詩としての哲学 ニーチェ・ハイデッガー・ローティ

詩としての哲学 ニーチェ・ハイデッガー・ローティ

1,815円 (税込)

9pt

4.0

プラトンによれば、ソクラテスは、「……とは何か」と問うた。「正義とは何か」「美とはなにか」。真理を捉えるための「知性」や「理性」を最も重要な心の働きとする西洋哲学の伝統が、ここから生まれた。
これに対して、本書は、「想像力」を優位におく思想に着目する。イギリスのロマン主義者からはじまって、アメリカのエマーソンに継承され、ニーチェ、ハイデッガー、ローティにつながる系譜である。
真理は定まっていて、「理性」や「知性」は、それをあるがままに捉える能力だとするのが、プラトン的「理性主義」だとすれば、「想像力」とは、新たな見方、捉え方を創造する力である。これをローティは、「詩としての哲学」と呼んだ。
デカルト、カントなど、理性主義の変遷をも検証しつつ、「詩としての哲学」の可能性を問う力作。

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詩としての哲学 ニーチェ・ハイデッガー・ローティ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    絶対的なもので束縛する哲学ではなく、創造する哲学を。
    それを著者は詩としての哲学と呼ぶ。

    本当のサブタイトルは、「ロマン主義・ニーチェ・ローティ」だろう。

    他書で冨田先生からローティ哲学の良さを教えてもらったにもかかわらず、その後、勝手に見くびってしまい、本書でまたその価値を再発見できた。やはり

    0
    2020年07月16日

    Posted by ブクログ

    タイトルにひかれて買ってみた。ニーチェやハイデガーは最近関心のあるところだし、ローティも面白い。

    著者の本は、以前に「哲学の最前線 ハーバードから愛をこめて」を読んだことがあって、わかりやすくて楽しかった記憶があり、この本も比較的わかりやすいかな?

    ニーチェはエマソンの影響を受けているというのは

    0
    2021年07月15日

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