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あなたは「なぜ、本を読んだほうがいいのか?」という質問に答えられますか?
「本を読みなさい」とはよく言われますが、その素朴な疑問にきちんと答えられる人は少ないのではないでしょうか。
本書は、東京都の義務教育では初となる民間企業出身の校長を務め、現実社会と教育をリンクさせた「よのなか科」という大人気の授業や、ベストセラーで知られる藤原和博氏が、「人生における読書の効能」について、ひも解いていきます。
序章では、現代は「本を読む習慣がある人」と「そうでない人」に二分される階層社会になりつつあると警告します。
第1章では、「読書量と収入の密接な関係」「読書によって身につく、人生で大切な2つの力」など、ズバリ、読書のメリットを答えていきます。
第2章では、「1冊の本にはどれほどの価値があるのか」「本を読むことは、2つの『みかた』を増やすこと」など、本を読むことの本質に迫っていきます。
第3章では、「自分の意見をつくり上げるための読書」「読書で人生の鳥瞰図を獲得する」など、人生と読書との関連性がリアルに綴られています。
第4章では、21世紀の成熟社会に不可欠な「情報編集力」とそれを構成する5つのリテラシー「コミュニケーションする力」「ロジックする力」「シミュレーションする力」「ロールプレイングする力」「プレゼンテーションする力」を、いかに読書で磨いていくかを解説します。
第5章では、読書嫌いの子も少なくなかった中学校の校長時代の経験なども踏まえ、いかに読書を習慣化させるかを、現実的な側面からポイントを押さえていきます。
巻末では、「ビジネスパーソンに読んでほしい14冊」「学校では教わらない現代史を学ぶ10冊」「小中学生から高校生の子を持つ親に読んでほしい15冊」「子どもといっしょに読みたい11冊」という著者のおすすめ本も紹介します。
Posted by ブクログ 2021年12月22日
なぜ読書がいいのか、どういいのかが明白になった。
ちょうど最近読書にハマって乱読、積読してるなか読書って何にいんだろう、小説を読むことは何にいいんだろうだったりもやもやしていたものがすっきり解決。そして、感想なんて書く意味あるのだろうかとか思って今までやってなかったけど、感想を書くことで読書の効果が...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月12日
日本における20世紀型の「成長社会」と、21世紀型「成熟社会」を比較しつつ、今の成熟社会を私たちはどのように生きていけばいいのか、自分自身の幸福論をどのように探せばいいのか…それには読書が必要であるということを教えてくれる。
読書をすれば見方が変わり、味方も増え、自分自身を俯瞰して見ることも出来るよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月27日
読書をしてきたのはこれのためだったかと気付かされてるような本。それなりのボリュームがありそうで一気に読める。
20世紀の成長過程にあった世の中と違い、成熟した世の中を生きていくには、従来の生き方や発想ではだめだ。と書いてあり納得感がある。
知識を知っている、他の人と同じことをやっているだけではだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月21日
読書が生活の一部になって「人生の鳥瞰図」が見える様になったと言う一文は、まさにその通りだと思った。また著者は小学生の頃ヘッセの「車輪の下」を読んでつまらなくて、読書嫌いになったと言うくだりも、個人的に全く同感出来た。純文学も読むべきと言う点は、私に出来てない部分なので少しづつレパートリーに加えて行か...続きを読む
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