樋口一葉の作品一覧
「樋口一葉」の「たけくらべ」「十三夜」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「樋口一葉」の「たけくらべ」「十三夜」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
なんと素晴らしい!にごりえ、半分くらいまで、誰の台詞かわからぬまま読み進めたところで、視界が少し開けたので、最初から読み直した。登場人物を押さえて読むとものすごく臨場感を持って頭に入ってきた。構成力、文章力、表現力どれも素晴らしと感じた。お力の逃げ場のない(いや逃げようと思えば逃げられるのに金縛りにあってるのか、、)絶望感。源七も、沼に入って抜け出せない。余裕をかます朝之助すら、お力の引力に吸い込まれる。こういう沼り方って人間誰しもあるよね。実は自分のすぐそばに抜け道はあるのに、全く気が付かない、気が付いてもそこから抜け出さない。抜け出せない。そんな人間の業を感じずにはいられない。悲惨な結末も、なぜかその業から解放されたような、いっときの安堵を感じてしまった。
Posted by ブクログ
ここ半年の間に性風俗産業の世界を描いた五社英雄監督の映画や、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(森下佳子, 2025)に親しんだ。なので「今なら読めそう!」と思い再読。——改めて読むと、女性たちの苦しみを実に写実的に描いていてびっくり!
「にごりえ」は酌婦お力と、お力に入れ揚げて零落した源七の妻 お初の境遇がたまらない。一見お力は〈家〉の外に、お初は中にいて正反対のようだが、女性として〈家〉——男性に搾取されている点で二人は共通している。奪い合い、蔑み合っているようで同じ“地獄”に囚われているという皮肉で悲劇!
お力の「物思い」とは? 詳細は作中で明らかにされず。書き忘れたのか、それとも意図的に省いたのか?
作中の男たちはろくでなしばかり。お力の客 結城朝之助は彼女に親切なようで、その実は何もしない傍観者。彼の台詞「お前は出世を望むな」・「思ひ切つてやれやれ(※くの字点)」の真意とは? 源七はどうしようもないバカだ。
本書収録2作のうち、私は「たけくらべ」のほうが難しく感じた。いわゆる雅俗折衷体物語の舞台 大音寺前や吉原の風景風俗が細かく描写されているゆえか?
いつまでも子どものままでいたい、大人になんかなりたくないという美登利。ある時を境に友だちと遊ぶことすら厭うようになった彼女の身に何が? 信如に対する複雑でいじらしい思いの描写が巧みだ。
第1章の「下足札そろへてがらんがらん」の場面は五社英雄作品や『幕末太陽傳』(川島雄三, 1957)にもあった。商売繁盛のおまじないのようなものだと察するが、行われていたのは遊郭だけだったのだろうか?