作品一覧

  • 千年の夢 文人たちの愛と死 上巻(小学館文庫)
    5.0
    1~2巻715円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 文学史上に燦然とその名を輝かせる文士たち。だが彼らもやはり人間、人を愛することとその苦しみから逃れることはできなかった。与謝野鉄幹と晶子、そして山田登美子の「三角関係」を描いた「月明」、ともに芸術の高みを目指した高村光太郎と智恵子の痛ましい運命を描く「二つの空」、文豪・夏目漱石が終生秘め続けた想いを夫人が語る「百合の闇」、母の愛を知らずに育った芥川龍之介の哀しみを明かす「東方のイカルス」など、傑作短篇9話を収録。名手・齋藤なずなが独自の感性で鮮烈に描き切った、愛と哀しみの近代日本文学史。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • ぼっち死の館 1
    4.4
    1巻1,265円 (税込)
    老いを生き、描く76歳作家の「純」漫画! 舞台は高度経済成長期に建てられた団地。現在そこにはひとり身の老人たちがいつか訪れる孤独死、「ぼっち死」を待ちながら猫たちと暮らしている。 そんな彼女らが明日迎える現実は、どんな物語なのかーーー 自らも団地に暮らす76歳の著者が描く、私たち全員の未来にして、圧倒的現在。 『夕暮れへ』にて日本漫画家協会賞優秀賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門収集賞を受賞した齋藤なずな、渾身の最新作。
  • ぼっち死の館 1

    購入済み

    いつかは行く道…

    以前テレビで、新潮社の中瀬ゆかりさんがこの本を紹介したのを見て購入しました。
    変に美化した絵柄ではなく、後期高齢者のリアルが描かれている所が良いです。

    年を重ねて生きていくとはこういう事か…なんて切ない気持ちにもなりますが、
    仲間内で団地の住民にあだ名を付けたりして(そのネーミングセンスが秀逸!笑)、クスッと笑えるシーンもあります。

    後期高齢者と呼ばれる年齢になったらこんな団地で暮らすのもいいな、と思いました。

    #ほのぼの #深い #切ない

    0
    2024年12月15日
  • ぼっち死の館 1

    Posted by ブクログ

    独居老人たちが主に住む団地が舞台の漫画。
    老人たちにも人生があり、そして自分もいつか老人になるのだということが実感された。
    おそらくアシスタントも入れていないのであろう、人物から背景までフリーハンドで描かれている、そういうタッチの漫画が好き。漫画というのは手間をかけて精密な絵を書けばいいというものではないと思う。
    とても伝わってくる漫画だった。

    1
    2023年11月26日
  • ぼっち死の館 1

    匿名

    購入済み

    読み応えのある一冊です。

    作品はオムニバス形式になっており、ありきたりな日常に見えて他にないセンスを感じる会話劇が人生をなぞるように繰り広げられていきます。
    どのお話も端々でくすりと笑えて、特に第3話では何度も泣けてしまいました。キャラクターの一人ひとりがとても愛おしいです。
    また、紹介文に76歳の作家さんの御本とありましたが、古さはまったく感じられません(もし失礼な物言いだったらすみません…)
    漫画の中にも時代を語り、その時の波を楽しむキャラクターが登場するようにいくつになっても感性はアップデート出来る。歳を重ねるほど物事の本質へ近づき、心に響く言葉を紡いでゆける。そんな未来への希望と尊敬の念を持ちました。

    #感動する #エモい #深い

    0
    2023年02月17日
  • 千年の夢 文人たちの愛と死 下巻(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    下巻も上巻に劣らず内容が濃い。冒頭の2章「落天女」「聖家族」
    で描かれる岡本一平・かの子・太郎の芸術家一家の話だけでお腹
    いっぱいになる。

    それぞれに才能を持ち、それを開花させた家族の肖像はあまりに
    も常識からかけ離れている。もしかして、岡本太郎氏が生涯、
    独身を通したのは一平・かの子夫妻の影響があるのだろうかと
    の読後感を抱いた。

    「木曽路はすべて山のなかである。」で始まる『夜明け前』を
    書いた島崎藤村。作品は好きなんだよ、私は。『夜明け前』を
    携えて、実際に木曽路へ行ったことだってあるくらいに。

    でも、人間として最低。姪の駒子さんに手を出して妊娠させた
    のに、責

    0
    2019年06月30日
  • 千年の夢 文人たちの愛と死 下巻(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    上巻に負けず劣らずの素晴らしい傑作揃い。息を詰めて読みました。岡本かの子がすごいインパクトだ。力作です。宮沢賢治のプラトニックな男同士の恋もいい。何故だか泣けて仕方なかったのが「葛の花」武者小路実篤と妻・房子の話。胸がえぐられます。樋口一葉のジットリ冷静沈着な感じも切ない。太宰が主人公の「傷にしてナイフ」(どうですかこのタイトル最高すぎません?)はサッちゃんの献身がつらい…太宰、太宰よー!と叫びたくなった。北原白秋のクズぶりには怒りが。岡倉天心の話は壮大だった。心底惚れ惚れする漫画ばかりだ。

    0
    2016年08月20日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!