作品一覧

  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

    夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

    ビジネス・実用

    4.4
    1巻1,650円 (税込)
    本書は、みずからユダヤ人としてアウシュヴィッツに囚われ、奇蹟的に生還した著者の「強制収容所における一心理学者の体験」(原題)である。 「この本は冷静な心理学者の眼でみられた、限界状況における人間の姿の記録である。そしてそこには、人間の精神の高さと人間の善意への限りない信仰があふれている。だがまたそれは、まだ生々しい現代史の断面であり、政治や戦争の病誌である。そしてこの病誌はまた別な形で繰り返されないと誰がいえよう。」 (「訳者あとがき」より) 初版刊行と同時にベストセラーになり、約40年を経たいまもなお、つねに多くの新しい読者をえている、ホロコーストの記録として必読の書である。「この手記は独自の性格を持っています。読むだけでも寒気のするような悲惨な事実を綴りながら、不思議な明るさを持ち、読後感はむしろさわやかなのです」(中村光夫氏評)。なお、写真資料は、電子書籍版では割愛いたしております。

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  • 夜と霧 新版

    夜と霧 新版

    ビジネス・実用

    4.6
    1巻1,430円 (税込)
    〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉 「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した。 世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれたこの新版は、原著1977年版にもとづき、新しく翻訳したものである。 私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。20世紀を代表する作品を、ここに新たにお贈りする。

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ユーザーレビュー

  • 夜と霧 新版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人間とはなにものか。生きる意味とは何か。

    本書は、ナチスの強制収容所で筆者自身が生身の体験者となり、内側から見た残虐な強制収容所を書き記した実録である。また、こうした経験を心理学の立場から解明し、収容所生活への被収容者の心の反応を「収容・収容所生活・解放」の3段階の観点から解き明かしている。

    特に印象的であったのは、筆者が収容所生活を送る中で「人間とはなにものか」という問いを持ったことである。私たちの住む社会においてもまともな人間とまともではない人間が存在するが、日々を送る上では然程深淵にまでは気に掛けることができないでいる。しかし、強制収容所ではこの人間が持つ善と悪の合金、いわゆる「人間らしさ」(人間の本質)を嫌となく見せつけられるのである。つまり、本書を読むことで人間が持つ人間らしさを再認識し、その上で人間である自分がどのような意思で判断を下し、どのような行動を取るのかを改めて考えさせられた。

    二つ目に印象に残った点としては、「生きる意味とは何か」というところである。現代の社会において生きる意味を見出だせず、命を絶ってしまうニュースがよく報道されている。このような前後不覚な症状に陥る原因としてはSNSなどの周囲からの評価的観点が大きいのではないだろうか。本書を読む前においては、自分もその一部であり、「生きることの意味を問う」事ばかり考えていた。しかし、筆者は逆転の発想で「わたしたち自身が問いの前に立っていることを思い知るべきなのだ」と記している。これは、生きる意味の本質を突いていてとても腑に落ちた。大きく頷いた。これらは、私たちが人生を採点する立場にいるのではなく、私たち自身は人生という問いを解く立場にいるということである。

    本書を読んで、人間の本質を知り、その人間が生きる意味とは何かを知ることができた。生きていくうちに数々の苦労に直面することがあるだろうが、そのとき自分という人間は問に対してどのように判断をし、どのように行動をとっていくべきなのだろうか。



    0
    2026年10月02日
  • 夜と霧 新版

    Posted by ブクログ

    黒い雨同様、みんなに一度は読んでほしいと思った。思っていたより読み易く、体験と気持ちを淡々と描いていて胸に迫るものがあった

    0
    2026年09月27日
  • 夜と霧 新版

    Posted by ブクログ

    極限の状況に置かれた人間がどうなるのか、状況に屈してしまう人と人間性を保ち続けられる人の差は何か考えさせられる。

    読み始めは違う世界の話のように思えてしまったけど、読み進めるうちにだんだん自分ごととして染み込んでくる感じがして、今の自分が同じ立場だったら、こんな状況下では自分の行為は許されるはずだと高をくくり、屈してしまう側の人間として生きてしまうのではと怖くなった。

    0
    2026年09月18日
  • 夜と霧 新版

    Posted by ブクログ

    まず今日本で戦争の不安を感じている中、この本を読むことができたのを良かったと思います。

    差別が招いた惨い歴史を知ることができてよかったということがもちろんありつつも、
    人間の幸せとはなにか、生きる意味とはなにか、死というものが本当に自分の先や横に常にある人達の経験を通してこちらは考えさせられる、名著でした。

    あくまで医者、学者としての立場を失わず、客観的に観測し、できるだけ一般論として書かれているため、現代を生きる私たちにも通づる本になっていると思います。


    0
    2026年09月03日
  • 夜と霧 新版

    Posted by ブクログ

    読み終えたあと、きっと人生の中で何度も読み返すことになる本だ、と確信した感覚を持った。人生の色んな場面で、これフランクルが書いてたあの現象だ、こう捉えよう、と思わせてくるだろう。フランクルが壮絶な対戦をあくまで学術的な観点で淡々と描いていることや人生や他者への敬意を持ち続けていたことが伺えるところがいい。

    0
    2026年08月29日

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