作品一覧

  • ビリー・ミリガンと23の棺 上
    3.6
    ビリー・ミリガンは起訴されたのち、精神異常を理由に無罪となった。しかしその後、彼が送られたオハイオ州立ライマ病院は、体罰に電気ショック療法を用い薬物で患者を廃人にする恐るべき場所だった……『24人のビリー・ミリガン』では書けなかった、精神病棟内でのビリーの孤独な闘いを明らかにする驚異の続篇。
  • ABC殺人事件
    3.9
    1巻1,034円 (税込)
    ポアロのもとに届いた予告状のとおり、Aで始まる地名の町で、Aの頭文字の老婆が殺された。現場には不気味にABC鉄道案内が残されていた。まもなく、第二、第三の挑戦状が届き、Bの地でBの頭文字の娘が、Cの地でCの頭文字の紳士が殺され……。新訳でおくる、著者全盛期の代表作。

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  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上
    4.1
    1977年、オハイオ州で連続レイプ事件の容疑者としてビリー・ミリガンという22歳の青年が逮捕された。しかし彼には犯行の記憶がまったくなかった。取り調べと精神科医による鑑定を行ううち、彼の内部には24の別人格が存在しており、犯行はそのうちの1人によるものだったという驚愕の事実が明らかになる。それまでほとんど知られていなかった「多重人格」という障害を広く一般に知らしめ、日本でも一大ブームを巻き起こした記念碑的作品。

ユーザーレビュー

  • ABC殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!
    まずお屋敷とかじゃなくイギリス国内のいろいろなところで事件が起きて駆けずり回る筋書きが、これまで読んだポワロシリーズの中では新鮮でとても面白かった。
    お屋敷や村とかだと途中でどうしても牧歌的で穏やかな雰囲気も出てきてしまい、それがクリスティの魅力のひとつとも思うが、この作品はそれがなく良い意味でずっとピリピリした緊張感を感じながら読んでいた。
    随所に挟まれるカスト氏のシーンも異常者の行動をのぞき見しているような(読んでいるときはそう思わされていた)居心地の悪さがあり、作品全体をシャープに引き締めている。
    ここらへんはなんかフィンチャーのセブンやゾディアックのようなじわじわと怖がら

    0
    2025年10月31日
  • ABC殺人事件

    Posted by ブクログ

    ポアロシリーズを読んだのは、今回で4作品目だけど、これまでの作品にみられたような限られた集団内での事件とは異なり、今回は犯行が広範囲に及び、無差別連続殺人事件の犯人と対峙する展開なので、これまでとは雰囲気が違うような。
    基本的に、お馴染みヘイスティングズ視点で進行。相変わらず、愛嬌たっぷりのお茶目さんw

    ポアロへABCと名乗る謎の人物から殺人予告の挑戦状が送られる。その予告通り、Aから始まる地名の町で、Aの頭文字の第一被害者が発見される。そして、B、Cと第二、第三の事件が発生する。いわゆるミッシングリンクと言われるミステリの先駆け的な作品で、次々と起こる事件の疾走感とともにグイグイと読み進め

    0
    2025年07月30日
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上

    Posted by ブクログ

    多重人格について、以前YouTubeを見た時以来興味を持っていたのと、『アルジャーノンに花束を』が好きだったので拝読。
    初めは周囲の人から見たビリーミリガンについての記載が多く、途中から本人の協力により人格同士の対話もふんだんに書かれていて、とにかくとても面白かった。
    興味深くあっという間に読み進められた。下巻も楽しみ。

    0
    2025年06月03日
  • ABC殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んだものの内容覚えてないのでもう一度読みたい!

    2025/3/20追記:
    再読完了!終わりに向かうにつれて何となく内容を思い出し始めたけど、それまでは全く覚えていなかったので二度楽しめてお得でした

    カストを捕まえるところまで、割とサクッとやってしまったのでポワロの活躍はいつ!?とびっくりしていたら、ラスト100ページくらいでしっかりと追い上げて。しかも、連続殺人事件の真相にしては珍しい(と思う。ミステリー詳しくないから何とも言えんけど)、一個の殺人を隠すための連続殺人という手口が斬新。しかもそれを、現地調査ではなく灰色の脳細胞で考えるので、我々読者にもちゃんとその過程で情報が開示されるし

    0
    2025年03月20日
  • ABC殺人事件

    Posted by ブクログ

    最後に真犯人が暴かれるのですが、完全に予想外でした。タイプライターに指紋が残っていたのが証拠になったんですが、完全犯罪は出来ないもんですね。

    0
    2025年01月09日

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