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ハッピーエンドで大満足
とにかくハッピーエンドで締まって満足。完結に到るまで、従来のヒーロー像と異なる主人公、タイムトリップ、異星人、などいろんな要素があってまとまっていない印象も受けたが、単なる勧善懲悪ものではない深みがあった作品になったと思う。説教くさいセリフもこの漫画の登場人物が言うとスッと入ってくるのも不思議。単なるバトル少年漫画の域を超えた人間についての物語として清々しい満足感を得ることができた。
Posted by ブクログ
ここまで読んでてホント良かった…!!
「んふふふ、オレは楽しいぜ。」
この巻の感想としては、「とにかくカッコいい」。
絵も戦いも、生き様も。何もかもが「カッコいいなぁ」って思わせます。
世界を救うために。大切な人を守るために。
命を懸けて強大な敵に立ち向かう。
それだけじゃなくて。
一人の人として。絵描きの矜持だけを頼りに一対一の戦いに臨む凧葉のカッコよさは今までになく、それでいて誰もが持っているかもしれないもののように思えます。
凧葉が泥努を圧倒すれば世界は救われる。でもそれは結果でしかなくて。
凧葉が戦うのは、限界を超えて「絵」と魂をぶつけ合うのは、偏に絵を、絵を描く事が素晴らしいと思っているから、それを泥努に分かってほしいと願う、ただそれだけのためなのでしょう。
だからこそ泥努を励ましもするし(世界がかかっているともいえるのに!)、彼の絵を正しく評価もする。ただ分かり合うために。
…凧葉を奮起させる泥努も熱い。…そもそも泥努自身は偏屈を極めているものの、素は正々堂々、道理の通らない事は好まない性なのでしょう。
「絵を描く」という行為がこんなにも熱く、カッコよく、そして鮮烈に思えたのは初めての事です。
渦を巻いて描きあがっていく絵がホントに凄い…。
「良い…………勝負だった。」の一言には、私も大きく頷いたものです。
結果として。
「どうしてこうなったのか」と涙を流す凧葉こそが、全てを解決したのだな、と。
そこから解き解れていく物語がどこか爽やかさを感じさせてなりません。
異星人との結末も含め、本当にいい物語でした。
藤田先生、スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。是非また新しい物語にてお会いできることを。
最終巻にして最高!
とても面白かったです。
藤田先生の作品は、恋愛が物語の根底にあることが多いと感じていましたが、今回の主人公は坂巻泥土なんじゃないかと思うくらい、深く掘り下げていました。
読了感がとても良い作品でした。
絵描きバトルが熱い
初期はホラーテイストが強く子供たちは怖がっていましたが、最後はとても胸が熱くなりました。