【感想・ネタバレ】双亡亭壊すべし 1のレビュー

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Posted by ブクログ

10巻まで一気読み。
むちゃくちゃやばい。こんな世界を絵にするってどんな気持ちなんだろうか。どんどん謎が明らかになっていく爽快感とどんどん新たな謎が現れるもどかしさ。
話にのみこまれていく感覚がおもしろくもぞくっとした。

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2021年08月25日

無料版購入済み

うしおととら や からくりサーカスで知られる藤田氏の真骨頂を目撃せよ
特殊な力に呪われた屋敷を壊す漫画と聞けばあなたはどう思うだろう。想像すらできまい

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2021年03月29日

購入済み

先ず読めっ!

昨年は藤田先生の原画展も観に行ってきて、ますますこれからも藤田先生の世界観を味わいたいなーと実感。
双亡亭もどんどんと二転三転していって、まさかの展開になりつつも、ラストでどんな『未来』を読者に繋げていくのか楽しみです。
今回も藤田先生の作品あるある表現の『弱かった主人公が勇気を持って立ち向かう瞬間』に目力をもって「ぐんっ!」と身体を起こして見据えるシーンが読めただけでも大興奮してしまいましたw

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2020年05月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 自衛隊の爆撃をも物ともせず、中に入る者たちを取り込み化け物に変えてしまう。
 そんな化け物屋敷・双亡亭を壊すべく立ち上がった人々の群像劇的物語である。主人公は(おそらくは)三人だが、基本線は群像劇と見ていいだろう。

 それにしても、物語が開いていくワクワク感は素晴らしいものがある。
 藤田さんが描く絵の濃さ、ホラー描写の巧みさも影響しているのだろうが、何よりストーリーテリングの手並みが本当に優れている。
 おぞましき屋敷に因縁を持つ総理が、自身の手で双亡亭壊すべしと述べ、賞金を懸ける。
 双亡亭に父を食われた少年・緑朗は双亡亭を壊しうる人との出会いを得て、双亡亭を目指す。
 双亡亭爆撃の夜、45年前に行方不明となった旅客機に乗って現れた少年・青一は、その身をドリル状に変形して魔を撃つ。彼は緑朗と共に双亡亭を目指す。
 そんな彼らの陰に隠れて、美大出身のただの人である凧葉は、ほんの弾みで言ってしまった言葉の責任にとらわれている。だが、今は彼は双亡亭を目指していない。

 そんな彼らの群像劇は、同時進行で二つの物語を描きながら、そのそれぞれを丹念に描くことで中断のわずらわしさがなく、一方でテンポ感も良い。
 日本のトップが軍隊を使っても壊せない家。その怪異を解決するという物語の主題も、子供への訴求力はかなり高い印象だ。
 また、何より絵の力強さが尋常ではない。一個一個の描写が持つ力には惹きつけられた。
 正直に述べれば、最初に読んだ際(三巻までまとめ読みしている)、風呂に入るのが少し怖かったくらい(笑)にはホラーめいた作品だ。

 大変優れた物語のスタートである。星五つでぜひ評価したい。

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2019年04月18日

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入ると呪われる館、双亡亭とそれにトリツカレタ人たちの物語。売れない作家、父親を館に殺された少年と巫女として強い力を持つその姉、40年前の航空機に乗っていた少年……彼らが目指すべき双亡亭はなんなのか。
単語だけ語られ、核心をはぐらかされる展開がなかなかに面白かった。

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2019年01月11日

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藤田最新作はぞくぞくする。昔ながらのホラーな感じを再び前面に押し出すが、やっぱり登場人物が生きてると言うか熱い。怖いからおっかなびっくり読んでいる感じがする。

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2018年07月25日

購入済み

『うしおととら』以来の

快作となる予感がする!

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2017年10月27日

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大正時代より都下に建つ謎めいた廃屋「双亡亭」。
人を喰らうという噂のその屋敷は巨大な鉄球を撃ちこもうが空爆を仕掛けようが何をしようが絶対に壊れない最凶にして最恐のお化け屋敷。
昔日双亡亭に幼馴染の少女を取り殺された防衛大臣と総理は、職権乱用と公私混同を極めて、下記を合言葉に起ち上がる。
「双亡亭壊すべし!」

とにかく双亡亭の存在感がすごい。圧倒的に不気味。屋敷の猟奇的かつ芸術的な造形が廃墟マニアの心をくすぐる。
天井で途切れた階段や宙に聳える帽子掛け、濠を巡らした肖像画の為の小部屋など、軍艦島や九龍城塞、零シリーズなどホラーゲームに出てくるカオス構造の家屋に惹きつけられる向きの読者にはたまらないギミックが随所に仕込まれている。
双亡亭を壊さんと古今東西から馳せ参じたキャラが濃すぎる霊能者たちも凄い。全員とち狂ってるといっても過言ではない言動と顔芸のイカレっぷりで魅せてくれます。
貧乏絵描き・凧葉とJK巫女・紅の年の差コンビのコミカルな掛け合いも微笑ましく、ユーモアと恐怖とがミックスされてぐいぐい読める。
今後の展開から目がはなせません!

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2017年08月24日

Posted by ブクログ

なんだかよく分からないワクワク感が私を襲う!!

昔のホラー漫画読んでるようででもキャラの温かみもあって面白かったです!

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2017年01月20日

Posted by ブクログ

幽霊屋敷vs国家というワンダーの圧倒的なツカミパワー。ツカミが強すぎるだけに将来話がこの双亡亭から遊離したらという心配もあるけど、気が早いか。とにかく次巻「内側」が楽しみ。

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2016年12月01日

ai

購入済み

いい始まり方です

うしおととらよりは怖い
化け物屋敷にかなりエグい描写もある和風ホラーで、今ではこういうの大好きですが、子供のころだったら読めなかったかもしれない
でもすごく導入と登場人物たちはいいです

凧はは藤田さんお得意の人情のある男で
紅は短髪純情な闘う巫女さんで女子高生と日輪やエレオノールと同じくらい魅力的
禄郎はただの無垢な子供だと思ったらたまに見せる狂気の顔がただの脇役ではないと感じさせる

青一は戦闘時手がドリルに変形して潮や鳴海と同じくらい格好良く闘う姿と普段の無垢さがいい

2巻の終わり方はこれからどうなってしまうんだろうという感じですが、次巻を待ちましょう

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2016年11月28日

Posted by ブクログ

藤田和日郎『双亡亭壊すべし』(小学館)はホラー漫画。週刊少年サンデー連載作品。双亡亭という古くからある屋敷を壊すことを目指す。東京都沼半井町に佇む屋敷・双亡亭は大正時代より存在し、幽霊屋敷として噂されていた。中に入った人はとりつかれてしまう。警察官も入っているが、失敗している。

破壊を目指す物語であるが、むしろ簡単に破壊されないことを期待する。日本の建築不動産業界は安直にスクラップアンドビルドを繰り返してきた。暴力的な地上げも行われてきた。それ故に屋敷を破壊しようとする人々が返り討ちにあう展開を期待したくなる。そもそも壊さなければならない理由が分からない。封印する方が良いのではないか。現状では破壊しようとして逆に被害を出している。土建国家の救い難い業を感じる。

同じ週刊少年サンデーには『GS美神 極楽大作戦!!』という連載作品があった。バブル経済の残り香を感じる作品で、不動産業者らの依頼を受け、開発の妨げになる不動産にとりついた霊を祓っていた。霊を祓う側が主人公側という構図は同じであるが、『極楽大作戦』では簡単に倒される敵であったものが、本作品では強敵である。開発至上主義が批判され、開発に対する感覚が変わってきていることを感じさせる。

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2019年12月30日

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大正の頃より存在する、どんな破壊工作を行っても壊れることの無い「双亡亭」。入った者は「魔」に取り憑かれ、屋敷に引き込まれる奇怪な体験をしている…
屋敷そばに住む貧乏な絵本作家の卵・凧葉は心を通わせた少年とその父親が屋敷の「被害」に遭うのを目撃し、騒動に巻き込まれることとなる。

初っ端から、あれよあれよという間に「異形の世界」に読者を惹きつけるという点では、その熱量といい不気味さといい、過去最高かもしれない。
ところどころ「うしおととら」を思わせる90年代のノリのシーンがあってああ藤田和日郎ワールドだなあ。

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2019年03月01日

Posted by ブクログ

からくりサーカスは合わなかったが、こちらはかなり面白かった。異様な迫力のある漫画だ。続きを読みたい。

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2018年06月21日

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さすが藤田和日郎、先の読めないわくわく感のある導入がすごい。相変わらずな古臭い絵柄や台詞回しがクセになる。清一は「とら」みたいなマスコットキャラになりそう。

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2016年09月18日

Posted by ブクログ

久しぶりに手に取った藤田和日郎さんの新作。
藤田作品らしいおどろおどろしさ・グロさはそのままに、
何とも心地よい疾走感を覚える作品ですね〜。
物語の中心にドンと重厚に居座る「双亡亭」を中心に、
螺旋を描いて突っ走るような、スピード感と爽快感が伝わってきます。
その行き着く先には何があるのか…これからが楽しみですw。

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2019年05月31日

Posted by ブクログ

藤田和日郎新作。
始まったばかりで、まだまだわからないことばかり。わかっているのは、お化け屋敷「双亡亭」を壊すことだけ。
タイトルそのまんまじゃねーか。

頭の童歌が非常におっかないですね。大正時代の画家が建てたという双亡亭。その画家さんのことを歌ったんだろうけど。それ以前からの因縁とかありそうな、なさそうな。何はともあれ、続き期待大です。うしとらのからくり人形のように、けっこうホラーごぎつかったりするからね。

眼窩を内側から両手でひろげちゃだめですよ。

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2016年08月19日

Posted by ブクログ

前作不評だった部分を修正してきたのかな。ヒロインをわかりやすく、つかみを派手に。エンゲキブ→ジョガクセー。過去3作の良いとこ取りになりそうな予感。作者の物語能力は信頼してるので続きは楽しみ。

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2016年07月18日

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