CREA夜ふかしマンガ大賞2025

CREA夜ふかしマンガ大賞2025
「CREA夜ふかしマンガ大賞2025」発表!
眠りにつく前の自分だけのひとときに、ページをめくりながら癒され、息を呑み、泣いて笑って──。日常のあれこれを忘れさせ、新しい世界に連れ出してくれる、今年もそんな名作が揃いました!

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「CREA夜ふかしマンガ大賞」とは…

マンガを愛する選考委員とCREA編集部の推薦により選ばれた「思わず夜ふかしして読みたくなる」そして、「いま、CREA読者に本当におすすめしたい」作品に贈る賞。今年は初めて、15名のマンガ編集者の皆さんに選考委員をお願いしました。2024年7月~25年8月に単行本の新刊が発売された(ただし、合計5巻以内)、もしくは、雑誌などに最新話が発表された作品から選出されます(※選考委員の担当作は推薦不可、現在所属する出版社が発行する媒体の掲載作品は1作まで推薦可)。

2025年のBEST10を発表!

    • 半分姉弟 (1)

      半分姉弟 (1)

      ★1位★

      「ハーフ」と呼ばれる人々の日常と溢れる感情を鮮やかに描いた、わかりあえなさと手を繋ぐ群像劇。 「姉ちゃん、俺、改名したけん。」 フランス人の父と日本人の母を持つ〈米山和美マンダンダ〉は、弟から突然の告白を受ける。 生まれ育ったはずの日本で「異物」と見なされても、笑って流していたけれど…。 アイデンティティに揺れるすべての人へおくる、共生を模索する希望の物語。

      ★推薦者コメント★
      ◆違うことで生じる孤独感。理解し合おうとする尊さ。他者への想像力を助けてくれる、素晴らしい1冊です。(ミックスグリーン代表取締役/林士平さん)

      ◆わかりあえないかもしれないけど、わかりあいたいを諦めないぞ、という気持ちで、物語を追いたいです。(秋田書店「月刊プリンセス」編集長/山本侑里さん)

      ◆自分と何かが“異なる”人に対して、もっと想像力を働かせなければ、と気づかされた。この力強い物語をぜひすべての人に読んでほしい。(文藝春秋 ライフスタイル出版局/白川恵吾さん)

      ★書店員すず木コメント★
      生まれ育ったはずの日本で「異物」と見なされ、自分の居場所を見つけられない「ハーフ」と呼ばれる人々の物語。アイデンティティとは一体何かを考えるキッカケにしてください。
    • 「壇蜜」(1)

      「壇蜜」(1)

      ★2位★

      「誰もが知る超有名タレントと、知る人ぞ知るマイナーサブカル漫画家… 本来、混ざり合わない水と油のような僕らが、 なぜ「夫婦」をやっているのか…」 2019年に日本中を震撼させた結婚劇からさかのぼること2年、二人は交際を開始した。 そのとき、どんな磁場異常が生じたのか。 交際相手の家族といかなる情緒で交流したのか。 日常生活はどこまでスリリングなのか。 人間関係において発生する怪事件や戦慄や哀歓を描き尽くしてきた名匠、清野とおるが初めて正面から「夫婦」に挑んだ結果は……とんでもないことになってしまった! 何回読んでも腹筋ちぎれ表情筋ゆるむ、大型ノンフィクション漫画、第1巻。

      ★推薦者コメント★
      ◆芸能ニュースの文字からは分からない、ディープな人間ドラマがリアル。(小学館「月刊フラワーズ」編集部 副編集長/永田裕紀子さん)

      ◆「夫婦」を扱った作品は数あれど、こんな漫画は今まで見たことがない。(マガジンハウス 漫画編集部「SHURO」/柳川英子さん)

      ★書店員すず木コメント★
      清野とおる先生が結婚を発表された時にビックリした方も多いのでは!?清野先生と壇蜜さんの夫婦生活は、奇妙ながらもほっこりします。“観察”と“愛情”が交差するノンフィクション・ラブ!!
      壇蜜さんの新たな魅力を発見しました。
    • 邪神の弁当屋さん(1)

      邪神の弁当屋さん(1)

      ★3位★

      「高さを出す事、隙間を埋める事。丸い形も歪な形も、型に入れば同じ事」レイニーは一日一善をモットーにする弁当屋であり、実は謹慎中の『神』。戦争を引き起こした罰を受け、今は人間として生活している。相棒ニワトリのチュンちゃんに、歌手を夢見る同居人のダリア、弁当を買ってくれるお城勤めのライラック。様々な者と共にレイニーは生きる。かつて邪神と呼ばれた彼女が生きる理由は今のところ‥‥『明日の弁当のおかずを考える事』である。

      ★推薦者コメント★
      ◆静かな夜に、自分ではどうしようない、どうすることも出来ない世界に思いを馳せるキッカケになるような作品。(ミックスグリーン代表取締役/林士平さん)

      ◆可愛い絵柄に絵本のような読み味を想像していたら、ピリッとするセリフ回しとちらつく不穏なストーリーに惹きこまれます……!(「OUR FEEL」編集長、「FEEL YOUNG」デスク/神成明音さん)

      ★書店員すず木コメント★
      かつての邪神が禊として営む弁当屋を通じ人との絆ができていく様に心があたたかくなります。
      老若男女すべての人にオススメしたい作品。
    • 本なら売るほど 1

      本なら売るほど 1

      ★4位★

      ひっつめ髪の気だるげな青年が営む古本屋「十月堂」。 店主の人柄と素敵な品ぞろえに惹かれて、今日もいろんなお客が訪れる。 本好きの常連さん、背伸びしたい年頃の女子高生、 不要な本を捨てに来る男、夫の蔵書を売りに来た未亡人。 ふと手にした一冊の本が、思わぬ縁をつないでいく――。 本を愛し、本に人生を変えられたすべての人へ贈る、珠玉のヒューマンドラマ! 漫画誌「ハルタ」連載時から大きな反響を呼んだ話題作が、待望のコミックス1巻発売です。

      ★推薦者コメント★
      ◆森茉莉『恋人たちの森』の「枯葉の寝床」の一節が描かれるシーンがとても美しいので、森茉莉ファンの方に超おすすめです。(KADOKAWA ハルタ編集部/芝泰穂さん)

      ◆電子ではなく紙の本だからこそ、偶然の出会いや温かなドラマが広がるのだと感じました。(文藝春秋 コミック編集部/下中佑歌子さん)

      ★書店員すず木コメント★
      単なる古本屋の日常を描くだけでなく、本を通じて人々の心の交流や成長を描いており、本好きの人々にとって共感できる内容が詰まっています!読み終わる頃には「本探しに出かけたい」と思うのでは。
      本好きの方はもちろん、そうでない方にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。
    • 元気でいてね【電子限定特典付】

      元気でいてね【電子限定特典付】

      完結

      ★5位★

      【電子限定!描き下ろし1Pマンガ&雑誌掲載時のカラーページ収録!】 あの時産んでいたらーー。 子どもを持ったら全てが解決する? 産むという選択肢がない。 結婚と出産は当たり前? 「母」であること、「私」であること。 どこか岸の向こう 遠くのあなたへ祈りを込めて ずっと手を振る 産む・産まない・産めない、様々な「わたし」に寄り添う珠玉のオムニバス ◆◇◆単行本カバー・カバー下イラストを収録◆◇◆

      ★推薦者コメント★
      ◆みんながそれぞれしてきた選択には必ず、その場所なりの苦しみがある。そんな選択をどうやって肯定すればいいのか、考える時間をくれるよい作品だった(元「このマンガがすごい!」編集長・文藝春秋/薗部真一さん)

      ★書店員すず木コメント★
      タイトルの『元気でいてね』は、登場人物たちが誰かに向けてかける言葉であり、読み手にとっては誰かへの祈りであり、自分自身への優しい願いでもあるように感じます。
      人生の選択に迷いながらも、自分らしく生きようとするすべての人に、そっと寄り添ってくれる作品。読後には「自分はこれでいいんだ」と思えます。
    • おかえり水平線 1

      おかえり水平線 1

      ★6位★

      【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】「だって俺ら子供やし 誰も悪くないやん」 海辺の街で、祖父と銭湯を営む遼馬。いつものように学校帰りに開店準備をしていると、父の隠し子を名乗る玲臣という少年がやって来て――? 銭湯を舞台に繰り広げられる高校生群像劇、開幕!

      ★推薦者コメント★
      ◆キャラクター全員が魅力的な作品でした。あそこに住んで、常連のじじいの一人になりたい。(ミキサー編集室 編集長/豊田夢太郎さん)

      ★書店員すず木コメント★
      物語の中心となる銭湯は、古き良き時代の面影を残し、地域の人々に愛され続けている場所。湯気の立ちのぼる空間には、窓から見える海の景色と、どこか懐かしく温かな空気が流れており、なんだかほっとできます。
      「家族とは何か」という問いに対して「選び取るもの」としての家族像を表現していますが、人と人との関係性が心地よく、押しつけがましさのない距離感が、読者に安心感を与えてくれる。静かながらも力強い、心に残る物語をご堪能ください。
    • バルバロ! : 1

      バルバロ! : 1

      ★7位★

      ここは関西某所ファッションヘルス。今日もさまざまな性癖や欲望を持った男たちが客としてやって来る。相手をするは、底抜けな明るさを持つ太めのまゆみ、元ヤンでМ男に好かれるチナツ、教養が見え隠れする細め美人シヲ。『コーポ・ア・コーポ』『セーフセックス』の岩浪れんじが、たおやかに、したたかに、たくましく生きるヘルス嬢たちの人生を活写する!

      ★推薦者コメント★
      ◆登場人物がみんな愛おしく、苛烈な世界をなぜか心穏やかに読み進められてしまいます。(「OUR FEEL」編集長、「FEEL YOUNG」デスク/神成明音さん)

      ★書店員すず木コメント★
      「たおやかに、したたかに、たくましく生きる」まさにそんなヘルス嬢達たちの人生。
      登場する女性も男性も、みんな活力に溢れていて、元気をもらえます。
      人生いいことばかりじゃないけれども、そんな人生だから面白いのかもね…そう思える作品です。
    • 楽園をめざして(1)

      楽園をめざして(1)

      ★8位★

      芸人の弟が死んだ。まだ1歳にもならない娘と、妻・今日子を残して。兄・昇司は二人を支えるために一つ屋根の下で共同生活を試みる。しかし彼には「躁」と「鬱」という、二つの極端に異なる側面があり……。ご飯を食べ、働いて、寝て、起きる。当たり前の生活もままならない中で、彼らは生きる希望に手を伸ばす。双極性障害当事者の著者が贈る、ステップファミリー・ストーリー。

      ★推薦者コメント★
      「悩み苦しんでいるのは自分だけじゃないんだ」そう思えるだけで楽になれる人がどれだけいるだろう、そう感じました。(ぶんか社 comicタント/comicルクス編集部/ゴトウショウヘイさん)

      ★書店員すず木コメント★
      双極症は二つの極端に異なる側面に本人も周りも振り回されがち。あたりまえの日常を送ることすらできなくなる苦しさに胸がぎゅっとなります。
      周りとだけではなく、自分自身とどう上手くつきあっていくのかを考えさせえられます。
    • ごはんが楽しみ

      ごはんが楽しみ

      ★9位★

      「さて、今日は何食べよう。」 ツナチェダーチーズ、たまごサンド、苺大福トースト――朝の訪れを彩るパンたち。近所で出会った「職人の店」のとびきりおいしいパスタ。熱々餃子をお酒で流し込む、最高の週末。特別なブランチは、クレープをテーブルいっぱいに並べて。きれいなお菓子缶に好きなおやつをぎっしり詰める。お気にいりのかわいいカップ。新しい生活に向けて、ダイニングテーブルを新調する――。 『家が好きな人』で愛される井田千秋が初のエッセイ漫画で描くのは、たくさんの「食べる楽しみ」。あたたかくて、生活の手ざわりを感じるおいしい雑談。さあ召し上がれ。

      ★推薦者コメント★
      ◆「ごはんのことを考えるのは楽しい!」とあらためて感じさせてくれる一冊でした。(文藝春秋 コミック編集部/下中佑歌子さん)

      ★書店員すず木コメント★
      あたたかなイラストと文章で「食べる楽しみ」が伝わってきます!!
      食事はただカロリーを摂取するだけではなく、心も満たしてくれるものだと再認識しました。
    • 寿々木君のていねいな生活 1巻

      寿々木君のていねいな生活 1巻

      ★10位★

      寿々木薫が好きなことは、お菓子作り・植物の世話・季節のてしごとetc.そんな寿々木が、高校入学初日、通学電車で酔っ払いに絡まれてしまった!…のを華麗に助けたのは、美少年・春名新。二人は親友になり愉快な毎日を送ることに!ギャップの可愛い登場人物達による、ポップなスクールライフ。

      ★推薦者コメント★
      誰よりも優しい高校生・寿々木君と春名君が尊い。空気を読まずに優しさを発動させる瞬間の心地よさよ!(小学館「ビッコミ」編集長/山内菜緒子さん)

      ★書店員すず木コメント★
      思わず「尊い…」と言いながら読み進めてしまいました。
      見た目と内面にギャップのある男子ふたりのやりとりに心がほっこり温まります!!
      タイプが違うふたりだからこそ、こんなに仲良くなれるのかも??