作品一覧

  • 91歳5か月 いま想うあの人 あのこと
    -
    1巻1,672円 (税込)
    私の打ち明け話 この歳になって気づいたこと、私だけが知っているあの人の素顔、 あの男性との恋の顛末を、この機会にすべて語ってしまおう。 「豊饒な孤独」を生きる女の人生賛歌、全18話。 【この本に登場する人たち】 鶴田浩二さん/萩原健一さん/中曽根康弘さん/石原慎太郎さん/小田実さん/瀬戸内寂聴さん/原田芳雄さん/佐田啓二さん/中井貴一さん/三國連太郎さん/佐藤浩市さん/小津安二郎さん/美空ひばりさん/松山善三さん/大野良雄さん/力道山さん/川端康成さん ほか
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)
    3.5
    少子高齢化や核家族化の進行、そして、2020年から猛威をふるう新型コロナウイルス。まさにいま日本社会においても孤独は「対処すべき問題」として注目されています。本書では孤独に向き合った作家の評論や、冒険、山小屋生活などで得た独自の孤独論など、総勢17名の著者が様々な孤独を語ります。何気ない日常の、騒がしい街中で不意に襲ってくるあの「孤独感」はなんなのか? 決してネガティブなだけではない孤独の持つ「孤高のしたたかな世界」に浸れる一冊です!
  • 孤独という道づれ
    3.0
    1巻596円 (税込)
    結婚のため単身フランスに渡ったのが二四歳の時。その後、四一歳で夫と別れ独り身になって以来、女優として作家として、母として無我夢中で走り続けてきた。晩年という齢になったが、好奇心と冒険心に駆られて行動してきたおかげで退屈な「老後」とは無縁。その凜とした佇まいと若々しさの源泉を、おどけとハッタリで描ききる会心のエッセイ集!
  • 30年の物語
    4.0
    1巻660円 (税込)
    私の心にパリが刻んだ光と影――国際派女優・岸惠子。映画監督イヴ・シャンピとの結婚のために、20代で単身フランスに渡って以来、激動のヨーロッパで暮らした歳月は、筆者の心に何を刻み込んだのか……。チェコ人青年との淡い恋物語「栗毛色の髪の青年」、アパルトマンの煙をめぐる大騒動「女のはったり」ほか、12の珠玉のエッセイを収録。
  • 愛のかたち
    -
    1巻710円 (税込)
    親子の葛藤、女の友情、そして運命の出逢い。5人の男女のさまざまな愛のかたちを、パリと京都を舞台に描き出す大河恋愛小説です。 表題作「愛のかたち」に加え、「南の島から来た男」を収録。いずれも、悲痛な運命に抗って力強く生きる登場人物の姿が、静かな感動を呼びます。国際派女優そしてジャーナリストとして世界中で活躍をしてきた岸恵子ならではの贅沢でスケールの大きな人生賛歌です。 ※この電子書籍は2017年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • わりなき恋
    3.5
    1巻679円 (税込)
    女70歳。最後の恋、最高の恋 国際的なドキュメンタリー作家・伊奈笙子、69歳。大企業のトップマネジメント・九鬼兼太、58歳。偶然、隣り合わせたパリ行きのファーストクラスで、二人がふと交わした「プラハの春」の思い出話。それが身も心も焼き尽くす恋の始まりだった……。成熟した男女の愛と性を鮮烈に描き、大反響を巻き起こした衝撃の恋愛小説。
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014
    3.3
    1巻611円 (税込)
    小説誌の雄『オール讀物』編集部がお贈りする、文藝とエロスの豪華絢爛コラボレーション! 近年オール讀物が掲載した、性とエロスの香り漂う創作や特集記事を再編集し、一冊にまとめたのがこの『エロスの記憶』です。まずは創作。小池真理子、桐野夏生、村山由佳、桜木紫乃、林真理子さんの女性作家陣が妍を競う一方で、野坂昭如、勝目梓、石田衣良、山田風太郎という重量級の男性作家陣も、練達の筆でときに熱く、ときにねちっこく性を描きます。 特集記事は、女優の岸惠子さん、サッカー元日本代表監督フィリップ・トルシエ氏、池田満寿夫・佐藤陽子夫妻といったバラエティ豊かな人選。渡辺淳一×弘兼憲史、東海林さだお×鹿島茂など対談も充実。「飛田新地の『写真屋』」(井上理津子)、「『フランス書院』の秘密」(北尾トロ)など、性の深淵に肉薄するルポものも満載です。 かつて小説雑誌が全盛だった昭和40年代、その一翼を担ったのが他ならぬ官能特集でした。それから半世紀近く経ちましたが、いかなる世であっても男女の仲に秘められた情理を描くのが小説の真髄。本書には、歴代オール讀物編集部がエロスの深淵を追求してきた、その熱気が横溢しています。『エロスの記憶』、どうぞお楽しみください!

ユーザーレビュー

  • わりなき恋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    六十九歳の女性と五十八歳の男性のラブストーリー。
    主人公である笙子は気高く情熱的な女性。美しい人というのはこういう人なんだろうなと思う。

    気高く生きることはすこしさみしい。

    でも兼太がひとり残された後も笙子をずっと愛していられるのは、さんざん気持ちをぶつけあったにもかかわらず、笙子が最後にぐっと感情を飲み込んで美しい去り方ををしたからだと思う。

    こんなにも美しいまま人の記憶にとどまれるのなら、すこしさみしくてもそんなふうに生きてみたいとも思ったりした。

    0
    2025年03月01日
  • わりなき恋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み始めが
    パリ行きのファーストクラスの座席は
    いつも隣を空けてもらっているのに
    今回はどうしてもダメで不満という状況で
    う~ん、金銭感覚の違うお金持ちの人の
    贅沢な恋愛物語なの?と少し後悔しながらも
    読んでいくと、いやいや、参りました
    まっすぐに激しく正直に落ちていくような恋の始まり
    若くはないからこそ生じるいくつかの問題と
    いつの間にか身に付いている性(サガ)と原因
    70を過ぎた笙子の素直でいて賢い気持ちの模様
    胸が痛くて、辛くて、でも幸せで複雑
    最後は、いつの間にか涙が出ていました
    小説なんだけど、小説とは思えない、思いたくない
    素敵な大人の恋愛でした

    0
    2014年08月30日
  • 30年の物語

    Posted by ブクログ

    エスプリの効きすぎた比喩や装飾がふんだんに盛り込まれた文体や会話に、最初のうちこそやや表層的という印象を受けた。もう少しシンプルな伝え方の方が好きだなと思った。けれど読み進めていくとどんどん癖になっていくし、ぐいぐいと引き込まれていく。単に教養豊かな国際派女優がおしゃれに知的な言葉遊びを楽しんでいる本などでは決してなく、彼女が出会ったひとりひとりの人達を深く観察し、向き合って対話をし、その中から思考を深めていった、その過程がいっぱい詰まっていると思う。

    0
    2011年09月19日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人それぞれの孤独

    17名の著者による孤独論。
    特に興味を惹かれたもの↓

    中条省平(フランス文学者)/孤独と追放――アルベール・カミュ最後の10年
    『異邦人』『ペスト』の作家という程度でしかカミュを知らなかったので…作家にここまでの重圧というのは現代では存在しないのではないかな

    奥本大三郎(フランス文学者)/永井荷風――独身者の悦びと不安
    気ままな一人暮らしが印象的でした。

    新元良一(作家)/ソロー『森の生活』が語りかける声
    この孤独、場所だけなら我が家の近所でも実践できそう。僻地じゃなかったんですね。

    0
    2025年04月29日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    感想
    どれだけの才を持ち合わせても、どれだけの美貌を手に入れても。孤独は人間に付きまとう。耐えるという態度を捨てた楽しむという付き合い方。

    0
    2023年04月26日

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