀流をもとに編み出した神速の剣で、悲劇の道場を救うことができるのか。息を呑む剣戟が溢れる、著者渾身の新シリーズ開幕。
  • さむらい 死恋の剣
    -
    1巻660円 (税込)
    浪人者に絡まれていた武家娘を、一刀流の若武者・待田恭四郎が救う。娘は一刀流と対立する派の道場主の娘・芳江だった。許されざる恋に落ちる二人。一方、藩の内紛が激化し、恭四郎の父が刺客に襲われ命を落とす。背後に芳江の父の影を見て…。恋か、武士の生き様か?懊悩する若武者の凄愴なる剣豪成長小説。
  • さむらい 青雲の剣
    4.0
    1巻660円 (税込)
    「侍らしく、生きよ」藩の内紛に巻き込まれ切腹した父の遺言。若き秋月信介は極貧生活に耐え忍び、剣術の研鑽を積む日々。やがて成人した信介を待ち受けていたのは、あの内紛の再燃だった。己を捨て死地に赴く“もののふ”の極限の姿を描く、凄まじくも清冽な剣豪小説!
  • 眠り首 介錯人・野晒唐十郎〈十四〉
    3.5
    1巻660円 (税込)
    奇妙な辻斬りが相次ぐ。死骸の顔が穏やかなため、町方は「眠り首」と名づけた。 その鮮やかな斬り口から、唐十郎に嫌疑がかかる。だが、それは唐十郎を陥れる罠だったのである。 町方に執拗に追われ、さらに「眠り首」の下手人の必殺剣「鬼疾風」が襲ってきた。 唐十郎に迫る最大の危機!
  • 必殺剣虎伏 介錯人・野晒唐十郎〈十三〉
    3.7
    1巻660円 (税込)
    切腹に臨む侍が唐十郎に投げかけた謎の言葉「うぬも、虎の餌食になるがいい」。 その男は、誅殺組と称し、旗本を惨殺する一派であった。「虎」とは何か? やがて、幕府の小人目付や目付が次々と斬られていく。背後に渦巻く幕閣の陰謀。 鬼刻の剣も及ばぬ必殺剣「虎伏」とは! 手に汗握る緊張、全編凄絶なる闘い。剣豪小説の白眉!
  • 菊と鬼 剣客同心親子舟
    3.0
    1~7巻649~704円 (税込)
    二年前から南町奉行所に出仕している見習同心・長月菊太郎。父は、同奉行所の隠密廻り同心で、鬼隼人と恐れられる直心影流の遣い手・長月隼人である。そんな父子のもとに、日本橋の両替屋に押し込みが入り、二千両が奪われ、奉公人五人が惨殺されたとの報が入った。三月ほど前に別の両替屋を襲ったのと同じ賊による所業と睨み、さっそく動き出した隼人について、菊太郎も探索に加わることとなる。幼いころから父の背中を見て剣術の腕を磨いてきた菊太郎は、父と共に、慣れない仕事に体当たりで挑んでいく!「剣客同心親子舟」シリーズ、堂々の第一作。
  • 剣客同心 上
    3.0
    1~2巻649~690円 (税込)
    南町奉行所の隠密同心長月藤之助の息子・隼人は、日々剣術道場で汗を流す十七歳の若者。無口ながらも実直で、剣も手練れの父を見て育った隼人は、藤之助のような同心になりたいと感じていた。だがその矢先、藤之助は、事件の探索中に謎の刺客に襲われ、帰らぬ人となってしまう。父が追っていた事件は、なんだったのか。父の仇を討つため、隼人は事件を追うことを決意するが――。傑作時代長篇、待望の文庫化(全二巻)(解説・細谷正充)
  • 疾風剣谺返し 深川狼虎伝
    3.0
    1巻639円 (税込)
    女郎屋を脅して大金をせびるごろつきが深川で出没し、始末を請け負った鳴海屋の面々。いったんは金で解決したはずの事件の背後には始末人皆殺しを目論む黒幕がいた。酒は強いが女に弱い渋沢念流の達人・宗二郎が、一太刀で眉間を斬り割る「谺返し」の遣い手に挑む! 大人気「深川群狼伝」待望の新シリーズ。文庫書下ろし。(講談社文庫)
  • 百獣屋の猛者たち 御助宿控帳
    3.0
    1巻630円 (税込)
    さまざまな肉を食べさせる店「百獣屋」は肉同様、多士済々の御助人が集う「御助宿」だ。書き下ろし時代小説。

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  • 雲の盗十郎 御助宿控帳
    3.0
    1巻630円 (税込)
    さまざまな肉を食べさせる店「百獣屋」は肉同様、多士済々の御助人が集う「御助宿」だ。ある日、主人を夜盗「盗十郎」一味に殺された妻と息子が彼らを捕まえて欲しいと訪ねて来た。剣の使い手である十四郎は引き受けることにしたが……。

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  • おいぼれ剣鬼 御助宿控帳
    3.3
    1巻630円 (税込)
    様々な依頼を請け負う御助宿にある日、老武士が訪ねてくる。孫娘が女衒に攫われたらしいのだが、金はないので自らも御助人として雇ってほしいという。十四郎が試しに腕を確かめると見事な剣士だった。「御助宿控帳」シリーズ第3弾。

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  • ごろんぼう 御助宿控帳
    3.0
    1巻630円 (税込)
    御助人である十四郎のもとに「仕事をしたい」と黒崎という男が訪ねてくる。仕方なく受け入れるも、器量が悪く、剣の腕も良くない、その上、女の尻をすぐ追い回す……。ある日、命を狙われている女から助けて欲しい、と依頼があるが……。書き下ろし。

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  • ももんじや 御助宿控帳
    3.5
    1巻630円 (税込)
    さまざまな肉を食べさせる店「百獣屋」は肉同様、多士済々の御助人が集う「御助宿」。ある日、剣の遣い手である十四郎が若い兄弟を助ける。彼らは内紛に巻き込まれた父親を同じ藩の者に殺され、敵討ちに上京したのだった……。

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ユーザーレビュー

  • 暁の犬 (6)

    Posted by ブクログ

    完結という事でちょっと残念だけど、大団円で良かった。高瀬先生の丁寧な絵で、江戸時代の文化風俗の魅力が際立っている。

    0
    2023年11月24日
  • 悲の剣 介錯人・野晒唐十郎〈十一〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     鳥羽亮「悲の剣」、介錯人・野晒唐十郎シリーズ№11、2005.9発行。本作は奥江藩の改革派と保守派の抗争に絡んだ話。唐十郎は改革派の依頼で、保守派の刺客達と闘うことに。それにしても唐十郎は女性にもてるw。名前が出てこないけど芸者、忍びの組頭の咲、今回は改革派の小太刀の名手圭江。そして、改革派の圭江が実は保守派の刺客であったとするどんでん返しが。

    0
    2022年12月28日
  • 暁の犬 (4)

    購入済み

    全巻買ってます、と言ってもまだ4巻目ですが。。超お気に入りです。
    時代劇ものって好きだけど苦手な絵だったり、文字が多くて小説読むとの同じじゃないか、みたいな漫画が
    嫌いなので、高瀬理恵先生の漫画大好きです。登場人物がとにかく男前で見やすいし、読みやすい!
    次号も楽しみです!

    0
    2023年02月13日
  • 子連れ侍平十郎 2  江戸の風花

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     藩内の政争に絡み、藩を追われた長岡平十郎は病死した妻多鶴の位牌と娘千沙5歳を連れて江戸に。道場破りで食いつなぎながら、影山道場に辿り着く。道場の争いが生じ道場主は闇討ちに合って死亡。道場主の娘佳江と平十郎と千沙。佳江は、やがて「長岡さま」から「平十郎さま」に。追手の卑怯で執拗な仕掛けに対し、平十郎はそれを打ち破り、娘と愛する佳江のもとに帰ることができるのか!鳥羽亮「江戸の風花」、子連れ侍平十郎シリーズ№2(完結編)、2006.11発行。

    0
    2022年07月09日
  • はぐれ長屋の用心棒 : 28 銀簪の絆

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    江戸の大店に次々と押し入り、邪魔をする者は容赦なく斬り捨て、大金を盗んでいく押し込み強盗集団「聖天一味」。はぐれ長屋の家主の材木問屋「三崎屋」も、源九郎たちに店の警備を頼んできた。そんな折、お熊の弟が長屋に現れたが、どうも様子がおかしい…。はぐれ長屋の用心棒たちは、三崎屋を聖天一味の魔の手から守れるのか?大好評シリーズ第二十八弾!

    令和3年10月30日~11月2日

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    2021年11月02日

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