作品一覧

  • ローソン
    3.7
    1巻1,500円 (税込)
    ローソンの好調の要因と、大改革の舞台裏をひも解く。コロナ禍の期間中、ローソンの業績は際立って悪化するも、2023年度には過去最高の業績を記録する。V字回復を果たした要因には、「お客様のためにすべてがある」という視点に立ち直した社内改革があった。「人手不足」や「24時間問題」、「フードロス批判」、そして「コロナ禍」……ここ数年のコンビニ業界を取り巻く逆風にローソンはいかに対処していくのか。「テクノロジーの導入」、「人口3万人地域への4店舗出店」、「大ヒット『コンビニスイーツ』の裏事情」、「フードロス削減への取り組み」――。先発企業であり、「王者」たるセブン-イレブンに勝つための戦術とは。本書を含めて54冊の著作を持つ経営学者が、精緻なデータ分析とともに、丹念な現場取材と関係者へのインタビューで、「リアルな」ローソンの成長戦略に迫った一書である。本書が刊行される2025年に同社は創立50周年を迎え、お互いにしのぎを削り合うコンビニ業界は、いよいよ勢力図が塗り替わる。
  • 青いりんごの物語 ロック・フィールドのサラダ革命
    4.0
    1巻1,999円 (税込)
    RF1、神戸コロッケ、いとはん、ベジテリア……。デパ地下で馴染みのあるデリカテッセンは、どのようにつくられてきたのか? 日本の食卓を変え、デパートの地下の風景を一変させ、日本人の食文化をも変えてしまったのは、ロック・フィールドの創業者である岩田弘三である。現状に決して満足せず、次々と新しいことにチャレンジし続けてきたその哲学は、「成熟した赤いりんごになるのではなく、青いりんごのままであれ」というロック・フィールドの社風となっている。本書は、日本の食文化を変えたビジネスモデルの構築の歴史を、岩田弘三をはじめとした多くの関係者から深く聞き出し、詳しく分析して紹介する。経営者、ビジネスパーソンに多くのヒントをもたらす一冊である。
  • 史上最強のホームセンター 常識破りのホームデポ経営戦略
    -
    1巻3,080円 (税込)
    世界最大のホームセンター・ホームデポの経営戦略を元役員のジム・イングリス氏が解説したビジネス書。『Breakthrough Retailing』の翻訳本。 なぜホームデポは売上20兆円の世界最大のホームセンターになれたのか? なぜホームデポは営業利益率がダントツの15%を維持できるのか? なぜホームデポはDX先進企業になれたのか? ホームデポの成功要因を徹底解説。
  • しまむらとヤオコー -小さな町が生んだ2大小売チェーン-
    4.1
    物が売れる! 同じ町が発祥の2大小売業! 「ファッションセンターしまむら」を経営する(株)しまむらと、埼玉を中心に首都圏に食品スーパーを展開する(株)ヤオコーは、どちらも東証一部上場企業で、売上を着実に伸ばしてきたことで知られている。この2つの企業は、どちらも埼玉県小川町を発祥とし、一時期は同じショッピングセンターに共同出店するなどしてきた。しかし、経営スタイルは全く異なり、片方は、社員の中から社長を輩出する社風(しまむら)、もう片方は、同族経営。かたや、徹底したマニュアル重視(しまむら)、もう片方は、「個店経営」を標榜し、店長やパート社員に権限を与えて任せる風土。これらの違いは、創業期からの歴史が生んだもの。両社の歴史をひもとき、さらに現在の状況を取材することで、物が売れる、両社の経営術を明らかにします。

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  • 「値づけ」の思考法 買いたくなる価格には必ず理由がある
    4.0
    あなたの会社は、漠然と価格を決めていたり、不用意に値引きや値上げを行なったりしていませんか? 価格のつけ方を間違えると、十分な利益を出すことができません。 たとえば、斬新で質の良い商品やサービスでも、価格を安くしすぎると、品質を疑われて売れなくなります。 反対に、原価高騰などが理由でも、価格を高くしすぎると、「財布の紐」の固いお客にスルーされて売れません。 しっかり儲けるためには、お客が納得する、あるいは買いたくなる「値ごろ感」を出すと同時に、コスト削減や価格の見せ方に工夫を凝らす必要があります。 「安く売るか? 高く売るか?」「値下げか? 値上げか? 定額か?」「値引きか? ポイント還元か?」「コストが先か? 価格が先か?」など、値づけを思考していくときには様々な選択肢があり、業種・業態、会社の規模や経営資源、市場の動向などによって選ぶべき手法は異なります。 本書では、様々な業界で成功している会社の絶妙な価格戦略の実例をひも解きながら、プライシングの基本と実践法を平易に解説。 また、「ダイナミック・プライシング」や「サブスクリプション」など、いま注目されている手法や、鋭い分析・予測も随所に盛り込んでいます。 この一冊で、あなたの会社に最適な「値づけ」を探り当てるために必要な知識と、それを活用していく思考法が身につきます。
  • ブランド戦略の実際(第2版)
    -
    1巻946円 (税込)
    本書は、ブランドのマネジメントに必要な基礎知識とブランド戦略を展開するためのポイントをやさしく解説するロングセラーテキスト。第2版では、事例やコラムを大幅に刷新。事例研究や、インターネットの普及・グローバリゼーションの進展に対応した企業の新たな取り組みなどを紹介した。
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
    3.6
    1巻1,320円 (税込)
    外食産業の雄・マクドナルドは永遠か? それとも賞味期限切れ寸前か? 十年追いかけてきたマーケティング業界の第一人者が徹底分析する。 【主な内容】 第1章 迷走するマクドナルド 第2章 マクドナルドはどう誕生し、世界最大の外食チェーンに成長したのか 第3章 マクドナルドのビジネスモデル 第4章 原田マクドナルドの経営改革 第5章 原田マクドナルドの戦略転換 第6章 悪夢の3年:客はどこへ消えたのか? 第7章 マクドナルドに未来はあるのか?

ユーザーレビュー

  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル

    Posted by ブクログ

    2004年から2014年ごろの日本マクドナルド経営についてのお話。

    その頃にアルバイトとしてマクドナルドで働いていたが、60円ハンバーガー確かにあったなと懐かしい気持ちになったり、閉店ラッシュに巻き込まれたり、その後には店舗改装をしたりしていたなあ。ビックアメリカン施策の時のテキサスバーガーの味は今でも忘れられないほど美味しかったのを覚えている。

    ちょうど藤田社長から原田社長に切り替わった時なのか、とこの本を読んで理解。

    直営店とFC店との違いについても深く考えさせらた本である。

    2015年から現在に至るまでのマクドナルド情勢も気になるところ。

    0
    2025年08月11日
  • 「値づけ」の思考法 買いたくなる価格には必ず理由がある

    Posted by ブクログ

    ・ポイントを還元することで、既存客が再来店する同期を高めることを狙う。さらに、店舗オペレーションに負荷がかからないようにする
    ・価格弾力性は、粗利率の逆数になる(ドーフマン・シュタイナーの公式):粗利が33%の場合、価格弾力性は3。5%の値引きで売上個数は15%(値引き率の3倍程度)伸びると推定される
    ・お客の「考えるコスト」を削減し、購買への近道を作る。商品ごとに品質と価格を比べて検討する必要があるときに感じる時間的・心理的な負担を「Cost of thinking」という。それに対して、ユニクロや無印良品などは、価格帯を狭くすることでお客の考えるコストを軽減している
    ・コインパーキングのよ

    0
    2022年05月28日
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル

    Posted by ブクログ

    若い頃あれだけマックに通っていたのに、最近とんと行かなくなった。本書の分析結果と自分がマックから離れていった理由が概ね合致する。
    まずメニュー廃止に代表されるように明らかにサービスの質が低下した。テイクアウトで手提げ袋に入れないのはどういう了見か?紙袋をいくつも持って帰れるか!
    そして24h営業で店舗が汚くなった。
    トドメは客層が悪くなった。長居客で混んでて席が見つからなかったり、キティちゃんのサンダルを履いたジャージ姿のヤンキーの隣でガキが暴れまくってたりして、足が向かない店の代表格になった。これも無定見な価格政策のツケだろう。値下げと高価格商品の交互投入では顧客層は安定しない。結局どっちの

    0
    2017年07月30日
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル

    Posted by ブクログ

    プレミアムローストコーヒー、むしろ、まずいと思ったのですけど。これを礼賛するマスコミって。価格を上げれば、他業態の店へ行きますよね?個人的に衝撃的なのは、P148 マクドナルド、モス、吉野家の比較。「他の顧客のマナーが良い」で最低って。

    0
    2015年06月10日
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル

    Posted by ブクログ

    日本のマクドナルドが いろいろなトラブルを抱え、
    赤字を大幅に出して、また お客も消えてしまった。

    なぜそうなのかを 小川教授が 
    経済学およびマーケット論から、分析する。
    象牙の塔から 飛び出て 現実の事象を
    したたかに分析し、マーケティング理論を充実させる。
    教授先生は どこまで通用するのか?
    も試されている。

    まさに「水に落ちたイヌを打て」と言う感もある。
    私は ハンバーグが好きだが 
    ハンバーガーが好きではない。
    大きく口を開けてかぶりつくということが
    あまりうまくできない。
    どうも服などを汚してしまう。
    モスバーガーの スパイシーホットドックが好きだった。
    食べやすいのだ。

    0
    2015年03月07日

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