小川孔輔のレビュー一覧

  • 「値づけ」の思考法 買いたくなる価格には必ず理由がある
    ・ポイントを還元することで、既存客が再来店する同期を高めることを狙う。さらに、店舗オペレーションに負荷がかからないようにする
    ・価格弾力性は、粗利率の逆数になる(ドーフマン・シュタイナーの公式):粗利が33%の場合、価格弾力性は3。5%の値引きで売上個数は15%(値引き率の3倍程度)伸びると推定され...続きを読む
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
    若い頃あれだけマックに通っていたのに、最近とんと行かなくなった。本書の分析結果と自分がマックから離れていった理由が概ね合致する。
    まずメニュー廃止に代表されるように明らかにサービスの質が低下した。テイクアウトで手提げ袋に入れないのはどういう了見か?紙袋をいくつも持って帰れるか!
    そして24h営業で店...続きを読む
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
    プレミアムローストコーヒー、むしろ、まずいと思ったのですけど。これを礼賛するマスコミって。価格を上げれば、他業態の店へ行きますよね?個人的に衝撃的なのは、P148 マクドナルド、モス、吉野家の比較。「他の顧客のマナーが良い」で最低って。
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
    日本のマクドナルドが いろいろなトラブルを抱え、
    赤字を大幅に出して、また お客も消えてしまった。

    なぜそうなのかを 小川教授が 
    経済学およびマーケット論から、分析する。
    象牙の塔から 飛び出て 現実の事象を
    したたかに分析し、マーケティング理論を充実させる。
    教授先生は どこまで通用するのか?...続きを読む
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
    なぜマクドナルドは堕ちてしまったのか? 藤田時代と原田時代で成長と転落の曲線がほぼ同じなのは何か意味があるのか?
    こうした謎を、外部に公表されているいろいろな資料だけから追いつめていく。推理小説のように読み進められる。面白い。
  • しまむらとヤオコー -小さな町が生んだ2大小売チェーン-
    小川町から誕生した、高成長を続ける注目の流通チェーンであるしまむらとヤオコー。
    両者の歴史を振り返りながら、転換点、考え方などを考察するビジネス書。
    ヒントになる点がたくさんある。
    教えてくれた友人に感謝。
  • しまむらとヤオコー -小さな町が生んだ2大小売チェーン-
    仕事に関係のある業界の話なので読んでみた。2大小売チェーンの「しまむら」(洋服)と「ヤオコー」(食品)にフォーカスをあてた本。ドキュメンタリー調でとても読みやすく、面白い。いずれも今をときめく2企業を、生い立ちから現在までを追体験できる面白さがある。両企業とも、経営陣が非常に勉強熱心であることが伝わ...続きを読む
  • 「値づけ」の思考法 買いたくなる価格には必ず理由がある
    基礎が学べたのでとても参考になりました。
    『三方よし』をスローガンに掲げていたのに、安さや売れ行きにこだわっていたので、ロングセラー商品等の定番商品はブランドの価値を下げるイメージになりかねないと気づかされました。
    三方よしのトライアングルが崩れてしまっては私のモットーには反するので値付け思考術を取...続きを読む
  • 「値づけ」の思考法 買いたくなる価格には必ず理由がある
    日頃見かける商品に対して「あ、これがこの値段なのはこういう理由?」と考えられるようになり楽しいです。
    濃い〜1冊。
    仮説の段階の話が多かったり、説明が甘いところが散見され、人によっては物足りないかもしれません。
  • 青いりんごの物語 ロック・フィールドのサラダ革命
    ロック・フィールドの創業から現在までを振り返る本。相違と工夫で業績を伸ばしてきたことがわかる。
    ところどころに社員のインタビューなどが載っている。社員や関係者以外の読者には、やや分量が多く感じられるかもしれない。
  • しまむらとヤオコー -小さな町が生んだ2大小売チェーン-
    1.最近ビジネスモデルをよく学ぶようになったので、学問的な方向ではなく現実で怒ってきた事例をもとに学びたかった

    2.しまむらとヤオコーは埼玉県比企郡小川町で生まれた企業です。この2社は正反対と言っても良いくらい経営スタイルが異なります。例えば、しまむらは徹底的なマニュアル化を推進しますが、ヤオコー...続きを読む
  • 「値づけ」の思考法 買いたくなる価格には必ず理由がある
    1.営業の仕事で、価格決定に携わることになったので読みました。

    2.価格決定のポイントとして、
    ①季節、時間帯で価格を変えるのか?
    ②利益を出すために利幅をどうするか?
    ③顧客心理をどう利用するか?
    が主になります。
    これらをベースに、自分達のブランドをどう築いていきたいのかを考えていきます。
    ...続きを読む
  • 「値づけ」の思考法 買いたくなる価格には必ず理由がある
    値段の決め方を意識することはほとんどなかったけれど、今回プライベートサロンである施術代を決めないといけなくなり、勉強のために読むことにした。
    結果から言うと、直接参考になるものはなかったけれど、世の中のものの値段のつけられ方など学びは多かった。
    自分が求めるゴールドスタンダードなものは存在せず、この...続きを読む
  • しまむらとヤオコー -小さな町が生んだ2大小売チェーン-
    小説としては筆力がいまいちだけど、学者さんが書いただけあって流通史を学ぶ一つの方法としてはいいかも。
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
    過激なタイトルに惹かれて。
    生まれてこのかた、おそらく最も利用してきたファーストフードのマクドナルド。
    価格いじりまくったり、メニュー表撤去(これは大不評だった)したり迷走してたのは知っていたが、意外に日本マクドナルドの歴史がそこまで長くないことや、米国本社とは仕組みがことなっていたり、初代藤田社長...続きを読む
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
    著者は法政大学経営大学院の小川教授。

    感想。よくわかる。マクドナルドのことがよくわかる。
    ただ、「賞味期限切れのビジネスモデル」という副題に代表されるような、「失敗した」というスタンスを貫かれている感じは棘がありすぎる。そんなに嫌いか?

    備忘録。
    ・マクドナルドの中長期的課題、①為替、②高齢化、...続きを読む
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
    日本出店以来の長年にわたる経営戦略の成否を主に数字を分析することによって浮かび上がらせた労作。中国の工場の事件などは全体の中では一エピソードに過ぎないことがわかる。
    直営店とフランチャイズ店の利益の出し方の違い、特に後者がかなりの程度不動産収入に頼っているという指摘は目から鱗だった。しかしそれはアメ...続きを読む
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
    マクドナルド(米国本社、日本)の歴史をマーケッティング理論の見地から読み解いた本と感じた。

    現状の分析から始まってはいるが、マクドナルド兄弟が成功した理由、そして藤田田氏が日本流にマクドナルドを輸入して土着化していく歴史、原田氏が逆にアメリカ流に日本マクドナルドを変えていく歴史は興味深い。

    しか...続きを読む
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
    米国流の株主資本主義的な考え方が、短期で利益をあげることを第一にするなら、会社に本業で種を蒔き育てるというようなことをさせるだろうか? 本書は、原田泳幸と米国マクドナルド本社が行ったそういう経営が、マックが本業で持っていた強み(QSC+V=品質・サービス・清潔・付加価値商品)を失わせ、マクドナルドを...続きを読む
  • マクドナルド 失敗の本質―賞味期限切れのビジネスモデル
    筆者があとがきで述べるように、この本はマクドナルドをサンプルとしているが、書かんとしていることは米国発の「マーケティング」「チェーンストア理論」に対する懐疑である。
    だからマクドナルドを全否定しているわけではなく、過去の教育現場としてのマクドナルドについてはかなり好感を持っているように感じた。
    なの...続きを読む