冨田恭彦の作品一覧
「冨田恭彦」の「アメリカ言語哲学入門」「科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏 科学がわかる哲学入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「冨田恭彦」の「アメリカ言語哲学入門」「科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏 科学がわかる哲学入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
柏木達彦シリーズ文庫版の第2弾ですが,プラトンに関する講義ではないです。前作から通底しているのは,あるがままの事実を我々は見ることはできないということ。結局のところ,観察の理論負荷性に代表されるように,事実を知ることはものの見方に束縛されているということなんですね。つまり,絶対的事実など求めても仕方がない,事実と思っているものは「解釈済みの事柄」なのだ,と。また,科学だけでなく文献学(古典学)もまた観察の理論負荷性があってこそ成立しているということを知りました。プラトンの著書の中に出てくる「アトランティス」は大陸のことではなく○○のことだ!という新説が紹介される第3話は特に面白かった。アトラン
Posted by ブクログ
教授と生徒の対話にのせて、色はどこにあるのか?という問いから始まり、わたしたちの知識の由来の問いへと広がっていく。その広がりを認識論的転回と言語論的転回という、二つの哲学史上の革命をキーにして解説。
そもそも哲学の問題は、今自分たちがしていることや見聞きしていることをどうやって一貫性をもって説明するか、という問題が前提になっているということはおさえておきたい。
この「変化」する物事と「一貫性」をもって語ることとのあいだにある相入れなさをどうやって解消するのかということが哲学の最大の問題。
この問題のなかに集約された要素の中のどこに問題の原因を見て、その解決を図るのか。
その答えが潮流によ
Posted by ブクログ
『科学哲学者柏木達彦の秋物語―事実・対象・言葉をめぐる四つの話、の巻』(ナカニシヤ出版)の加筆改題版です。観察の理論負荷性と相対主義の問題や指示理論、言語行為論などのトピックを扱った、小説仕立ての哲学入門になっています。
第1話は、咲村紫苑という物理学専攻の女子学生が、柏木のもとで現代の指示理論について解説を受ける話です。フレーゲとラッセルの指示理論、サールのクラスター説、クリプキらの指示の因果説などを一通り説明した後、指示の因果説においても記述内容が機能しなければ指示ができないとするサールの立場が柏木によって紹介されています。
第2話では、柏木の同僚でフランス文学を研究している霧島直哉が