作品一覧

  • もの語る一手
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    将棋は、決断のゲームである。無数の選択肢から、一手を選ぶ。 将棋は、明快なゲームである。残酷なまでに白黒がはっきりとつく。 しかし、単純な「結果」にたどり着くまでの間に、無数の思いが凝縮されている。 だからこそ、将棋は物語の宝庫なのだーー。 超豪華執筆陣による「決断」をテーマにした傑作将棋小説アンソロジー。 青山美智子「授かり物」 「俺、東京に行く。漫画家になるんだ」 二十歳の天才棋士と同じ日に生まれた、平凡な我が子。初めて知る息子の夢に戸惑う芳枝だったが――。 葉真中顕「マルチンゲールの罠」 将棋の強さにだけは自信があった。 思い出話をきいてくれ。 あの日、俺は頼まれたんだ。 「天才」かもしれない少年を、この道場から追い出してほしいと――。 白井智之「誰も読めない」 名人戦、第五局。一日目の対局が終わり、ひと息ついた挑戦者が、 拉致された。連れ去った人物は、挑戦者に頼んだ。 ある殺人事件の犯人を見つけてほしい――、と。 橋本長道「なれなかった人」 元・天才棋士の青柳は、アマチュアとしてプロ棋戦を勝ち上がってきた段という男と対局する。彼は、青柳が三十年前に奨励会から蹴落とした相手だった。因縁の再戦を前に、二人がした約束とは。 貴志祐介「王手馬取り」 「両家の父が結婚式に来なかった」 井上家で未だに残る謎を解決するのは、元真剣師を名乗る老人で―― 芦沢央「おまえレベルの話はしてない(大島)」 奨励会員の息子を持つ男性が自己破産申請にやってきた。担当する弁護士の大島は自分も元奨励会員で事情もよく分かり、あと一歩のところまで順調に手続きが進んでいたが――。 綾崎隼「女の戰い」 「朱莉さんって銀みたいな人ですよね」 数少ない女性奨励会員として奮闘する倉科朱莉の、苦悩と成長の日々。 奥泉光「桂跳ね」 菅原香帆の日録に記された、将棋を通じた友との交歓の日々。 桂跳ねに込められた、友人の悲愴な決意とは。
  • 銀将の奇跡―覇王の譜2―(新潮文庫)
    4.4
    1巻880円 (税込)
    四冠を誇る絶対王者、北神仁。底辺から駆け上がった直江大はその牙城に挑む。剛力英明は旧友との新たな関係に踏み出し、トップ女流棋士の江籠紗香は奨励会で苦悩する。そのような中、“孤剣”の異名で知られる直江の師匠、師村柊一郎が棋風を変え、ファンをどよめかせた。師村もまた北神からタイトルを奪おうとしていた。文学賞二冠に輝く前作を凌駕する史上最強の将棋エンターテインメント。(解説・村上貴史)
  • 覇王の譜(新潮文庫)
    4.4
    1巻825円 (税込)
    「お前は一流にはなれんよ」。七年間、C級2組から這い上がれない直江大に剛力英明王座はそう言い放つ。旧友との目も眩むような格差。だが、天才少年との邂逅、“孤剣”の異名を持つ師の特訓が、燻っていた直江を覚醒させる。彼の進む道の先には運命の対局が待ち受けていた。元奨励会会員、将棋を深く知る著者が青年棋士の成長と個性あふれる棋士群像を描く。魂震わす将棋エンターテインメント。(解説・西上心太)
  • 奨励会 ~将棋プロ棋士への細い道~
    3.8
    1巻770円 (税込)
    「どうすればプロ棋士になれるのか?」 本書はプロ棋士養成機関「奨励会」の実像を描くことで、その問いに答えるものです。 プロ棋士という職業が多大な労力を払ってでも目指す価値のあるものかどうか、という問題から始まり、奨励会の制度、戦い方、勉強法が元奨励会員である著者本人の述懐を交えて語られます。 プロ棋士養成機関「奨励会」とはどんな場所か? どのくらい強ければプロ棋士になれるのか? 奨励会員の日常とは? 重要なのは努力か? 才能か? 夢破れた退会者のその後は? そこは青春を捧げる価値のあるところか? 天才少年、天才少女が淘汰される奨励会という沼でもがき苦しんだ姿がそこにはあります。 将棋界に現れた超新星・藤井聡太ですら6連敗を喫したこともある奨励会。 その世界を本書でぜひ覗いてみてください。
  • サラの柔らかな香車
    3.8
    1~2巻528~638円 (税込)
    【第24回小説すばる新人賞受賞作】プロ棋士になる夢に破れた瀬尾は、毎日公園に一人でいる金髪碧眼の少女サラに出会う。言葉のやりとりが不自由な彼女に対し、瀬尾は将棋を教え込む。すると、彼女は盤上に映る“景色”を見る能力を開花させ――。棋界に新たな風を送るサラ、将棋に人生を捧げてきたスター・塔子、数多の輝く才能を持つ七海の三人を巡り、厳しくも豊かな勝負の世界を描く青春長編。

ユーザーレビュー

  • 銀将の奇跡―覇王の譜2―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    盤上で繰り広げられる熱い闘い
    ページをめくる手がとまらない
    そんじゃそこらの安っぽいスポーツよりも熱くなること間違いなし


    棋士にとって棋譜とは人生だ
    棋譜からは勝負師としての形や癖を読み取ることができる
    棋譜は棋士の命そのものなのである
    盤上を生きた証なのだ


    棋風は将棋における人間性が表出ると言ってもいい
    その棋風を変えてまで勝利のために、タイトルを奪うために将棋と向き合う姿勢に痺れる


    そして、読書家にとってのレビューがまさに棋譜、棋風なのである
    読書家のみなさん、あなたの生きた証を!人間性を!思う存分に書き綴ってください

    ( ゚д゚)ハッ!

    そしたら、私の生きた証&人間性がテ

    0
    2026年02月27日
  • 覇王の譜(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    どの世界にもいますね

    天才って!


    けど、将棋の世界ほど天才がいるところはないのではないでしょうか

    小さい頃に地元で将棋の天才と言われてもそんなのは大したことない
    (普通の天才)

    ひとつ格が上がった天才でもじゅういち止まり
    (十年に一人の天才)

    もう少し上がった天才でもさんじゅういち
    (三十年に一人の天才)

    だけど、本物の天才というのは将棋界の宝

    ごじゅういち(五十年に一人の天才)、ひゃくいち(百年に一人の天才)になれる者こそ本物の天才である


    藤井聡太六冠、羽生善治九段、加藤ひふみん、桐谷さんはいったい何年に一人の天才なんだろうか…

    0
    2026年02月25日
  • 銀将の奇跡―覇王の譜2―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    元奨による将棋小説。

    いやーよかった。勝負師たちの内面が丁寧に描かれているし、おそらく今も関係のある棋士たちと交流しつつ現在の将棋界の事情も盛り込んでてくれてるっぽく、すごく楽しめた。

    ただ、将棋に興味ない人にはあまり響かないかもしれない。

    0
    2026年02月05日
  • 銀将の奇跡―覇王の譜2―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    覇王の譜の続編ですが、さらに面白くなってました。そんなこと現実にはないよ~的な感じがなくなり、熱戦の行方が気になって一気読みしちゃいました。
    江籠紗香の魅力もたっぷり楽しめます。まだ続編が出るのかなぁ

    0
    2026年01月15日
  • 銀将の奇跡―覇王の譜2―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    前回同様、将棋という競技の熱がびっしりと詰まっており、一手にかける熱量と集中力、一寸先は闇と言わんばかりの緊張感が前作同様描かれており、無茶苦茶熱い小説。
    棋士として、勝ち負けしか存在しない世界で、負けは許されない。考えすぎて脳から血が出るんではないかと長考し、それでも読み切れない人間の限界と苦悩がすごく伝わってくる。
    将棋のルールを知らない人もこの熱は伝わるんだろうな。
    将棋の世界へ連れて行ってくれる一冊

    0
    2025年12月24日

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