シルバー
レビュアー
  • 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 3
    購入済み

    アニメを見た人にもおすすめ

    アニメはアニメでテンポが良く非常に良かったのだが、漫画でストーリーをなぞる中でアニメで拾いきれなかった細かい家の確執や登場人物の心の機微が書かれていることに気づいた。大枠はアニメと同じような進行だが、こうしたちょっとした追加要素があるだけで漫画を買ってよかったと思える。

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    2021年09月30日
  • 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 2
    購入済み

    設定とキャラクターの魅力

    展開も早く絵も綺麗で見やすい。アクションと魔法、友人や家族との別れと新しい出会い、主人公の子供としてのビジュアルとおっさんとしての人格というギャップ、など飽きずに楽しめる。アニメでは端折られたちょっとした説明が漫画にはあったりして、単にアニメで見たことをなぞるだけではないのも良い。

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    2021年09月30日
  • 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 1
    購入済み

    序盤だが世界観など楽しめる

    アニメを先に見て面白かったので漫画も購入。微妙に絵柄が異なるもののアニメも漫画も同じ作品として違和感なく楽しめる。本当に序盤だがロキシーなどキーパーソンとの出会いが描かれており、戦いのようなハラハラはないがキャラクターの深掘りや人間関係把握のためには大事な巻。

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    2021年09月30日
  • 転生したらスライムだった件(4)
    購入済み

    大戦争でもリムル陣営に不安なし

    絵も世界観とマッチして綺麗で、写実とデフォルメのバランスも良い。リムルの前世の人間らしさからくるツッコミも、シリアス一辺倒にならず良いスパイスになっている。リムルとその配下が強すぎることで物語の進み方に不満を持つ人もいるかもしれないが、個人的にはこうした主人公無双話は好きなので気にならない。アニメで先の話もわかっているものの、ちょっとした表現の差や追加要素もあって漫画で読んでも楽しめる。

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    2021年09月30日
  • 転生したらスライムだった件(3)
    購入済み

    リムルのチームが整っていく様

    アニメを先に見ているのでどうしてもアニメとの比較になるが、絵のクオリティも話の進み方にも全く違和感がなく本当にうまくメディアミックスができていると感じる。鬼人の一族の存在感が増して、ゴブタの実力も明らかになり、リムルのチームが今後の展開に向けて整っていく様が楽しい。

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    2021年09月29日
  • 転生したらスライムだった件(2)
    購入済み

    シズとの出会いという大イベント

    この巻ではシズとの出会い、そして別れが一番のイベントだろう。リムルが人の姿に擬態できるようになり、ようやく漫画の主人公っぽい容姿を手に入れた。スライムの姿も悪くはないが、人型のリムルのビジュアルの方が感情移入もしやすく読んでいて楽しい。まだリムルの仲間が揃いきっていないが、次巻以降で仲間が増えていくイベントが待ち遠しい。

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    2021年09月28日
  • ケンシロウによろしく(4)
    購入済み

    盛りだくさんの内容

    前巻の復讐路線の話がメインになるのかと思いきや、復讐もときどき触れられるものの、それ以外の短めの話が続き主人公の器の小ささと北斗の拳が優先する価値観が遺憾なく発揮されている。本当にくだらなくて面白く、心がモヤモヤしているときのストレス解消にちょうど良い。

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    2021年09月28日
  • ケンシロウによろしく(3)
    ネタバレ 購入済み

    主人公の面倒臭ささ全開

    北斗の拳の要素濃いめでスタートしたかと思いきや、途中でシリアス路線に切り替わる振れ幅の大きさ。そして主人公の面倒臭さにとにかくイラつかされるが、ギャグ漫画としては褒め言葉です。なんだか終わり方が前の巻と同じような気がするが、まさかパターン化されて何回かテンプレとして繰り返すのだろうか?

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    2021年09月28日
  • フラジャイル(21)
    購入済み

    岸先生カッコいい

    患者の苦悩だけでなく人間として苦悩する医師側の話が生々しい。理想だけでは回らない医療現場の厳しさを描きつつも、患者を助けたいという各医師の気持ちは温かい。一方で患者に対するアプローチの違いから医師の間でも衝突が生じたりと、人間ドラマとしても秀逸。軸のしっかりした岸の言動に痺れたり、病理医チームの日常のやりとりに笑わされたりと、いつもの本作品らしさも健在で星5つ。

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    2021年09月27日
  • 宇宙兄弟(40)
    ネタバレ 購入済み

    鳥肌!

    二次元の漫画なのに、ドキュメンタリーのようなリアリティと臨場感。宇宙にいるクルーに襲いかかるトラブルや月面での兄弟再会と、この巻は山場がいくつかあって興奮した。説教臭くなく良い人生訓を盛り込んでギャグもまぶしてあり、本当に良い作品だと思う。宇宙兄弟というタイトルも回収されたようだし区切りの巻と言えるかも。

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    2021年09月27日
  • 転生したらスライムだった件(1)
    購入済み

    量は少ないが品質は期待通り

    アニメから入ってとりあえず一巻購読。絵も綺麗でアニメとの違いが良い意味でなかった。逆にアニメでなんとなく流していた部分の理解が深まるような感じ。アニメである程度予備知識がついていてそのように感じるのかもしれないが、絵やストーリー展開にガッカリすることもなく楽しめた。
    少しボリュームに物足りなさは感じたが、がっつりスピンオフの第一話目をおまけでつけていたり、原作者の小説をつけていたりと読者への配慮を感じる。

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    2021年09月27日
  • この素晴らしい世界に祝福を!(1)【電子特別版】
    購入済み

    モヤモヤする

    アニメから入ってキャラクターデザインやストーリーは概ね同じで面白いのだが、アニメが良く動いていて作画も良かったせいか若干物足りなさを感じた。慣れれば気にならないのかもしれないが。

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    2021年09月27日
  • ケンシロウによろしく(2)
    購入済み

    ユリアとトキが刺さった

    相変わらず北斗の拳とマッサージを絡めたくだらない面白さは健在。ユリアやトキといった北斗の拳のキャラクターを使った例えも、北斗の拳を知っている世代にはたまらない。内容やキャラクターは全然異なるが、監獄学園のようなくだらない面白さがある。ただこのパターンでのストーリー展開でどこまで勢いが保てるかは不安だが、現時点ではすごく面白いのは間違いない。

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    2021年09月26日
  • ケンシロウによろしく(1)
    購入済み

    くだらないが面白い

    北斗の拳を知っているだけに、ケンシロウへの憧れとマッサージを絡めたギャグのくだらなさが逆に振り切っていて面白い。絵柄も絶妙なリアリティのあるタッチなのも良い効果が出ている。この巻では主人公の生い立ちとモチベーションの紹介に留まっているが、この先の北斗の拳とマッサージを使った展開に期待できる。

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    2021年09月26日
  • 双亡亭壊すべし 25
    購入済み

    ハッピーエンドで大満足

    とにかくハッピーエンドで締まって満足。完結に到るまで、従来のヒーロー像と異なる主人公、タイムトリップ、異星人、などいろんな要素があってまとまっていない印象も受けたが、単なる勧善懲悪ものではない深みがあった作品になったと思う。説教くさいセリフもこの漫画の登場人物が言うとスッと入ってくるのも不思議。単なるバトル少年漫画の域を超えた人間についての物語として清々しい満足感を得ることができた。

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    2021年09月23日
  • 私の夫は冷凍庫に眠っている 2
    購入済み

    真相の解釈は読者次第

    ありきたりなオチかと思いきや、最後まで読者に明確な結論を提示さず読者の判断に真相の解釈を委ねている。基本的には明確な謎解きの説明が欲しいのだが、この話についてはこういう終わり方の方が余韻があって良い。2巻で完結と短時間で読み切れるのも良かった。

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    2021年09月22日
  • 私の夫は冷凍庫に眠っている 1
    購入済み

    テーマはグロいが読みやすい

    テーマはグロいが、見せ方と構成でビジュアル的な不快感はなく、絵も見やすい。ミステリーやサスペンス的な要素も漫画としてうまく表現されていて思ったより良かった。

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    2021年09月22日
  • 東京卍リベンジャーズ(24)
    購入済み

    最終章開始直後の助走段階

    登場人物と組織がたくさん出てき過ぎて咀嚼できず。。。とりあえず10年前に戻って新しい陣容でマイキーと対峙していくのは分かった。また抗争が起きるのは確実で人が傷ついていくのはしんどいが、新しいチームでタケミチがどのように人望と地位を得ていくかは楽しみでもある。

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    2021年09月20日
  • ジョジョの奇妙な冒険 第8部 ジョジョリオン 27
    購入済み

    とにかく終わって良かった

    ジョジョリオンについては途中から複雑なスタンド能力と戦闘描写についていけず、惰性で読んできたようなところがある。多少この巻の話は分かりやすくはなっていたが、もう少しプロットがシンプルでこれまでのストーリーが整理されていれば、もっと読みやすく楽しめたのではないかと思う。しばらくして最初から読み返したら感想は変わるかもしれないが、今はとにかく終わって良かったというのが感想。

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    2021年09月18日
  • ルックバック
    ネタバレ 購入済み

    何度か読み返したい漫画

    ウェブで話題になった際にリアルタイムで読んではいたが、読み返したくて単行本が出たということで購入して再読。子供の心理描写、時間の流れの表現、現実の社会問題、作者自身を思わせる登場人物、異なる世界線の組み込みなど、多くの要素が含まれていて考察をすることに楽しみを見出すこともできるだろうが、単純に読んで強い思いや迫力を感じて何度か読み返したいと思った。読むたびに少し感じ方が変わったり新たな気づきがある漫画。

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    2021年09月13日
  • 監督不行届
    購入済み

    庵野監督がかわいい

    庵野監督が新劇場版エヴァンゲリオンを完結させたこともあり、より一般人に知られることになったタイミングで本作品を読んでみた。執筆時点から15年以上経っているものの、ビジュアル的に現在の庵野監督と漫画の中のキャラクターがかなり似ており古さは感じなかった。気難しさや職人気質ばかりが取り上げられがちだが、庵野監督の人間味やかわいさをこの漫画の中で伝えようとしている安野モヨコの気持ちも素敵だと思う。エッセイ漫画としてもオタクに感化される妻視点できっちり落ちも毎回つけているのはさすが。

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    2021年09月13日
  • ヒトヒトリフタリ 8
    ネタバレ 購入済み

    死はあるが爽やかな結末

    久保との戦いの結果、総理大臣の寿命はさらに縮み、リヨンの存在も消えてしまうような状態になってしまったが、最終的には死んだ人の多くが救われ再会して、生き残った人間達も前向きになったように思える。死は避けられないという意味では悲しい面もあるが、それでも明るく爽やかなハッピーエンドだと思う。

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    2021年09月09日
  • ヒトヒトリフタリ 7
    購入済み

    見ていて辛い

    リヨンは文字通り魂を削り総理大臣のために尽くしている姿が見ていて辛い。久保はさらに闇落ちして、周りをどんどん不幸にしていく。総理大臣の寿命が尽きるまでの時間で原発問題と久保との戦いの決着はどのようにつくのだろう?

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    2021年09月09日
  • ヒトヒトリフタリ 6
    購入済み

    久保の過去

    久保という怪物がいかに生まれたのかに触れた数話が良かった。人としての温もりや優しさがあったのに、それらをくれた人の死が決定的に久保を壊してしまったのが皮肉。久保を原発に例えた作者のメッセージは秀逸。

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    2021年09月09日
  • ヒトヒトリフタリ 5
    購入済み

    漫画とはいえ無理がある展開

    総理大臣の命をかけた行動がこれまではそれなりに説得力があったが、原発でのパフォーマンスは漫画の中とは言え非現実的すぎて興が削がれた。そのため評価星の数を減らした。それ以外の悪意や魔をリヨンが防ぐところなどは守護霊といえども傷ついていく様は痛々しくも美しかった。

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    2021年09月09日
  • ヒトヒトリフタリ 4
    購入済み

    重いテーマ

    東日本大震災や原発事故が総理大臣の政治テーマになっているため、どうしても話の内容が重い。リヨンと久保の明確なバトルはなかったが、普通の人間達の総理大臣への悪意の大きさに対する抵抗や防御は地味ながら迫力があった。

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    2021年09月09日
  • ヒトヒトリフタリ 3
    購入済み

    登場人物達の多層的な戦い

    政治闘争とその裏で行われる霊的な駆け引きと戦いが絡み合って独特の緊張感を醸し出している。悪役の人間の霊能者の不気味さは相変わらずで、今後暴走しそう。政治家同士の戦い、総理大臣と世論、守護霊と人間の交流など幾重にも戦いや駆け引きが重なって、物語の展開予想えお難しくしている。

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    2021年09月09日
  • ヒトヒトリフタリ 2
    購入済み

    敵側の人間登場で荒れる

    守護霊視点で霊能力のあるダークサイドの人間の脅威に立ち向かう構図がとても新鮮。そしてその人間の表情やオーラの表現が深淵としか言いようのない暗さと怖さを放っている。高橋ツトムの表現力と絵の力に感嘆。ただ総理大臣の立ち振る舞いや口の軽さに少し違和感。

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    2021年09月08日
  • ヒトヒトリフタリ 1
    購入済み

    魅力的な滑り出し

    死後の世界の構造や守護霊の立ち位置などの設定を説明しつつ、守護霊のリヨンと憑かれた総理大臣のタッグ始動というところで一巻はおしまい。上手いこと興味をひかれて、続きが気になる。ストーリーには関係ないようだが、高橋ツトムの別作品のキャラが出演しているのも嬉しい。

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    2021年09月08日
  • 九条の大罪 3
    購入済み

    九条の飄々とした魅力

    九条の底の見えない弁護士としての実力と人間としての胆力がより明確になった巻。他の登場人物の過去も少し開示され、物語に深みが出てきた。ただ半グレが出てくるとどうしてもウシジマくんを思い出してしまうし、暴力描写は相変わらず生々しいので読む人を選ぶかも。

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    2021年09月08日
  • 怪獣8号 4
    購入済み

    良い所で終わり続きが気になる

    早い展開、スピードのあるアクションシーン、主人公の正体がバレてピンチ、仲間との絆、など少年漫画にふさわしい要素のてんこ盛り。

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    2021年09月08日
  • SIDOOH―士道― 25
    ネタバレ 購入済み

    この世は別れの連続

    とにかく人が死ぬ。沖田総司、雪村翔太郎、土方歳三、それぞれ描写の度合いは違うものの、どれも源との絡みで泣ける死別となっている。最後は読者の想像に任せるような終わり方になっているが、源のつきものがとれたような表情を見ると、これはこれで良い終わり方なのかと思う。

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    2021年09月08日
  • SIDOOH―士道― 24
    ネタバレ 購入済み

    クライマックス

    翔太郎が慶喜の影武者として敵陣に乗り込む。生きて帰る見込みがほとんど無い中で、翔太郎と源は長年の思いを果たしたものの、翔太郎が致命傷を負ってしまう。士道の理不尽さに人生を必要以上に難しくしてしまっている雪村兄弟の覚悟が読んでいて辛い。次巻が最終巻だが、雪村兄弟はどうなってしまうのだろうか?

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    2021年09月08日
  • SIDOOH―士道― 23
    購入済み

    家族とにシーンが和む

    翔太郎と源の家族の物語が挟まれて心が和んだ。一方で慶喜が以前の凛々しさを失い壊れかけていくのが、幕府の凋落をよく表している。主人公達や幕末の英傑達の表情やセリフまわしも感情が普通の漫画よりも伝わってきて、改めて高橋ツトムのセンスに感嘆。

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    2021年09月08日
  • SIDOOH―士道― 22
    ネタバレ 購入済み

    負け戦が辛い

    雪村兄弟も力の衰えた幕府軍の中では個の力だけではどうにもならず、大敗北を喫する。多くの仲間が死に気力も奪われた描写が痛々しい。武士道への疑問を持つ部下を見て心が揺れる翔太郎の葛藤もよく分かった。この後も史実に沿えば会津に属する限りハッピーエンドはないのは分かっているが、雪村兄弟はどうなるのだろう。

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    2021年09月08日
  • SIDOOH―士道― 21
    購入済み

    実在した登場人物の描写が面白い

    西郷隆盛が歴史小説で通常描かれるほど泰然としておらず、弱さや葛藤に悩まされていて表情にも焦りや恐怖が見える。高橋ツトム流の幕末偉人の解釈や好みの表れなのかもしれないが、高杉晋作や徳川家茂や慶喜は独特の空気感や色気を持った風に書かれていたのでそのあたりのキャラクターによる作者の力に入れ具合の差も興味深い。

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    2021年09月07日
  • SIDOOH―士道― 20
    ネタバレ 購入済み

    龍馬暗殺

    雪村兄弟が龍馬暗殺を実行した!史実で明確になっていないところに雪村兄弟を暗躍させて、歴史の欠けたパズルのピースを作ってしまう作者の手腕に脱帽。幕末の空気感に当てられているのか、すべてがピタリとはまっている気がしてとにかく面白い。

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    2021年09月07日
  • SIDOOH―士道― 19
    購入済み

    史実と漫画の融合

    もちろん漫画の中のフィクションなのだが、雪村兄弟が幕末の事件に絡んで歴史上の傑物と戦うところに大興奮。面倒な士道を抱く翔太郎とは対照的な坂本龍馬の柔軟さ、どちらが正しいかはさておき信念に基づいた生き様が美しい。

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    2021年09月07日
  • SIDOOH―士道― 18
    ネタバレ 購入済み

    高杉晋作と鮫

    高杉晋作の死に向かっていく表情の変化が、鬼気迫る様相から最後は本当に弱々しくなってしまうところまでが高橋ツトムの画力で生々しく表現されている。一方で鮫の切腹も不思議な清々しさがあり心を揺さぶられた。この漫画の登場人物の目力や表情は本当に雄弁。

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    2021年09月07日
  • SIDOOH―士道― 17
    ネタバレ 購入済み

    鮫と源

    銃や刀での戦いの中で隊はバラバラになりつつも、翔太郎と源は進むわけだが、鮫が負傷して雪村兄弟と別れることになる。その際にいつもはふてぶてしい源が子供のように泣きじゃくって別れを嫌がるシーンが印象的。他にも高杉晋作の病魔に侵されつつも自分らしく生き抜く様など印象に残るシーンはあったが、源と鮫の家族のような絆と普段とのギャップに持っていかれた。

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    2021年09月07日
  • SIDOOH―士道― 16
    購入済み

    登場人物の人柄や思いが伝わる

    高杉晋作の病魔に侵されながらも最後の輝きを飄々と放つ姿がとにかく美しい。また、翔太郎はこの巻で何度も覚悟を求められるシーンがあるが、面構えや目力が凛とした色気が放たれている。高橋ツトムの登場人物の描写は単なる線の連なりでなく、思いがのっかているようだ。

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    2021年09月06日
  • SIDOOH―士道― 15
    ネタバレ 購入済み

    雪村兄弟負傷

    翔太郎と源が長州本陣への切り込みに際して負傷したが、いつもよりも緊迫した銃と剣の生々しい戦いに手に汗を握った。単純な剣の実力や武士道といった少し前の価値観が通じなくなりつつあるのが寂しい。

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    2021年09月06日
  • SIDOOH―士道― 14
    購入済み

    土方と源の共闘

    源と土方が二人だけで人質を取られた敵陣に乗り込んで獅子奮迅の戦いを行うシーンが熱い。フィクション部分にもかかわらず、土方だったらこういうセリフを言いそうだとか、武士としての価値観をこういう風に体現しそうだとか、漫画で表現されているところがいちいち納得感がある。幕末の設定で高橋ツトムが漫画を描くだけで、ここまでハズレの巻がないくらい面白い。

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    2021年09月05日
  • SIDOOH―士道― 13
    ネタバレ 購入済み

    盛り沢山

    翔太郎と高杉晋作の戦い、坂本龍馬の暗躍、新撰組の鴨沢芹粛清、西郷隆盛の雌伏、と盛り沢山の巻。幕末好きには史実とフィクションが混じって想像が膨らみたまらないと思う。

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    2021年09月04日
  • GIGANT 9
    購入済み

    大味

    面白くないというわけではないが、戦闘やその後の展開も雑というか大味というか、なんとなく大満足というところまではいかない感じ。この作品の最初の頃の設定の謎や人間関係に対する魅力が後半で力を失ってきたように思える。次巻dr完結とのことだが、ここから盛り返して満足感のある終わりになることを望む。

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    2021年09月04日
  • ダンベル何キロ持てる? 13
    購入済み

    筋トレ女子高生版こち亀

    少しでもトレーニングの解説を絡めれば何でもありなストーリーがかなり面白い。登場人物の見た目や年代は違うものの、こち亀的な縦横無尽さがある。

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    2021年09月04日
  • ちはやふる(47)
    購入済み

    カルタは格闘技

    カルタの試合中はもう専門度が高くなりすぎてちょっとついていけなくなっているが、格闘技のような緊迫感はすごく伝わってくる。ここのところ緊迫感の高い思い話が続いているので、この巻での試合の合間のちはやや新達の人間性が出るやり取りの部分の方が個人的には面白かった。

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    2021年09月01日
  • ハコヅメ~交番女子の逆襲~(18)
    購入済み

    良い話ギャグの絶妙のバランス

    カナの外伝と時系列的につながっていた。一瞬しんみりするところもあったものの、一話完結型の話の中で、日常会話のやりとりや、心の中で思っているセリフで笑わせたり、ほっこりさせたりする作者の構成力は健在。良い話でも教訓臭くせずに適度に下ネタやギャグを挟んでいるところも相変わらず上手い。

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    2021年09月01日
  • 新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実
    購入済み

    是々非々の対応のための教養書

    コロナに関しての分かっていることと分かっていないこと、明確なエビデンスは提示できなくともおそらく推測できること、を提示しており、巷にある歯切れの良い本とは異なり分かりやすさの面では劣る。ただ、事実や科学的態度に基づく真摯な対応の結果であり、実際に白黒つけられない事象に対して恐怖や楽観論を押しつけるのではないこと自体が誠実。コロナの現時点で事実や推測や誤解を示す本でもあるが、メディアリテラシーを鍛えるための本でもある。専門用語も専門家と非専門家の対談形式で噛み砕いて口語で説明があるのもわかりやすくて良かった。

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    2021年08月22日
  • SIDOOH―士道― 12
    購入済み

    登場人物の目力

    高杉晋作の眼が狂気と知略と志を宿しているのが二次元の漫画の表現だけでよく伝わってくるのが素晴らしい。雪村兄弟や他の登場人物についても吹き出しのセリフ以外の眼の表現で想いが分かる。高橋ツトムの独特の線による迫力と相まって、漫画だからこそできる表現を堪能できる。

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    2021年08月22日