おかえり水平線 1

おかえり水平線 1

752円 (税込)

3pt

【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】「だって俺ら子供やし 誰も悪くないやん」 海辺の街で、祖父と銭湯を営む遼馬。いつものように学校帰りに開店準備をしていると、父の隠し子を名乗る玲臣という少年がやって来て――? 銭湯を舞台に繰り広げられる高校生群像劇、開幕!

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おかえり水平線 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • おかえり水平線 1
    752円 (税込)
    【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】「だって俺ら子供やし 誰も悪くないやん」 海辺の街で、祖父と銭湯を営む遼馬。いつものように学校帰りに開店準備をしていると、父の隠し子を名乗る玲臣という少年がやって来て――? 銭湯を舞台に繰り広げられる高校生群像劇、開幕!
  • おかえり水平線 2
    752円 (税込)
    「オレここに住まわせてもらってる」 秋野がよく銭湯に来るようになり、銭湯で穏やかに過ごす三人。だがクラスメートの有門に銭湯の存在がバレて、遼馬は文化祭の出し物の劇の脚本をすることに。一方、遼馬の行動を不審に思った玲臣は…?

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おかえり水平線 1 のユーザーレビュー

海辺の町で祖父・勝臣(かつおみ)と共に銭湯「柿の湯」を営む高校生・柿内遼馬(かきうち りょうま)は、静かで穏やかな日々を過ごしていました。
ある日、銭湯に少年・柴崎玲臣(しばさき れお)が遼馬の父に会いたいと訪ねてきます。玲臣は、蒸発した母から聞いた話を頼りに、父と思われる人物を探してこの町にやってきたのです。
しかし二人の父はすでに亡くなっており、玲臣は迷惑をかけまいとその場を後にします。そんな彼の姿に心を動かされた遼馬は放っておくことができず、共に暮らすことに。
銭湯を舞台に正反対な兄弟が繰り広げられる青春群像劇!

物語の中心となる銭湯は、古き良き時代の面影を残し、地域の人々に愛され続けている場所。湯気の立ちのぼる空間には、窓から見える海の景色と、どこか懐かしく温かな空気が流れており、なんだかほっとできます。

遼馬も玲臣、クラスメイトも、それぞれに複雑な家庭の事情を抱えながらも腐ることなく、まっすぐに生きようとする姿が印象的です。彼らは未成熟ながらも現実に向き合い、少しずつ自分の居場所を見つけていきます。その姿に心がじんわり温かくなるのです。

そして、遼馬の祖父・勝臣の存在がまた素晴らしい。
彼は、厳しさと優しさを併せ持ち、言葉少なくとも深い愛情で孫たちを見守る理想的な大人として描かれています。こんなふうに年を重ねたい、と思わせてくれるような、静かで力強い魅力があります。

今作は「家族」がテーマになっておりますが、「血縁」よりも「関係性」に重きを置いており、玲臣が本当に遼馬の父の子なのかは、物語の核心ではありません。重要なのは、彼らがどう向き合い、どう受け入れ合うかという部分で、「家族とは何か」という問いに対して、作品は「選び取るもの」としての家族像を表現しているのではないでしょうか。

またセリフのひとつひとつが自然で、コマ割りのテンポも絶妙。特に、遼馬と玲臣が銭湯の掃除をするシーンは、言葉がなくとも胸に迫るものがあり、二人の関係の変化を静かに、しかし確かに感じさせてくれます。

人と人との関係性が心地よく、押しつけがましさのない距離感が、読者に安心感を与えてくれる。静かながらも力強い、心に残る物語をご堪能ください。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    じわーっと心温まる良い作品。
    登場人物みんな好き。
    じいちゃんができる大人なんだよなぁ。

    ジャンプラで読んでるけど、頭からちゃんと読みたくて購入。

    0
    2025年10月06日

    購入済み

    銭湯が良い

    海沿いの寂れた銭湯を舞台に義兄弟になった高校生のちょいビターな青春模様! 銭湯が舞台ってのが良い 色んな人が集まってくるし まだ主人公サイドの話が多いけど 訳ありお客さんの話もあるのかなー

    #ほのぼの #切ない #共感する

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

    それぞれに痛みを抱えた高校生が、遼馬の実家が経営する銭湯・柿の湯でゆるやかに居場所を見つけていく。学校では友達もつくらずザ・陰キャの遼馬が、突然やってきた異母兄弟である玲臣や、唯一の肉親である母親との関係がうまくいっていないクラスメイト・秋野に対しては情に厚く語りかける姿が魅力的だった。いい意味でク

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    家庭や学校生活においてややこしいことを抱えている高校生たち。その中のひとりの男子の実家である銭湯が、それぞれにとって大切な「居場所」になる。実家の銭湯仕事を自らの意思で手伝う男子主人公の性格がとてもいい。あっけらかんとしていながら、他人の心の機微をさりげなくくみ取る。物語は始まったばかりで、どんな展

    0
    2025年08月10日

    ネタバレ 購入済み

    ジャンプ+で全部読んでるんだけど、最近の展開が心にきたのでコミックスを買うことを決意。
    遼馬の「自分」を強く持っているところがとても好き。
    学生の時によくある「周りのみんなと合わせないと」という気持ちをほぼ持ってなくて、自分が大事にするものをわかってる気がする。

    1巻はれおと秋野さんのお話が主だっ

    #ほのぼの #エモい

    0
    2025年09月03日

    ネタバレ 無料版購入済

    どんな作品になりますか?

    少年ジャンプ+で冒頭の1話は読んでいました。
    主人公が住んでいるのは高知県とかでしょうか。
    亡父のもう1人の息子という少年が主人公の許に現れ、彼の母も行方不明なので一緒に住んで同じ高校に通いだします。
    実家は古き良き公衆浴場で、風呂掃除の場面等がよく出てきます。
    この作品らしい良さが出せるかどうかが

    0
    2025年07月17日

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